スーツにカットソーを合わせるには?大人の抜け感を演出するコーディネート術
ビジネスシーンでもカジュアルな要素を取り入れたいと考える方が増えています。そんな中で注目されているのが、スーツにカットソーを合わせるコーディネートです。
しかし、単にカットソーを合わせるだけでは、だらしない印象を与えかねません。本記事では、スーツにカットソーを合わせる際の基本的なポイントから、大人の抜け感を演出するテクニック、そして注意点まで、詳しくご紹介します。
スーツにカットソーを合わせる基本のポイント
スーツにカットソーを合わせるコーディネートは、一見簡単そうに見えて意外と難しいものです。基本的なポイントを押さえることで、洗練された印象になります。
ここでは、カットソー選びの3つの重要な要素について詳しく解説していきます。
カットソーの素材選び
カットソーの素材選びは、スーツとの相性を左右する重要な要素です。光沢のある素材や上質なコットン素材がスーツとの組み合わせに適しています。特に、シルケットコットンやスーピマコットンなどの高級感のある素材を選ぶと、スーツスタイルの品格を保てます。
一方で、ポリエステル100%などの安っぽい素材は避けるべきです。こうした素材は、スーツの高級感を損ねてしまう可能性があります。素材の質感にこだわることで、全体的な印象が大きく変わるのです。
カットソーの色選び
カットソーの色選びも、スーツとの調和を考える上で重要です。ホワイト、ブラック、ネイビーなどのベーシックカラーは、スーツと合わせやすくおすすめな選択肢です。こうした色は、どんなスーツの色とも相性が良く、清潔感のある印象となります。
また、パステルカラーやくすみカラーも大人っぽい印象を演出するのに適しています。こうした色は、落ち着いた雰囲気を醸し出し、スーツスタイルに柔らかさを加えられます。
ただし、派手な原色は避けるのがポイントです。ビジネスシーンにおいては、控えめな色使いが好まれることを忘れないでください。
カットソーの襟元のデザイン選び
カットソーの襟元のデザインは、スーツスタイルの印象を大きく左右します。クルーネック(丸首)やVネックが定番であり、多くの場面で使いやすいデザインです。特にVネックは、首元に抜け感を出すことができ、スタイリッシュな印象となります。
モックネックも大人っぽい印象を与えるデザインの一つです。首元をすっきりと見せることができ、知的な雰囲気を演出できます。
一方で、以下のようなカジュアルすぎるデザインは避けるべきです。
- 襟ぐりが広すぎるもの
- ボートネック
スーツスタイルとのバランスを崩してしまう可能性があります。
大人の抜け感を演出するスーツ×カットソーコーディネート
基本的なポイントを押さえたら、次は大人の抜け感を演出するテクニックを身につけましょう。ここでは、ジャケットの羽織り方、アクセサリーの使い方、そして足元のコーディネートについて詳しく解説します。こうしたテクニックを上手く取り入れることで、洗練された大人のスタイルを確立することができます。
ジャケットの羽織り方で抜け感を出す
ジャケットの羽織り方を工夫すると、こなれた印象になります。
ジャケットを肩掛けしたり、袖をまくったりすることで、こなれ感のある抜け感を演出できます。特に、ジャケットを肩掛けするスタイルは、リラックスした雰囲気も演出するのです。
ただし、こうした着こなしは、TPO(Time:時、Place:場所、Occasion:場合)をわきまえることが重要です。
フォーマルな場面や重要な商談の場では避け、カジュアルな会食や社内での移動時など、比較的リラックスした場面で取り入れるのが適切です。
アクセサリーでポイントを作る
アクセサリーを上手に活用すれば、スーツ×カットソーのコーディネートに洗練された印象を加えられます。
シンプルなネックレスやイヤリングを合わせれば、カジュアルになりすぎず、かつ抜け感のある大人っぽい印象を演出できます。ゴールドやシルバーのシンプルなデザインのアクセサリーがおすすめです。
また、ネックレスは、カットソーの襟元から少し覗く程度の長さのものを選ぶと、さりげない抜け感を出せます。イヤリングやピアスは、小ぶりで主張しすぎないものを選ぶと、全体的なバランスを崩さずに洗練された印象となります。
足元で遊び心を出す
足元のコーディネートは、全体の印象を決定づける重要な要素です。スニーカーやローファーなどカジュアルな靴の組み合わせにより、全体的な堅さを和らげ、抜け感を演出できます。特に、スニーカーを合わせることで、モダンでスタイリッシュな印象にもなります。
ただし、靴の色はスーツに合わせた選択が大切です。
例えば、ネイビースーツにはブラウンやバーガンディなどの深みのある色の靴が好相性です。また、靴の手入れを怠らないのも重要なポイントです。清潔感のある靴を履くことで、全体的な印象が格段に良くなります。
スーツ×カットソーコーディネートの注意点
スーツ×カットソーのコーディネートを成功させるためには、いくつかの注意点があります。
ここでは、TPOの意識、体型カバー、そして清潔感の維持について詳しく解説します。
注意点 | 詳細 |
---|---|
TPOを意識する | フォーマルな場面では避け、カジュアルな会食などで活用 |
体型カバーを意識する | ジャケットの開閉で印象をコントロール |
清潔感を保つ | カットソーの定期的な買い替えと適切なケア |
TPOを意識する
スーツ×カットソーのコーディネートは、すべての場面で適切というわけではありません。このスタイルは、ビジネスカジュアルが許容される職場や、カジュアルな会食など、フォーマルすぎない場面で活用するのが適切です。
例えば、社内でのミーティングや、クライアントとのカジュアルなMTG・打ち合わせなどが適しています。
一方で、重要な商談や式典などのフォーマルな場面では避けるべきです。TPOを正しく判断し、適切なスタイルを選択することが、ビジネスパーソンとしての基本マナーでもあります。
体型カバーを意識する
カットソーは、シャツに比べて体のラインが出やすい特徴があります。そのため、体型カバーを意識することが大切です。特に、お腹周りが気になる方は、ジャケットを閉めて着用するなど、工夫が必要です。
ジャケットを開けたままにするか、閉めるかで印象が大きく変わります。開けたままにすると、カジュアルでリラックスした印象になりますが、体のラインが強調されてしまう可能性があります。
清潔感を保つ
スーツ×カットソーのコーディネートを成功させる上で、清潔感の維持は非常に重要です。カットソーは洗濯による型崩れや色褪せが起きやすいため、定期的な買い替えが必要です。特に、頻繁に着用するカットソーは、3〜6ヶ月を目安に新しいものに交換することをおすすめします。
特に白いカットソーは黄ばみに注意が必要です。汗じみや黄ばみが目立つカットソーは、スーツスタイル全体の印象を損ねてしまいます。
こまめに洗濯するか、専用の漂白剤を使用するなどのケアを心がけましょう。また、保管時は直射日光を避け、風通しの良い場所で保管すると、美しい状態を長くキープしやすくなります。
まとめ
スーツにカットソーを合わせるコーディネートは、大人の抜け感を演出できる洗練されたスタイルです。素材、色、デザインの選び方に気を配り、ジャケットの羽織り方やアクセサリー、靴で個性を出すことができます。
ただし、TPOを意識し、体型カバーや清潔感の維持にも注意が必要です。こうしたポイントを押さえることで、ビジネスシーンでも活用できる、スタイリッシュなコーディネートが実現できるでしょう。
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