40代のスーツはどう選ぶ?選ぶポイントと年齢に合った着こなし方
年齢を重ねていくと、スーツの着こなし方にも変化を求めたいものです。40代のスーツ選びの相場や、着こなしのポイントを紹介します。色柄やジャケットのスタイルにも気を配り、部下から憧れられる大人のスーツを選びましょう。
40代のスーツ選びの基本
40代にもなれば、取引先や後輩、部下からの視線も意識したいところでしょう。着こなしによって、人が与えるイメージは大きく変わるため、日頃のスーツスタイルは重要です。
年齢を重ねた大人のスーツ選びのポイントや、価格の相場などを紹介します。
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役職や年齢に合わせる
ビジネスシーンにおける40代は、取引先の役職者と会う機会が増えたり、後輩や部下を指導したりする立場になることが多くなります。
そのため、新人のように若くフレッシュな着こなしでは、年齢とのギャップが生じ、違和感を与えてしまいます。
役職を得て、プレイヤーからマネージャーへと立場が変われば、華やかさよりも、どっしり構えて頼れる雰囲気が求められます。少し落ち着いたイメージや、信頼性の高い印象を与えるスーツ選びを心がけましょう。
スーツの相場は5万円から9万円
スーツは生地や仕立てによって値段が変わります。特に、シルエットを美しく見せるために、『仕立て』は重要な要素となります。
安すぎるスーツは、見た目で分かってしまうものです。40代であれば、安価なスーツではなく、多少値が張っても品質の良いスーツが好ましいでしょう。
生地や仕立てを良質なものにするのであれば、相場は5〜9万円です。自分の好みやスーツの醸し出す雰囲気などを考慮し、店員に相談しながら決めると良いでしょう。
【40代におすすめ】スーツの色や柄
役職の就く世代が多い40代が着用する、おすすめのスーツの色や柄を紹介します。定番の色だけでなく、着こなしをランクアップさせるベージュやチェック柄にも注目して見ていきましょう。
定番の『ネイビー』や『グレー』
ビジネスシーンに定番である『ネイビー』や『グレー』のスーツは、40代であっても使い勝手の良いアイテムです。20〜30代とはまた違い、艶感のある大人の色気を演出できます。
濃い色だと品格や落ち着いた印象を強く与え、薄い色になるにつれ、信頼感を保ちつつも、おしゃれで明るいスタイルになるでしょう。
『ネイビー』は、誠実で知的なイメージを醸し出しますが、40代が着こなすことで、若々しくも品格があるように見えます。
また、柔らかくやさしい雰囲気を備えている色が『グレー』です。親近感のある色合いのため、部下が相談しやすい雰囲気を演出したいときにおすすめです。
『ベージュ』で上品に季節感を演出
茶色に白みを加えた『ベージュ』のスーツであれば、季節感を演出したワンランク上の着こなしが可能です。『アースカラー』とも呼ばれ、自然と共存した美しい色が特徴です。
定番の『ネイビー』や『グレー』と比べ、着用したことがある人は少ないかもしれません。だからこそ、普段のラインアップに取り入れると、あか抜けた雰囲気になるでしょう。
この色が感じさせる効果は、安定や安心感です。暖色系のやさしいイメージは、スーツに取り入れると落ち着いた大人の印象を与えます。
40代には『チェック柄』もおすすめ
『チェック柄』はカジュアル度が強くなるため、ビジネスシーンでは敬遠されがちです。しかし、ダーク系の色に合わせると、品格を保ったままおしゃれを楽しめる柄になるでしょう。
特に『グレンチェック』は、大人の着こなしに似合う定番の『チェック柄』です。この柄は、『千鳥格子』と、髪の毛のように細い『ヘアライン』チェックの組み合わせでできています。
格子の大きな『チェック柄』よりも目立たず、さりげない華やかさを取り入れられるでしょう。
『ダブル』や『スリーピース』にも挑戦しよう
一般的にあまり着用されない種類のスーツを選ぶことでも、ベテラン感や大人の印象を演出できます。
おしゃれの枠を広げるためにも、『ダブルスーツ』や『スリーピーススーツ』に挑戦してみてはいかがでしょうか。それぞれの概要や特徴を説明します。
見た目に重厚感の出る『ダブルスーツ』
『ダブルスーツ』は、ジャケット前面のボタンの配列が2列になっているものです。コートに似た形で体をしっかり覆うため、秋冬に着用する機会が多くなります。
シングルスーツに比べ、重厚感が感じられるスーツで見た目はどっしりとしていますが、ファッション性の高いタイトなシルエットが特徴です。
また、Vゾーンがシングルスーツよりも狭くなることから、体を大きく見せられるため、頼れる『リーダー感』を演出できるでしょう。
おしゃれの幅が広がる『スリーピーススーツ』
ジャケットとベスト、パンツの3点がそろった『スリーピーススーツ』は、フォーマル度の高いスタイルです。ビジネスシーンだけでなく、結婚式などのパーティーシーンにも利用できます。
