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スーツの胸ポケットにペンはNG?歴史を知って知的な着こなしに
2023.04.09 SUN

スーツの胸ポケットにペンはNG?歴史を知って知的な着こなしに

胸ポケットにペンを挿すビジネスマンも多いでしょうが、実は意外なものを入れるために作られました。これを知れば、明日からスーツをより知的に着こなせるようになるでしょう。胸ポケットが作られた目的や役割、歴史を紹介します。

スーツの胸ポケットの役割と歴史

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今は当たり前に付いている胸ポケットですが、もともとはどのように使われていたのでしょうか。本来の活用方法と、スーツの歴史を見ていきましょう。

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ペンやスマホはNG。ポケットチーフを入れるもの

スーツの胸ポケットに、社員証やボールペン、スマホなどを入れる人は多いのではないでしょうか。しかし、胸ポケットに挿して良いのは本来『ポケットチーフのみ』です。

小物を入れるとシルエットが崩れてしまいます。物の重さで伸びた生地は、簡単には元に戻りません。ポケットチーフであれば、型崩れを起こすこともありません。

ジャケットだけでなくパンツのポケットも同じく、常に物を入れた状態にしていると、何も入れていなくても膨らんでしまいます。

また、左右どちらかに偏って見えてしまうなど、端正なスーツが台無しです。

始まりはコートに入れたグローブ

もともとスーツに胸ポケットは付いておらず、由来は19世紀半ばのコートだといわれています。しかも、中に入れるものはグローブが常識でした。

1920年代になると、社交界のパーティーで女性が装飾の目的でハンカチを利用していました。

これを見た男性にもハンカチを持ちたいというニーズが高まり、スーツの胸にポケットが作られ、ポケットチーフが入れられるようになったのです。

ポケットチーフの基礎知識

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ハンカチや一般の布と違い、ポケットチーフにはどのような特徴があるのでしょうか。歴史や与える効果など、基礎知識について紹介します。

ポケットチーフの歴史

ポケットチーフの起源とされるハンカチですが、もともとは競技を始める際に振られたり、顔を拭いたりする目的で使用されていました。

しかし、15世紀にフランスの船員が中国から持ち帰った麻布を、肩飾りや袖上に挿し込んだことから、アクセサリーとして認識されるようになったという説があります。

ハンカチの形は、だ円や三角形などさまざまでした。しかし、1785年にフランスのルイ16世が国内のハンカチを全て正方形に統一したため、現代までこれが主流となっています。

ハンカチとは別物

ポケットチーフは、ハンカチに由来してはいますが、二つは似ているようで別物です。

用途が異なり、ハンカチは手を拭いたり汗を拭ったりするときに使用されます。主にコットンで作られ、大きさは45〜50cm四方程度です。

一方、ポケットチーフは胸元を飾る装飾品として利用されています。素材はシルクやリネンであり、30〜45cm四方のサイズになります。

ポケットチーフをハンカチで代用すると、厚みがあるためポケットが膨らんでしまうでしょう。マナー違反とまではいえないものの、おすすめできません。

華やかさが演出できる

ポケットチーフを挿すことで、胸元に華やかさを加えることが可能です。

また、スーツ全体の印象にまとまりを与えたり、おしゃれに見せたりする効果があります。シーンに合わせて色や折り方を変えるなど、バリエーションはさまざまです。

胸元がボリュームアップすると、スーツ全体の立体感が増します。仕立ての良いジャケットは立体的に見えることから、ポケットチーフでスーツ全体を美しく見せる効果もあるのです。

結婚式以外でも使える

華やかさが演出できることからも、ポケットチーフといえば結婚式や二次会のパーティーで使用するものだと思う人がいるかもしれません。または、入学式や成人式などのセレモニーのみでしか挿さないと思われがちです。

しかし、これは誤解であり、海外では日常的なビジネスシーンにも利用されています。商談やプレゼンなど特別な日だけでなく、日々のコーディネートに取り入れられているのです。

日本でも就職活動や葬式など、着飾る必要のない場合を除き、普段使いのスーツにも利用できます。

地味になりがちなダーク系のビジネススーツに合わせれば、たちまち鮮やかなムードに変身します。フォーマルさを保ちたい場合は、無地にしたり、目立たない折り方にしたりすれば良いでしょう。

ポケットチーフの素材

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ポケットチーフにはさまざまな種類がありますが、どれを選べば良いか迷う人もいるかもしれません。作られる素材によっても特徴が変わります。どのような種類があるのか見ていきましょう。

フォーマルには定番の『リネン』『シルク』

リネン素材は形状が崩れにくく、ビジネスシーンや結婚式など汎用的に使える定番の素材です。他の素材と比べ、柄がしっかりと見える特徴があります。

色の見栄えがマットな質感になるため、フォーマルなシーンでも合わせやすいでしょう。

一方、シルク素材はエレガントな印象を与え、サラサラとした手触りと艶のある光沢感が特徴です。

ゴージャスな雰囲気を演出できる素材であり、パーティーや結婚式の二次会などの特別なシーンで活躍します。

どちらもそれぞれのシーンによって効果を発揮できるため、できる限り2種類を使い分けると便利でしょう。

『コットン』『ウール』でカジュアル

ポケットチーフにはリネンやシルク以外にも、季節に合わせた素材で作られたものもあります。

例えば、コットン素材のものは風通しが良く、吸湿性にも優れているため、春夏のパーティーシーンにおすすめです。カジュアルな印象が強く、あまり派手に見せたくない場合に活躍するでしょう。

