レディーススーツの人気コーデ。自分に合った着こなしを楽しもう
ビジネスシーンを意識したスーツは、重たい雰囲気に偏りがちです。しかし、種類が豊富なレディーススーツは、フォーマルさを残しつつも、華やかでフェミニンなおしゃれが楽しめます。それぞれのスタイルに合わせた、人気コーデを見ていきましょう。
INDEX
スーツを着こなすポイントは?
レディーススーツは男性のスーツと異なり、パンツスタイルだけでなくスカートスタイルもあります。
選択肢が多いため、どのように着こなすのか悩ましいところです。シルエットや露出にも気を付けなければなりません。スーツの着こなし方について、ポイントを紹介します。
【オーダースーツを作りたいならKASHIYAMAがおすすめ!】
今すぐオーダースーツなどが欲しい方は、以下のリンクをクリックしてください。
シーンや年齢に合っているか
スーツは、シーンに合わせて着こなすことが大切です。厳格さが求められる場面では、黒などのダーク系を基調としたスーツ、職場では社風や同僚に合わせたスーツを選択すると良いでしょう。
また、幼稚園や学校の入学式といったセレモニーには、華やかなスーツが選ばれます。逆に、卒園式や卒業式では、ネイビーやブラックなど落ち着いた着こなしで、先生方へ感謝の意を表すものです。
年齢の違いでも着こなし方は変わります。30代にもなれば、新人のような堅い感じではなく、大人の女性としての意識が求められます。品格のある雰囲気を保ちつつも、エレガントな要素を取り入れましょう。
役職が就いている場合は、周囲からの信頼性も意識し、品位を上げることが大切です。
サイズ感やシルエットを意識する
見た目をより美しくするためには、サイズやシルエットが重要です。ジャケットの長さは腰周りが隠れる程度、スカートは膝が隠れる長さが良いでしょう。
タイトスカートは、短すぎると着席時に裾がずり上がり、横ジワが付いてしまいます。周囲も目のやり場に困るため、長さには注意しましょう。
パンツはジャストサイズを選択します。きつすぎる場合は体のラインが出てしまい、窮屈な印象に見えてします。逆に、ゆとりがありすぎても、野暮ったく見えてしまうでしょう。
一口にパンツといっても『ストレート』や『テーパード』『ワイドパンツ』など、様々な形状があるため、見た目の好みや体形に合わせて選ぶと良いでしょう。
レディーススーツの種類
スーツの上下にはそれぞれ種類があり、着用した際の雰囲気が大きく異なります。機能面にも違いがあるため、シーンに合わせて着こなすことが大切です。
レディーススーツの種類と、それぞれのメリットやデメリットを紹介します。
ジャケットの襟は3種類
ジャケットの襟は、与える印象を大きく左右する重要なポイントです。襟は主に3種類あり、それぞれのシーンに合わせて着用します。
まず、『テーラードジャケット』は、長い襟に肩パッドが入ったものが多く、かっちりとしたスタイルになっています。厳格なビジネスシーンにも対応できる、フォーマルなスタイルです。
『ノーカラークルージャケット』は、その名の通り襟がないものです。首元が丸く柔らかい雰囲気になるため、入学式やイベントに適しているでしょう。
『Vカラージャケット(ノーカラージャケット)』は、『テーラードジャケット』から襟をなくしたものになります。落ち着いた品のあるデザインですが、『ノーカラクルージャケット』のような柔らかな印象も備えています。
パンツスタイルとスカートスタイル
パンツスタイルは活発なイメージを与えます。動きやすいため、外勤が多い営業職や、機敏さが求められる職種に向いているでしょう。冬場は暖かく、服装に気を取られることはありません。
ただし、業界によっては制服などのイメージが付きにくい場合があります。
一方、スカートスタイルはレディーススーツ特有であり、女性らしさやフレッシュさをアピールできます。
柔らかい印象を備え、幅広い業種で受け入れられやすいメリットがあります。しかし、冬は寒く、座ったときに足を閉じるなど、人目を意識した行動が必要です。
どちらも一長一短があるため、シーンに合わせて着こなすと良いでしょう。
季節に合わせた3種類
レディーススーツには、生地の素材や裏地によって『夏用』『冬用』『通年用』の3種類があります。
『夏用』の生地は、薄くて軽いサマーウールが主に利用され、涼しくて風通しが良くなっています。
『冬用』はウールなどの暖かい生地で作られ、内側全てに裏地が付く『総裏』です。『夏用』と『冬用』の中間にあるものが『通年用』ですが、夏は暑く冬は寒いデメリットがあります。
しかし、屋内での作業が多い人や上着を自由に脱ぎ着できる人は、『通年用』でも快適に過ごせるでしょう。ファッション感覚で、季節に合わせた着こなしを楽しんでみてはいかがでしょうか。
ジャケットの下に着るインナーの選び方
全体の雰囲気をまとめるインナー選びは重要です。着こなし方によっては、与える印象を大きく左右します。ジャケットに合わせるインナー選びのポイントを紹介します。
スーツに合うインナーの種類
インナーにはいくつか種類があり、主に『ブラウス』『シャツ』『カットソー』『薄手ニット』の四つになります。
女性向けに作られた『ブラウス』は、丸みを帯びたフォルムに、フリルやリボンが付いています。普通のシャツよりおしゃれを楽しめる華やかさが特徴です。
『シャツ』は、男性用のものと同様に、襟とボタンが付いたインナーです。リクルートシーンなどに使用され、かっちりとした印象を与えます。
