ワイシャツの襟汚れを落とす方法。襟汚れの原因と予防方法も解説
2021.02.16 Tue

ワイシャツの襟汚れを落とす方法。襟汚れの原因と予防方法も解説

『襟』や『袖口』は、ワイシャツの中でも特に汚れやすい部位です。対処せずに着続けていると汚れが濃くなり、見る人に不快な印象を与えかねません。頑固な襟汚れの原因と具体的な落とし方について解説します。また、汚れを防止する方法も知っておきましょう。

ワイシャツの襟汚れ 種類と原因

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ワイシャツを毎日着ていると、真っ白だった襟が徐々に変色していくのに気づくことでしょう。

襟元は目につきやすいため、汚れた状態では相手にだらしない印象を与えてしまいかねません。

まずは襟汚れの原因と種類について知っておきましょう。

黄ばみの原因は皮脂

ワイシャツの黄ばみの原因は、皮脂汚れが蓄積したものです。

襟回りは、人の首や肩の皮膚とこすれやすく、その際に皮脂がワイシャツの繊維の奥まで染み込んでしまいます。

特に、汗をかきやすい人は皮脂の分泌が盛んなため、襟回りが黄ばみやすくなります。また、整髪料が襟に付くことも黄ばみの要因です。

黄ばみは紫外線や空気に触れることで酸化するため、早めに対処しなければどんどん濃くなってしまいます。

黒ずみの原因はほこりが付着した状態

黒ずみの原因も、黄ばみと同じく人の皮脂です。

ただし黒ずみは、皮脂に加えてほこりやゴミが蓄積してしまった状態で、黄ばみ以上に頑固な汚れです。

ここまでくると通常の洗濯ではなかなか落とすことができず、外から見ても目立ってしまいます。

自宅で洗う前に洗濯表示と素材をチェック

衣類は素材によって自宅で洗えるものと、そうでないものに分類できます。ワイシャツの場合も例外ではないので、自分で襟汚れを洗う前に、洗濯表示をチェックしてみましょう。

例えば、レーヨンやシルクなどの素材は非常にデリケートです。そのため、自己判断でしみ抜きをするとかえって別のしみができたり、生地が縮んだりする恐れがあります。

また、素材に関わらず、ワイシャツの中には自宅洗いやしみ抜きが推奨されていないものもあります。洗濯表示を確認の上、自分で洗えないと判断した場合は、無理にしみ抜きをせずにクリーニング店や専門店に出すようにしましょう。

簡単に襟汚れを落とす方法

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通常の洗濯ではなかなか落とすことのできない『黄ばみ』や『黒ずみ』には、どのような方法が有効なのでしょうか。

簡単に汚れを落とす方法について解説します。

食器用洗剤を使って洗う

基本的に、『黄ばみ』や『黒ずみ』の原因は『皮脂=脂汚れ』なので、食器用洗剤を使うことで落とすことができます。

『食器用洗剤』と『ぬるま湯を入れた洗面器』を用意しましょう。

まずは、襟や袖など、黄ばみや黒ずみが気になる部分をお湯にひたして濡らします。

次に、汚れが気になる部分に食器用洗剤を塗り込みます。このとき、古くなった歯ブラシを使うと、繊維にしっかりと洗剤をなじませることが可能です。

汚れが落ちてきたら一度すすぎ、その後は普段通り洗濯機に入れて洗濯すれば完了です。

ぬるま湯に30分程度つけておく

食器用洗剤の方法で汚れが落ちなかった場合、『酸素系漂白剤』を使用してみましょう。

洗濯機で洗濯する前に、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かし、ワイシャツを30分程度漬け込んでおきましょう。

洗濯機で汚れが落ちない原因の一つは、冷水で洗濯していることにあります。冷水では脂が溶けず、皮脂の汚れを落ちにくくしているのです。

酸素系漂白剤は、汚れの色素を破壊し取り除くという役割があります。30分ほどひたしたら、そのまま洗濯機で洗濯しましょう。

食器用洗剤以外でも代用可能

食器用洗剤以外にも、油を分解するメカニズムのあるものであれば、黄ばみ・黒ずみを落とす洗剤として代用できます。

そのため、『クレンジングオイル』やひげそりに使う『シェイビングクリーム』も有効です。

ただし、洗濯用途以外の洗剤で洗う場合は、シャツの繊維を傷めてしまったり、色落ちの原因になったりすることがあります。

シャツの目立たない部分で試し洗いをしてみたり、洗濯表示を確認したりなどしてから使用しましょう。

頑固な汚れの落とし方

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ここまで紹介したような方法でも落ちないほど、頑固な汚れの落とし方についても紹介します。