ベストを着れば引き締まったシルエットが得られるだけでなく、Vゾーンに奥行きが生まれ、立体的にたくましく見せる効果もあるのです。
ベストに柄を入れたり、色を変えたりすれば、おしゃれの幅を広げられます。うまく着こなせば、ベテランの雰囲気を演出できるでしょう。
また、季節の変わり目で急な気温の変化があった場合でも、ベストの着脱で温度調整が簡単にできます。
40代のスーツスタイルを格上げする小技
40代になると、ビジネスシーンでの装いもさらなる洗練が求められます。 ここでは、スーツスタイルをワンランク上に引き上げるための簡単ながら効果的な小技をご紹介します。 具体的には、以下がポイントです。
アクセサリーでワンポイントのおしゃれを楽しむ 靴とベルトの色を合わせる シャツやネクタイにこだわるそれぞれ詳しく見てみましょう。
アクセサリーを上手に使う
スーツスタイルにおけるアクセサリー選びは、その人のセンスが現れるポイントです。例えば、カフスリンクスやタイピンは、単なる実用品としてだけでなく、個性や洗練された印象をプラスするアイテムとして重宝されます。 40代では、品質の良い素材や洗練されたデザインを選ぶことで、ビジネスシーンでの信頼感や尊敬を集められます。 カフリンクスを選ぶ際には、シャツのカフスとの相性を考え、タイピンはスーツやネクタイの色と調和するものを選びましょう。アクセサリーを取り入れることで、大人の魅力を演出できますよ。
靴とベルトの色を統一する
スーツを着こなす上で、靴とベルトの色を統一することは、全体の印象を引き締めるために重要です。 色の統一は、見た目の調和を生み出し、スタイリッシュな印象を与えます。 ダークカラーのスーツを着用する場合、ブラックやダークブラウンなどの靴とベルトを選ぶことで、よりフォーマルで統一感のある印象に。 カジュアルなビジネスシーンでは、少し明るめのブラウンやキャメルカラーを選ぶことで、親しみやすさや柔軟性をアピールすることもできます。
シャツとネクタイ選びにこだわる
シャツとネクタイは、スーツスタイルの印象を大きく左右します。清潔感のある白やライトブルーは、どんなスーツにも合わせやすく、ビジネスシーンでの基本カラーです。 シャツに加えて、ネクタイの色柄にこだわることで、より個性的でスタイリッシュな印象を演出できます。 一般的には、ネクタイはスーツの色に合わせて選ぶことが基本です。一方少し冒険をして、パターンや素材に変化をつけ、見る人に新鮮な印象を与えるのも面白いですね。 季節やシーンに応じて、シルクやウールなど素材を変えることでも、より洗練されたスタイルを楽しめます。
品のある大人の着こなしポイント
大人のスタイルを見せるためには、品格が重要です。40代が上品でおしゃれに着こなすポイントを紹介します。
色の数を入れすぎない
落ち着きの中にも華やかさを取り入れようとして、色の種類を多数取り入れてしまうことがあります。しかし、これはかえって逆効果で、場合によっては下品に見えてしまう可能性があります。
スーツ・シャツ・ネクタイの全体を2〜3色でまとめるのがベストです。それ以上の色を入れると、全体的にまとまりのないスタイルになってしまいます。
配色はスーツにダーク系を選択し、Vゾーンにアクセントカラーを入れます。シャツにパステルカラーを取り入れると、若々しい雰囲気を演出できるでしょう。
柄をうるさくしすぎない
コーディネートの中で、全てのアイテムに柄を入れると、まとまりがなく派手な印象を与えてしまいます。
柄を選択する際は、スーツ・シャツ・ネクタイのいずれかに1〜2個までがベストです。
柄に柄を合わせる着こなしは、きれいにマッチすれば華やさを演出できますが、上級の着こなしであるため、誰にでもおすすめできるものではありません。
頼られるようなスマートな着こなしをするのであれば、シンプルにまとめた方が上品に表現できるでしょう。
スーツのトレンドを把握しよう
おしゃれの周期があるように、スーツにもはやり廃りがあります。5年程度でトレンドが変わるため、この頻度で買い替えを意識すると良いでしょう。
できる限り時代に合ったスーツを着用することで、若々しさやおしゃれな印象を与えられます。
例えば、トレンドによってタイトなシルエットのスーツが主流になる時代もあれば、ビッグシルエットがはやる時代もあります。
技術の進歩から素材も変化し、より汚れにくく水に強い素材でできたスーツなども登場するでしょう。
スーツのトレンドは、店頭やCMで確認できます。有名なモデルの着こなしなどもチェックしてみましょう。
40代のスーツ選びで避けるべきこと
40代の方がスーツ選びで気を付けるべきポイントはいくつかあります。とりわけ、以下の3点には注意が必要です。
要注意ポイント | 解説 |
---|---|
安すぎるスーツを着る | 質や仕立ての品質が十分でないことがある |
昔(20代)着ていたスーツを着続ける | 40代の社会的地位・立場に合わない |
