スーツの上着の注意点。衣替えはいつやる?基本のマナーや季節ごとの着こなしも解説
スーツを快適に着こなすために大切なのが、季節に合った装いです。夏用・冬用のスーツはいつ衣替えをすれば良いのか、悩みどころですよね。
冬場に上着を着るときも、着こなし方にマナーがあるため正しく着用することが大切です。夏用と冬用の違いも知っておけば、選び方で迷うこともないでしょう。
今回は、スーツの衣替えや上着着用の注意点、マナーなど、季節ごとの装いのポイントを紹介します。シワができにくいたたみ方や、クールビズにおける注意点なども解説します。
スーツの衣替えで失敗しないための基礎知識
季節の変わり目には、スーツの衣替えが欠かせません。単なる衣服の入れ替えと思いがちですが、実は大切な投資であるスーツを長く美しく保つための重要な機会です。
適切な時期に正しい手順で行えば、スーツの寿命を延ばして見栄えの良い状態を保てます。よりよい状態に維持するためにも、衣替えの基礎知識をしっかりと押さえておきましょう。
衣替え前の準備と確認事項
衣替えを始める前に、まず2週間先までの気温予報をチェックします。時期によっては気温が不安定なこともあるため、いつ衣替えするかは慎重に見極めます。早すぎる衣替えは、スーツの不必要な劣化を招く原因にもなるため注意が必要です。
シーズンオフのスーツを保管する前に、以下のように状態のチェックをします。
- ボタンのゆるみはないか
- 裾や袖口がほつれていないか
- 襟元に汚れはないか
- ポケット周りの傷みはないか
- 背中の光沢がハゲてきていないか
スーツのポケットには物が残っていることも。領収書やメモなどの紙類が残っていることも多く、シミの原因になるためしっかり確認しましょう。内ポケットは見落としがちなので、特に注意が必要です。
衣替えのタイミングを見極めるポイント
季節の変わり目には、インナーで温度調整をするのが基本ですが、インナーで対応しきれなくなってきたら衣替えのサインです。朝晩の通勤時に暑さや寒さを感じる日が1週間以上続いたら、本格的に衣替えを始めましょう。
職場の空調設定も重要な判断材料になります。一般的なオフィスの空調の温度設定は、夏季で26度、冬季で22度です。室内外の寒暖差が大きい場合は、体調管理の面からも適切な素材のスーツに切り替える必要があります。汗をかきやすい体質の方は、さらに早めの衣替えを検討しましょう。
スーツの快適な着用温度の目安は以下の通りです。
シーズン | 外気温 | 室温 | 快適度 |
---|---|---|---|
春夏物 | 20度以上 | 24-28度 | ◎ |
秋冬物 | 15度以下 | 20-24度 | ◎ |
オールシーズン | 15-25度 | 22-26度 | ○ |
衣替え時の収納スペース確保のコツ
クローゼットを効率的に使うために、使用頻度で整理してみてください。着用頻度の低いスーツから奥に収納し、登場頻度が高いものは取り出しやすい位置に配置します。日常的に着用するスーツは、腰の高さに配置するとさっと取り出せます。
スーツカバーは重ねすぎると通気性が悪くなるため注意してください。1枚のカバーには2着まで。生地の特性や色味が似ているものをまとめることで、管理もしやすくなります。仕立ての高級なものは単独で収納して管理することをおすすめします。
防虫剤の配置も大切です。クローゼットの上下左右にバランスよく配置し、3ヶ月ごとに交換します。防虫効果が切れる前の交換が、スーツを虫害から守るコツです。
スーツの季節別メンテナンス方法
スーツは季節によって異なるケアが必要です。適切なメンテナンスを行うことで、長期間にわたって美しく保てます。
シーズン別の具体的なケア方法と、定期的なメンテナンスの重要性について詳しく見ていきましょう。
春夏物スーツのケアポイント
暖かい季節のスーツは、汗や皮脂による負担が大きくなります。汗による黄ばみを防ぐため、同じスーツを連日着用せず、最低24時間の休息期間を設けましょう。脇や襟周りは、汗による劣化が起きやすいので、帰宅後は、湿気を十分に乾燥させます。
着用後は必ずハンガーに掛けて陰干しします。直射日光は避け、風通しの良い場所で自然乾燥させましょう。シワを防ぐには、肩幅の合った木製ハンガーの使用がおすすめです。
クローゼットの中では、スーツ同士の間隔を5cm以上空けることが重要です。特に梅雨時期は湿度が高いため、しっかり通気性を確保しカビの発生を防ぎましょう。
秋冬物スーツの保管方法
ウールなどの天然素材は虫の大好物です。防虫剤を適切に使用することで、虫害からスーツを守れます。防虫剤は直接スーツに触れないよう、不織布で包んでから配置するのがベストです。
冬物スーツには湿気も大敵です。除湿剤は3ヶ月を目安に交換し、常に十分な効果を維持します。梅雨時期は、まめにチェックし、必要なら交換頻度を上げてください。