セスキ炭酸ソーダを使う

『セスキ炭酸ソーダ』は、セスキ炭酸ナトリウムとも呼ばれる無機化合物のことで、家庭用洗剤や入浴剤に使われています。環境や人体に優しいことでも知られている洗剤の一種です。

水に溶けやすいアルカリ性で、家庭内のさまざまな場所の掃除にも使用できるので、準備しておくと良いでしょう。

ワイシャツの黄ばみを落とす際は、500mlの水に小さじ1杯程度のセスキ炭酸ソーダを混ぜて水溶液を作ります。スプレーに入れてワイシャツの襟首や袖口などの汚れに吹きかけましょう。

20分ほど放置し、優しくもみ洗いします。その後は、洗濯機で普通に洗濯すれば完了です。

重曹とクエン酸の中和作用を利用する

アルカリ性の『重曹』と酸性の『クエン酸』の中和作用を利用するという方法もあります。

重曹とクエン酸を混ぜたときに発生する『泡』は、汚れに入り込んで浮き上がらせる効果が期待できます。

水250mlに対して小さじ1杯の重曹を混ぜた溶液を作り、スプーンで黄ばみや黒ずみ部分に塗っていきましょう。

その後、水100mlに対し小さじ半分のクエン酸を混ぜた水溶液をスプレーに入れて、同じ場所に吹きかけると、中和作用で発砲しはじめます。

中和作用は、汚れを浮かび上がらせる効果は高いものの、汚れを落とす効果は薄いので、軽く揉んだり水ですすいだりして汚れを落としましょう。

その後は、洗濯機で普通に洗濯します。

強力な酸素系漂白剤と重曹

これらの方法を試しても、どうしても汚れが落ちない場合は『酸素系漂白剤』と『重曹』を用いた方法を試してみましょう。

ただし、この方法は色や柄が落ちてしまう可能性があるため、必ず白地のワイシャツで、そして洗濯表示を確認した上で、問題ないことを確かめてから行いましょう。

まず、酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かします。その溶液と重曹が2:1の割合になるように混ぜた後、スプーンやブラシで汚れている部分に塗っていきます。

この状態のまま、アイロンのスチームを当てましょう。汚れが落ちていくのを目視できるでしょう。

最後に軽く水洗いし、洗濯機でいつもと同じように洗濯すれば処置は完了です。アイロンの代わりに、ドライヤーを使っても良いでしょう。

襟汚れを予防するための方法

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襟は汚れてから落とすよりも、あらかじめ汚れを防ぐ方がはるかに簡単で、洗う手間も省けます。襟汚れを防止する方法について解説します。

ベビーパウダーを塗っておく

『ベビーパウダー』は、汗や脂を吸収する性質を持っています。

そのため、ワイシャツの襟や袖口などにはたいておくと、皮脂汚れが付きにくくなり、黄ばみや黒ずみを防ぐことにつながります。

水に溶けやすいため、洗濯すれば汚れと一緒にワイシャツから落ちていきます。ドラッグストアなどで気軽に購入でき、値段も手頃なので使いやすいでしょう。

のりを使ってコーティング

ワイシャツにアイロンがけをする際に、襟や袖口に汚れを防止する専用の『のり』を塗っておくことも方法の一つです。

ただし、使った部分が少し硬くなってしまうことがあるため、自分の好みで量や種類を調整しましょう。

『スティックタイプ』と『スプレータイプ』があります。

専用のテープを使って防止

『襟に貼り付けて汚れを防ぐ専用のテープ』も販売されています。無色透明で目立ちにくく、簡単に剥がせます。

ワイシャツだけでなく『コート』や『ブレザー』などにも使えるので、汚れが気になる人は試してみると良いでしょう。

紳士服売り場などで購入できます。

襟汚れを落として清潔なワイシャツを着よう

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襟汚れの『黄ばみ』や『黒ずみ』は濃くなってくると目立ち、他人からも見えやすくなります。相手にだらしない印象を与えてしまうため、早急に対処したいところです。

しかし、皮脂が繊維の奥まで浸透してしまうため、洗濯ではなかなか落ちにくい性質があります。

そこで、『食器用洗剤』や『重曹』、より頑固な汚れには『酸素系漂白剤』などを使って落としましょう。

『専用のテープ』や『のり』『ベビーパウダー』などを使ってあらかじめ汚れるのを防止することも大切です。

いつでも汚れのないワイシャツで、着心地良く清潔に、周囲に好印象を与える着こなしを実現しましょう。

KASHINAVI編集部
KASHINAVI編集部
オーダーメイドブランドのKASHIYAMAによる、知って得するスーツの常識をまとめたコンテンツ「KASHINAVI」を運営。 スーツに関するお悩みに対してナビゲートします。