体型に合わないスーツを着る | スーツはサイズ感が重要で体に合わないものは美観を損ねる |
社会的な立場や個人の魅力を最大限に引き出すために、どのようなスーツを避けるべきか、具体的に見てみましょう。
1.安すぎるスーツ
40代において、スーツは単なるビジネスウェアを超え、個人の価値観や社会的地位を象徴するアイテムとなります。そのため、極端に安価なスーツの選択は避けた方が無難です。 安いスーツは、質や仕立てにおいて、信頼感や落ち着きといった大人の魅力を十分に表現できないことが多いです。 適切な価格帯のスーツを選ぶことで、上質な素材感や洗練されたデザインが、着る人の内面の余裕を演出します。 さらに、質の良いスーツは長持ちするため、長期的な視点で見ればコストパフォーマンスにも優れています。適切な投資を行い、自分自身を高めるスーツ選びを心がけましょう。
2.フレッシュ感のあるスーツ
20代の頃のスーツは、40代では避けた方が良いでしょう。年齢を重ねるにつれ、落ち着いた色柄のスーツがよりふさわしくなります。 明るい色や華やかな柄は若々しさをアピールする効果がありますが、40代の方にはふさわしくありません。代わりに、深みのある色合いやシンプルながらも品のあるデザインを選ぶことで、成熟した大人の魅力を引き立てられます。 また、トレンドに左右されないクラシックなデザインを選ぶことで、長く愛用できるスーツを手に入れることが可能です。
3.体型に合わないスーツ
体型は年齢とともに変化してするものです。 40代になった今、過去に購入したスーツが現在の体型に合っていない可能性があります。ジャケットやパンツのサイズが体型に合っていない場合、見た目の印象が大きく損なわれます。 ジャケットの肩幅や袖丈、パンツのウエストや丈などは、体型に合っていなければなりません。 オーダーメイドやセミオーダーのスーツを検討することも一つの手段です。自分の体型にぴったり合ったスーツを選べるため、ビジネススタイルの印象を格段に向上させられます。 体型の変化を受け入れ、現在の自分に最適なスーツを選ぶことが、より魅力的に着こなすために大切です。
40代のスーツ選びに関するよくあるQ&A
40代のお客様からKASHIYAMAによく寄せられる疑問について、Q&Aをご紹介します。年代特有の悩みに応えるためのポイントを詳しく掘り下げていきましょう。
40代からはオーダースーツを着用すべきですか?
オーダースーツは、年齢を問わず多くの方に選ばれています。 40代の方々にとっては、大人の魅力を最大限に引き出すための選択肢となるでしょう。 この年代になると、自分だけのスタイルを確立したい、個性を大切にしたいと考える方が増えます。オーダースーツは、そんな願いを叶えるために最適な選択です。 素材やデザインを自由に選べるため、自分だけのオリジナリティあふれるスーツを仕立てられ、体型にぴったりとフィットすることで、見た目にも自信を持てます。 大人の魅力を存分に発揮するためにも、オーダースーツの着用はおすすめです。
オーダースーツの相場はどのくらいですか?
実は、オーダースーツの価格は幅広く、一言で表すのは難しいです。 一般的には、3万円前後から10万円程度のものが主流となっています。 高価なイメージもあるオーダースーツですが、実は手に入れやすい価格帯の商品も豊富です。 例えば、KASHIYAMAでは、質の高いオーダースーツをリーズナブルな価格で提供しており、多くの方に選ばれています。予算に応じて、自分に合ったオーダースーツを見つけることが可能です。
自分に合うスーツを選ぶにはどのような方法がありますか?
自分に合ったスーツを選ぶためには、専門店のスタッフと相談するのが一番。 スーツ選びにおいて重要なのは、自分の体型や好み、用途を正確に伝えることです。専門知識を持つスタッフは、そうした情報をもとに、最適なスーツを提案してくれます。 オーダースーツを選ぶ際には、素材やデザインだけでなく、着用するシーンや季節も考慮しましょう。自分だけのスタイルを追求しつつ実用性も重視することで、長く愛用できるスーツを見つけられます。 スーツ選びは、自分を表現する大切な手段の一つです。専門店のスタッフとも相談しながら、自分にぴったりの一着を見つけましょう。
部下から憧れられるスーツ選びを
40代のスーツ選びには、大人の落ち着いたイメージを与えることをテーマとした着こなしが大切です。そのためにも、できる限り品質の高いものを身にまといましょう。
定番の『シングルスーツ』も良いですが、『ダブルスーツ』や『スリーピーススーツ』を着用すると、ベテランの雰囲気を演出できます。
また、若作りの中にも品格に対する意識が重要です。色や柄は入れすぎず、トレンドも押さえた着こなしが良いでしょう。
この記事を参考にしつつ、後輩や部下から憧れられるスーツ選びにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。