結婚式のタキシードは誰が着用する？選び方とマナーを解説
タキシードと言えば、結婚式やパーティーシーンなどで着用する装いです。新郎だけでなく、新郎新婦の父親や主賓として招待された方も着用する場合があります。一般ゲストがタキシードを着用する場合は、いくつかのマナーやルールに気を付ける必要があります。
この記事では、タキシードを着用する際のマナーや注意点について解説します。
結婚式でタキシードを着用するのは誰？
タキシードは、結婚式で新郎が着用するイメージが強いですが、新郎新婦の父親や主賓など招待された人も着用しても問題ありません。 結婚式におけるタキシードの基本やマナーを解説しますので、ぜひ参考にしてください。
新郎が着用するのが一般的
結婚式では、新郎がタキシードを着用するのが最も一般的です。新郎は特別な日に、最高の身だしなみで臨まなければいけません。
タキシードはフォーマルな装いの代表格であり、厳かな雰囲気を演出するのにぴったり。新婦のウェディングドレスとのコーディネートを考慮しながら、自分に合ったタキシードを選びましょう。色は黒が定番ですが、ネイビーやグレーなど結婚式の雰囲気に合わせて選ぶこともできます。
新郎新婦の父親や主賓も着用することがある
結婚式では、新郎新婦の父親や、主賓として招待された方もタキシードを着用するケースがあります。父親は結婚式の主役ではありませんが、お客様を迎える側として重要な立場です。子供の晴れの日に相応しい装いで出席する必要があります。
父親がタキシードを着用する場合は、主役である新郎と区別をつけなければいけません。ネクタイの色を変えたりして、新郎よりも格が高くならないような工夫が必要です。父親や主賓のタキシード選びは、結婚式の雰囲気を損なわないように慎重に行いましょう。
一般ゲストが着用する際のマナーとルール
一般のゲストがタキシードを着用する際には、いくつかのマナーやルールに気をつける必要があります。本来タキシードは、夜間の礼服として定められているものです。昼の着用は避けた方が無難ですが、今の日本では昼の結婚式やパーティーでタキシードを着用しても問題ないとされています。
ゲストとして結婚式に呼ばれた場合は、新郎より目立たないように配慮しましょう。結婚式の雰囲気を乱さないよう、TPOを見極めることも大切です。招待状に「平服で」などの指定があった場合はタキシードの着用は控えましょう。
| タキシード着用者 | 着用の目的と注意点 |
|---|---|
| 新郎 | ・結婚式に相応しい身だしなみ ・新婦のドレスとのコーディネート |
| 新郎新婦の父親・主賓 | ・父親としての威厳と品格の表現 ・新郎との区別（ネクタイの色、ベストの着用など） |
| 一般ゲスト | ・昼の結婚式では避けたほうが無難 ・新郎より目立たないよう配慮が必要 |
タキシードの選び方のポイント
タキシードを選ぶ際は、新婦のドレスとの相性、自分の体型に合ったサイズ・デザイン、結婚式の雰囲気に合わせた色選びなど、いくつかのポイントに気をつける必要があります。
新婦のウェディングドレスとの相性を考慮する 自分の体型に合ったサイズやシルエットを選ぶ 結婚式の雰囲気に合わせてタキシードの色を決める
タキシードは、結婚式の印象を大きく左右する重要なアイテムです。ポイントを押さえて正しく着用しましょう。
新婦のドレスとの相性を考える
タキシードを選ぶ際には、新婦のウェディングドレスとのバランスを考えることが大切です。新婦のドレスが白やアイボリーの場合は、黒やネイビーのタキシードが合わせやすく、エレガントな雰囲気を演出できます。
カラードレスの場合、ピンク系のドレスにはグレーやベージュのタキシードを選ぶと良いでしょう。色だけでなく、デザインのバランスも重要です。レースやビーズが施されたドレスには、シンプルなデザインのタキシードがおすすめです。
自分の体型に合ったサイズ・デザインを選ぶ
タキシードは、自分の体型に合ったサイズやシルエットを選びましょう。体型に合わないタキシードを着用すると、不自然な印象を与えてしまうことがあります。背が高い方は、ダブルのジャケットがおすすめです。
背が低い方は、シングルのジャケットを選ぶと良いでしょう。シングルのジャケットは横のラインを強調するため、体型をコンパクトに見せることができます。
結婚式の雰囲気に合わせて色を選ぶ
タキシードの色は、結婚式の雰囲気を意識して選びたいですね。一般的に、タキシードの定番色は黒とされていますが、最近では、ネイビーやグレーなどの色も人気が高まっています
