HOW TO 2018.10.01

シャツこそオーダーすべき理由

シャツこそオーダーすべき理由

正しいサイジングのシャツがスーツを美しく見せてくれます

スーツがジャストフィットしていても、首周りがゆるんでいてはだらしなく見えてしまいます。シャツが正しいサイジングでフィットしていないと、スーツ姿がきちんと美しく見えないのです。たとえば胸周りのシャツが余ってVゾーンに余計なシワが入っていたり、スリーブが太過ぎて袖の中でゴワついたり、袖丈が短すぎたり長過ぎたりしてもいけません。せっかくのスーツを活かすためには、正しいサイズのシャツを着ることが大切です。

一般的な既製品シャツの場合、首周りのサイズと、袖丈の組み合わせで選ぶことが多いもの。最近では「スリムフィット」ボディが選べるものも増えてきました。しかしながら自分の体各部の正しいサイズを知って、ジャストフィットするシャツを選ぶのはなかなかに難しいものです。ならばオーダーで仕立てるのが近道というもの。スーツ同様、シャツの正しいフィッティングを知れば、自分の身体にぴったりのシャツを気軽にオーダーできるはずです。

シャツこそオーダーすべき理由

シャツの正しいフィッティングを知る

正しいシャツのサイズは、各部のフィッティングから見きわめます。首周りに隙間がなく、袖口の位置が適正かどうかはメジャーで計測して判断しましょう。ボディに余計なシワが入らないシルエットは、胸板やお腹周りが個々人で異なるので、普段着用しているシャツのフィッティングを参考に選びます。細身の方でも、多少余裕があるほうがお好みならばレギュラーシルエットを選んでも構いません。最低限、知っておくべきサイズは以下のとおりです。

・首周り
シャツの第一ボタンを留めたとき、首とシャツの間に余分な隙間がなく吸い付くようにフィットするのが正しいサイズです。喉ぼとけのすぐ下を通る位置で首回りをぐるりと一周計測し、ゆとり分として+2cmします。愛用のシャツがあるなら、ボタンをはずして襟を平らに開き、左の第一ボタン中心から、右のボタンホールの中心位置までを計測します。

  • シャツこそオーダーすべき理由
  • シャツこそオーダーすべき理由

・裄丈
手持ちのシャツでちょうどいいサイズがあれば、後ろ襟の中心から肩先を通って、袖の先端までの裄丈(ゆきたけ)を計測するとよいでしょう。実際に採寸するなら、首と背中の境目にある出っ張った骨(頚椎)を起点に、肩先を通って手首のくるぶしに+3cmした長さを基準にします。体格の良い方の場合、腕の筋肉の付き方などを考慮して余裕をとったほうが良いこともあります。一般的にジャケットの袖口からシャツ袖が覗く長さは1cm程度ですが、体格によっては少し長めのほうがバランスが良く見えることもあるので調整してみることをおすすめします。

・ボディ
Vゾーンから覗く胸元に大きなシワが入って余っているのはいけません。胸周りを計測したヌード寸+18cmをレギュラーフィット、±2cm程度をスリムフィット、ゆったりフィットとするのが一般的です。体格の良い方が細身に着るならレギュラーを、細身の方がゆったり着るならレギュラーフィットを選びます。

シャツこそオーダーすべき理由

襟型やディテールデザインは、着用シーンに合わせて選びます

たとえばタイドアップするシャツとノータイで着るシャツに、それぞれに相応しい襟型があるように、フォーマル用やカジュアル用など、着用シーンに合わせて襟型を選ぶことが大切です。その他、前立てやポケットなどディテールデザインにも、ドレス用、カジュアル用などそれぞれに用途があります。どのようなシーンで着用するシャツなのかを決めれば、自然とシャツのデザインは決まってくるので、オーダーする際にも迷うことは無いはずです。

シャツこそオーダーすべき理由

・ビジネスに相応しいシャツのデザイン
襟型はレギュラー〜ワイドまで、襟羽根の開き角度を好みで選びます。一般的なビジネススタイルではセミワイドを選びますが、すこしモダンに着るならワイドカラーを、クラシックに着るならレギュラーを選びましょう。クールビズなどノータイで着るなら、カッタウェイやボタンダウンなどが襟羽根が横に開かないので上品に着こなせます。シャツの前立てや、ポケットは無いもののほうがドレッシーとされますが、IDカードなどを収納するのに便利ということで、ビジネスシャツの場合ポケット付きを選ぶ方も少なくないようです。

シャツこそオーダーすべき理由

・カジュアルに相応しいシャツのデザイン
ノータイのときに襟元が開きすぎないボタンダウンカラーをビジネスで着用する方もいらっしゃいますが、一般的にボタンダウンシャツはカジュアル用です。ラウンドカラーやショートポイントレギュラーなども、スポーティな襟元が個性を表現するので休日用のシャツとしておすすめです。ノータイでカジュアルに着るなら、前立てやポケットなども自由に選んで良いでしょう。

シャツこそオーダーすべき理由

・フォーマルに相応しいシャツのデザイン
礼装に合わせるならウイングカラーが定番です。タブカラーやピンホールカラーなどタイドアップした襟元をタイトに仕上げるシャツもフォーマル向きですが、エグゼクティブのビジネススタイルに着用する方もいらっしゃいます。ボウタイをするようなフォーマルスタイルには比翼仕立てを選んだり、胸に切り替えやプリーツ入のブザムを付けることもあります。

シャツこそオーダーすべき理由

オプションはオーダーシャツならではの醍醐味です

正しいサイズを確実に得られるオーダーシャツを註文するなら、ぜひともオーダーならではの醍醐味を追加していただきたいものです。それはボタンの素材選びやネーム刺繍。既製品でも正しいフィッティングを得られる標準体型の方もいると思われますが、オプションを利用することでオーダーシャツであることがわかります。貝ボタンのなかでも最高級とされる白蝶貝は艶と輝きが段違いなのでシャツの品格をより高めてくれますし、ネーム刺繍は自分だけの一枚をアピールするもの。ジャケットを脱いだときにジャストフィットしたシャツにさりげなくネーム刺繍が入っていると、オーダーシャツを着ていることを自ら口にせずともシャツが雄弁に語ってくれるでしょう。ぜひとも利用したいものです。

シャツこそオーダーすべき理由