保管場所の選び方も大切です。直射日光の当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所は避けましょう。温度変化の少ない場所を選び、一定の環境を保つことが大切です。外壁に接する収納スペースは、結露の危険があるため注意が必要です。
使用中のメンテナンス頻度
週に1度は専用ブラシで全体を優しくブラッシングし、目に見えない埃や毛玉を丁寧に取り除きます。ブラッシングは生地の目に沿って行い、強くこすらないよう注意しましょう。
月1回点検を行い、ボタンの緩み や縫い目のほつれ 、生地の毛羽立ち、汚れの有無などを確認してください。
3ヶ月に1回はプロのクリーニングに出すことをおすすめします。家庭での手入れだけでは取りきれない汚れを落とせます。クリーニング店は、高級スーツを取り扱っている店舗を選びましょう。
スーツを長持ちさせる収納テクニック
スーツを長く美しく保つには、収納環境の整備が欠かせません。温度や湿度の管理から、ハンガーの選び方まで、プロの収納テクニックをお伝えします。
理想的な収納環境の作り方
スーツの理想的な保管環境は、温度20度前後、湿度50%前後。温湿度計を設置して定期的にチェックすることで、最適な環境を維持できます。季節の変わり目には特に注意が必要です。
クローゼットの扉の開閉は必要最小限に抑え、開けっぱなしにしないようにしましょう。外気の温度変化や湿気の影響を減らすことで、スーツにかかるストレスを軽減できます。扉を開けるのは、必要な衣類を出し入れするときだけにします。
スーツハンガーの選び方と使い方
適切なハンガー選びは、スーツの型崩れ防止に直結します。安価なプラスチック製や針金ハンガーは、スーツの重みで変形したり、スーツに型がつくことがあるため避けましょう。
おすすめは、天然素材の木製ハンガーです。肩幅は着用者の実寸より2cm程度広めのものを選ぶことで、型崩れを防げます。スーツの重みを支えるだけでなく、適度な通気性も確保でき、スーツの肩線を自然に保てます。
収納スペースの有効活用法
限られた収納スペースを最大限活用するには、効率的な配置が重要です。上着とパンツを同じハンガーにかけ、セットで管理することで、取り出し時の手間を省けます。パンツは折り目を正確に合わせて掛けることで、プレスの持ちが良くなります。
スーツ同士の間隔は最低でも5cm以上必要です。これにより、生地同士の摩擦を防ぎ、十分な通気性を確保できます。詰め込みすぎると生地が傷みやすくなるだけでなく、シワの原因にもなります。
前述の通り、使用頻度による収納ゾーニングも効果的です。週に2回以上着用するスーツは手前に、月1回程度のものは奥に配置します。シーズンオフのスーツは、専用のカバーに入れて別の収納スペースで保管するのがベストです。
定期的な収納の見直しも忘れずに。3ヶ月に1度は収納方法を見直し、スーツの状態や使用頻度に応じて配置を調整します。この習慣が、大切なスーツを長く美しく保つ秘訣となります。
スーツの上着とジャケットの違い
男性が上着として着る主な服には、『スーツの上着』と『ジャケット』があります。
この二つは、着用シーンやディテールが異なっているため、形状は似ているもののまったく別の物と認識しましょう。
フォーマルかカジュアルか
『ジャケット』は、プライベートで着用されるケースが多い服です。カジュアルかつラフな雰囲気を出せる上、着心地も楽なように作られています。
一方『スーツ』は、ビジネスシーンや公式行事、冠婚葬祭などでの着用がマナーとされている服です。相手や周囲にフォーマルな印象を与えます。
着こなし方に違いがあることも特徴です。ジャケットは単体で着用し好みのパンツを合わせますが、スーツは上着とスラックスを上下セットで着用します。
スタートアップ企業など、近年はスーツではなくジャケットでの執務が許されている企業もあります。しかし一般的に、ビジネスシーンではスーツを着用するのがマナーです。
ディテールにも違いがある
スーツの上着の着丈は、ヒップが隠れる長さです。一方、ジャケットはカジュアル感を強めるため、ヒップが半分程度見える程度と着丈を短くしています。
ポケットの形状が違うことも特徴的です。実用性を重視したスーツのポケットは内側に付いていますが、装飾の意味合いが強いジャケットのポケットは外側に付いているものも多くあります。
スーツとジャケットは、生地の素材からも違いが分かります。スーツには薄めで光沢感のある素材が使われているのに対し、ジャケットには起毛素材を採用しているケースが多いです。
肩パットにも注目してみましょう。ほとんどのスーツには、よりフォーマルな印象を強めるために肩パットが入っていますが、ジャケットには入れないのが一般的です。
基本的なマナー
スーツの上着に付いているボタンとフラップに関しては、以下に解説するようなマナーがあります。
相手や周囲に好印象を与えられるよう、細かい部分にまで気を配りましょう。