黒のタキシードは、フォーマルな雰囲気を演出するのに最適ですが、堅苦しい印象を与えてしまうこともあります。カジュアルな雰囲気の結婚式では、ネイビーやグレーのタキシードを選ぶのもおすすめです。特に、ネイビーのタキシードは、黒ほど重くなく上品な印象を与えることができます。結婚式の季節に合わせて、タキシードの素材を選ぶことも大切です。
タキシードの着こなしとマナー
タキシードを着こなすには、シャツやネクタイ、小物の選び方にも気を配る必要があります。タキシード特有のマナーにも注意が必要です。
ここでは、タキシードの着こなしとマナーについて詳しく解説します。
シャツとネクタイの選び方
タキシードに合わせるシャツは、白のウイングカラーシャツが最も一般的です。襟先のみ小さく折られたシャツのことで、首を覆うシルエットが特徴的です。袖はダブルカフスが基本であり、カフスボタンをつけましょう。
ネクタイは黒のシルクサテンを材を使用した蝶ネクタイ（ボウタイ）が定番中の定番。結び方は対称になるよう注意しましょう。もし蝶ネクタイの結び方に自信がない場合は、クリップオンタイプもおすすめです。
タキシードに合わせるシャツとネクタイは、黒と白のモノトーンで統一感を出すのがポイントです。カラーシャツや派手なネクタイは避けましょう。
小物の選び方
タキシードの着こなしを格上げしてくれるのが、カマーバンドやベスト、ポケットチーフなどの小物です。カマーバンドは、タキシードのウエスト部分に巻く帯状の飾り。
ベストは、タキシードの上着の下に着るチョッキのことで、ポケットチーフは上着の胸ポケットから覗かせるハンカチです。これらの小物は全て、タキシードの色に合わせて黒で統一するのがマナーとされています。
タキシード着用時の注意点
タキシードは、フォーマルな装いの代表格。着こなしだけでなく、振る舞いにも気を配る必要があります。タキシードは1つボタンが主流です。前ボタンは閉めておくのが基本で、立っているときは閉める、座っているときは外すというのがルールです。タキシードのジャケットの内側にベストを着ている場合は前ボタンを外してもマナー違反になりません。
華美なアクセサリーも、タキシードの品格を損ねる原因に。時計は革ベルトのシンプルなものを選ぶようにしましょう。
タキシードに関するよくある質問と回答
タキシードを着用する機会は多くないだけに、疑問点も多いかもしれません。
ここでは、タキシードに関するよくある質問についてお答えします。タキシード初心者にも役立つ情報が満載ですので、タキシード選びの参考にしてみてください。
Q.レンタルとオーダーメイドどちらがおすすめ？
A.レンタルとオーダーメイドは、予算と相談してどちらがいいか選びましょう。レンタルは手軽さと低コストが魅力ですが、オーダーメイドは自分のサイズにぴったり合わせられるのが大きな魅力です。
生地や細部のデザインまで自分好みにカスタマイズできます。何度もタキシードを着用する機会があるなら、オーダーメイドも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
Q.タキシードの靴はどんなものを選べばいい？
A.タキシードには、オペラパンプスやエナメルシューズを合わせるのがおすすめです。オペラパンプスは光沢のあるエナメル素材でできていて、ラインに丸みがあるデザインが特徴的。格式高く、タキシードに合わせるのにぴったりです。
エナメルシューズはエナメル素材で光沢があり、内羽根式のプレーントゥやストレートチップなどの形があります。色は黒が基本ですが、カジュアルな印象のタキシードを着用する際はブラウン系でもOKな場合があります。先の尖ったデザインの靴はフォーマルな場所には不向きですので避けましょう。
Q.タキシードの着用にふさわしい髪型は？
A.タキシードには、清潔感のあるショートヘアやオールバックスタイルがおすすめです。髪色は黒や茶色など、ナチュラルな色味を選ぶのがベター。
派手な髪色は、タキシードのフォーマル感とマッチしません。髭は剃り、ヘアワックスなどで整髪するのを忘れずに。
Q.タキシードに関してその他注意点は？
A.タキシードを自前で用意する場合、式の1週間前までにクリーニングに出しましょう。レンタルの場合、返却期限は厳守です。
タキシードを新調するなら、オーダースーツ店に相談するのもおすすめです。最近では、既成のタキシードとほぼ変わらない費用でオーダーメイドできる店舗も増えています。
まとめ
結婚式でタキシードを着用する場合は、ルールやマナーをしっかり理解することが大切です。レンタルかオーダーメイドは、予算と相談して選ぶようにしましょう。
タキシードを一着持っておけば、結婚式以外でも活躍する機会があるのでおすすめです。KASHIYAMAでは、自分のサイズにぴったりのタキシードを店舗やオンラインショップからオーダーメイドできます。ぜひお気軽にご利用ください。