秋冬にはウール素材のポケットチーフが相性抜群です。暖色系を選択すれば、柔らかな見た目を与える質感と相まって、大人の雰囲気を演出できます。

ポケットチーフの選び方

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ネクタイと同様に、ポケットチーフは色と柄の組み合わせで無数の種類があります。どのように選べば良いのか、色やシーンに合わせたポイントを紹介します。

色はネクタイに合わせる

スーツ全体のバランスを統一するために、ポケットチーフの色はネクタイと合わせることをおすすめします。

シャツとポケットチーフ、ネクタイをそれぞれ別の色で合わせる方法もありますが、これは上級者向けの着こなしです。ネクタイと同色のものを選択すれば、まず間違いはないでしょう。

例えば、ネクタイとポケットチーフをブルー系で統一すると、全体的に爽やかなイメージになります。パープルやピンクにすると、エレガントな雰囲気を演出できるでしょう。

シーンに合わせて色を選択することも大切です。結婚式などの格式高い場面では白もしくはシルバーが適しています。正装の色であり、場の空気にふさわしい華やかな印象を与えます。

柄は無地が定番

ポケットチーフは柄物ではなく、『無地』が定番です。派手なものを選択すると、全体の着こなしバランスを乱してしまう恐れがあるため、無地でさりげなく色合いのおしゃれを加えるのが良いでしょう。

特に、結婚式やフォーマル度が高いイベントでは、無地が正装です。

どうしても柄物のポケットチーフを取り入れたい場合は、着こなしのイメージが必要です。

無難な着こなしとしては、ネクタイと柄を合わせる方法です。柄が大きいとカジュアル、小さいとフォーマルな印象を与えます。

また、ネクタイを無地にしておくと、アクセントとして加えるポケットチーフの柄を選びやすくなります。

ポケットチーフの折り方の種類

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ポケットチーフは、折り方一つで雰囲気を変えられます。シーンに合わせた着こなしをするため、これから紹介する折り方を参考にしてみてはいかがでしょうか。

『TVホールド』と『トライアングラー』

アメリカのTVキャスターが好んでいたことが名前の由来である『TVホールド』は、汎用性が高く、スタンダードな折り方です。

結婚式やビジネスシーン、フォーマルさが求められる場面まで対応できます。胸ポケットから四角い頭をのぞかせるビジュアルが、さりげないおしゃれを演出します。

三角形の頭を上に突き出した折り方である『トライアングラー』も、ビジネスシーンやパーティーに幅広く使えるでしょう。派手さを抑えつつも、エレガントな雰囲気を表現したい場合に有効です。

三角の頭を左右対称に折ることがポイントです。バランスが悪いと不格好になってしまうため注意しましょう。

『ツーピークス』と『スリーピークス』

少しくだけた感じに見える『ツーピークス』は、フォーマルなシーンに似合うでしょう。2本の角を作りますが、しっかり作る必要なく、少し崩れているぐらいがおしゃれに見えます。

逆に、3本角の『スリーピークス』はきれいに角を作ると、格好良く決まるでしょう。フォーマル度が高く、結婚式で主賓に近い立場で呼ばれた際におすすめの折り方です。

素材ははっきりと形を作りやすい、リネンが良いでしょう。『ツーピークス』よりも難易度は高くなりますが、決まるとおしゃれ度が増します。

格式あるシーンに似合うため、白やシルバーが好ましいでしょう。

『クラッシュ』と『パフ』

『クラッシュ』は、カジュアルな印象を与える折り方です。パーティーシーンに使われることが多く、胸ポケットからふんわりとした頭を見せるシルエットは、華やかで柔らかい雰囲気を演出します。

無造作に作るため難易度は高くありませんが、バランス良く見せるにはコツが必要です。

クシャクシャにし過ぎるとかえって汚く見えることもあります。折り方に気を付けましょう。無地か、縁だけ色の異なるものを選択すると似合います。

『パフ』もまた、柔らかな見た目になる折り方です。

結婚式の二次会などでアクセントを付けやすく、光沢感の強いシルク素材であると、より際立ちます。冬場のパーティーシーンであれば、温かなウール素材とも相性が良いでしょう。

ポケットチーフでスーツの着こなしを華やかに

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日本では、ポケットチーフは結婚式や特別なセレモニーでよく利用されます。しかし、海外では広くビジネスシーンに使用されることもあるのです。

素材はシルクやリネンが主に使われますが、季節に合わせてコットンやウールを選択するとカジュアルさが増すでしょう。

色や柄の組み合わせでファッションの幅を広げ、折り方一つでも与える印象が変わります。ネクタイと同様、さりげないおしゃれを演出できる便利なアイテムです。

シーンに合わせた着こなしで、スーツ姿をより一層華やかにしましょう。

KASHINAVI編集部
KASHINAVI編集部
オーダーメイドブランドのKASHIYAMAによる、知って得するスーツの常識をまとめたコンテンツ「KASHINAVI」を運営。 スーツに関するお悩みに対してナビゲートします。

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