カジュアルな着こなしを好むのであれば、『カットソー』がおすすめです。伸縮性のある素材で作られ、おしゃれなデザインが多いでしょう。
『薄手のニット』は防寒目的だけでなく、ハイネックなどのカジュアルスタイルも楽しめます。
フォーマルな着こなしには白インナーを
「仕事上、どうしてもフォーマルな着こなしをしたい」という人には、『白のシャツ』がおすすめです。
シャツでは無難すぎる場合は、『白いカットソー』や『レース付きカットソー』を選択し、さりげないおしゃれを追加すると良いでしょう。
ほかにも、『白無地のTシャツ』をインナーにしても、場の空気に合わせた着こなしができます。
『コットン』であればシャツと違った、カジュアルであかぬけた印象を与えます。フェミニンに見せるのであれば、『リブ素材』がおすすめです。
カジュアルに着こなすなら柄物をIN
「カジュアルに着こなしたい」人は、『柄』や『ロゴ入りのインナー』を入れると良いでしょう。
例えば、パンツスタイルに『ボーダー柄のトップス』を合わせると、爽やかなカジュアルコーデが完成します。
『フリンジ』のあしらわれたデザインインナーや『総柄ブラウス』を取り入れれば、個性を醸し出すオリエンタルな着こなしが楽しめます。
ブラックスーツのコーデ例
ここからは、スーツの色別にコーディネートを見ていきましょう。
重くなりがちなブラックスーツは、少し工夫を加えるだけで、十分におしゃれを楽しめるものです。スタイル例を紹介します。
パンツスタイルはカラーのインナーで個性を演出
アクティブな印象のあるパンツスタイルには、インナーのカラーでおしゃれを演出しましょう。
例えば、ブラックスーツに鮮やかな『グリーンのニット』を入れると、華やかで凛としたイメージに変化します。
かっちりした黒ジャケットに、『テラコッタカラーのインナー』を合わせれば、さりげなく個性をアピールできます。『ボウタイブラウス』にすれば、一変してドレッシーにまとまるでしょう。
また、ワイドパンツにシャープで透明感のある『レースシャツ』を組み合わせることで、きりっとした大人コーデに仕上げることも可能です。
スカートなら形にこだわりを
ブラックのスーツを、スカートスタイルでおしゃれに楽しむなら、スカートの形にこだわったスタイリングをしてみましょう。
デザイン性の高い『フリルスカート』であれば艶のある大人の印象を与え、高級感のある『ラップ風スカート』は、スマートなシルエットを追求したい人におすすめです。
『ハイウエストスカート』にすると、よりスタイリッシュな印象を与え、逆に、かわいらしくフェミニンな着こなしを好む人には『フレアスカート』がおすすめです。
ネイビースーツのコーデ例
フォーマルなネイビースーツはビジネスシーンにおすすめです。誠実さや清潔感、かっちりした感じを残しつつも、華やかなスタイルにまとまるコーデ例を紹介します。
柄シャツとの好相性なパンツスタイル
ネイビーのパンツスタイルには、『柄物のシャツ』が相性抜群です。
程良くオーバーサイズの『ストライプシャツ』で合わせたコーディネートは、大人の余裕を醸し出すマニッシュなコーデとして映えるでしょう。このとき、シャツは上のボタンまで留めて、スマートに着こなすことがポイントです。
スカートスタイルにはスカーフを
フレッシュさを感じるスカートスタイルでは『スカーフ』を取り入れて、コーディネートをアップデートしていきましょう。
シャツとタイトスカートの一般的なスタイルでも、首元に華やかなスカーフを1枚加えるだけで、洗練されたスタイルに様変わりします。
スカーフは、顔周りの印象を大きく変えてくれます。例えば、サーモンピンクのスカーフを巻くだけで、顔色が良く見える効果があります。ライトブルーなど、スーツよりも淡い色のスカーフは顔周りを明るくしてくれるでしょう。
首にかけて前結びにしたり、ジャケットに沿ってチラ見せしたり、様々な取り入れ方で楽しめるでしょう。
グレースーツのコーデ例
グレースーツは、落ち着いた大人の雰囲気を醸し出す定番カラーです。しかし、ブラックやネイビーよりも膨張して見えてしまうため、着こなし方にもいくつかポイントがあります。それぞれ見ていきましょう。
縦ラインを意識したパンツスタイル
グレーのパンツには、シルエットの美しいラインを意識したものを選択し、足を長く細く見せると良いでしょう。
『ボウタイブラウス』や『ストライプシャツ』を取り入れれば、おしゃれ感を出しつつ、クールでスタイリッシュにまとまります。
全体的に縦のラインを意識することで、膨張を抑えた引き締め効果が期待できるでしょう。
スカートスタイルはアクセントを意識
スカートスタイルをおしゃれに着こなすポイントは、さりげないアクセントです。
例えば、タイトスカートに『黒のニット』を合わせるだけで、全体をシックに引き締めてくれます。
ふわりとしたAラインスカートは、『細めのベルト』でアクセントを加えると、メリハリの効いたスタイルになります。腰周りを細く見せることで、女性らしいラインを強調できるでしょう。
自分らしいスーツコーデを楽しんで
レディーススーツは種類が多く、それぞれのシーンに合わせた着こなしが大切です。合わせ方は様々ですが、おしゃれなアイテムが豊富で、ビジネスシーンにも取り入れやすいでしょう。
ブラックやネイビーなどのダーク系スーツでも、インナーやスカーフなどの小物で華やかなイメージに変えられます。
さらに、フリルスカートやワイドパンツなど形状を意識するだけで、かっちりしたものもカジュアルに着こなせます。
しっかりとポイントを押さえ、自分らしいスーツコーデを楽しみましょう。