ボタンは全部閉めない
スーツの上着を着用する際は、一番下のボタンを開けておくのがマナーです。それ以外のボタンの閉め方は、ボタンの総数により異なります。
二つボタンの場合は、下のボタンを開け、上のボタンのみ閉めましょう。三つボタンの場合も同様に、一番下以外のボタン二つを閉めます。
ただし、三つボタンの中には、1番上のボタンが設計上の理由で閉まらないこともあります。この場合は、1番上のボタンも開け、真ん中のボタンのみを閉めます。
フラップはポケットの中に入れる
スーツの上着のポケットには「フラップ」と呼ばれる上蓋が付いています。フラップは、屋外でポケットにホコリなどが入らないよう保護するためのものです。
したがって、屋外にいる間はフラップを外に出しておく必要があります。逆に、室内ではフラップをポケットの中に入れるのがマナーです。
フラップが何のために付いているのかをしっかりと理解していれば、状況により正しく出し入れできるでしょう。
なお、屋外であっても、パーティーや式典のようなフォーマルシーンでは、フラップを中に入れておくのがマナーです。
上着を脱ぐときのポイント
スーツの上着は、脱がないのが基本マナーです。また、上着の下に半袖のワイシャツを着てはいけません。
外出先で上着を脱いだ際の上手なたたみ方もマスターしておきましょう。
本来上着は脱がないもの
本来、スーツは常に上下セットで着用しなければならないものであり、場をわきまえずに上着を脱いではいけません。
スーツの上着を脱いでも許されるのは、一緒にいる上司や取引先の相手などが先に上着を脱いだ場合のみです。
上司など目上の人と一緒にいるときや、取引先と商談・会議をしているときなど、ビジネスシーンにおいて複数の人と同じ空間で過ごしているときは、マナー違反を犯してしまわないように気を付けましょう。
シワにならないたたみ方
スーツの上着は、無造作にたたむとシワができやすくなります。出張先などでハンガーがない場合に役立つ、シワになりにくいたたみ方を覚えておきましょう。
最初に、上着の内側から両肩に手を差し込み、袖や肩の縫い目を合わせるようにして半分に折ります。そのまま片手で内側からつまむように持ち替え、もう片方の手で上着全体を裏返しましょう。
倒れている上襟を起こしてシワを直し、前立てをそろえます。上着を反転させ、背中の中心と前立てをそろえましょう。
中心に腕を添え、上着を半分に折りたたみ、最後に端の部分などずれている箇所を整えれば完成です。
ワイシャツは必ず長袖を
スーツの上着の下には、長袖ワイシャツを着るのがマナーです。暑い場所で上着を脱げないからといって、半袖ワイシャツを着用してはいけません。
長袖ワイシャツにスーツの上着を着たとき、上着の袖口からシャツの袖口が約1.5cm出ている状態が、スマートな着こなしとされています。
長袖ワイシャツを着ていても、スーツの袖口からシャツが見えていなければ、半袖を着ていると思われる可能性もあるため注意しましょう。
なお、半袖ワイシャツは、クールビズを意識して作られているため、ノーネクタイが基本スタイルです。
夏用と冬用の違い
スーツには夏用と冬用があり、裏地の張り方や、生地・素材の種類が違います。衣替えの時期もチェックしておきましょう。
衣替えの時期
夏用のスーツへの衣替えは、暖かくなり始める3〜5月に行うのがおすすめです。また、冬用への衣替えは、肌寒くなる9〜11月に行うと良いでしょう。
どちらの場合でも、日中の最高気温が20〜25度になるころが目安になります。
ただし、衣替えの時期は日によって気温差が激しく、朝晩に冷え込みを感じても昼間は汗ばむような日も少なくありません。
クリーニングに出すなど、一気に衣替えをしてしまうと、気温差に対応できない可能性があります。天気予報などで様子を見ながら、その日に着る服を決めましょう。
裏地の総裏と背抜き
スーツの裏地は、背中の全面に裏地が施されている『総裏』が基本です。しかし、四季による寒暖差が激しい日本では、暑い夏向けに背中の裏地をなくした『背抜き』が作られるようになりました。
海外から日本へ輸入されるスーツも、夏用は日本人に合わせて背抜き仕様に仕立てられているものが多く見られます。
本来、スーツの裏地は、湿気や汚れなどから生地を保護したり、動いた際の摩擦を軽減したりするために付けられているものです。
背抜き仕様にすることで、これらの機能性は低くなりますが、通気性が良くなることや軽くなることなど、夏に着る上でのメリットが生まれます。
素材や生地の違い
夏用スーツの生地には、薄くて軽いものが使用されています。一方、冬用スーツの生地には、厚くて重いものを採用するのが一般的です。
素材にも違いが見られます。夏用に使われる素材は、、通気性に優れたサマーウールが主流です。夏に使われる素材の一つにリネンやコットンもあります。
冬用に使われる素材もウールが主流で、ツイード・フランネル・ベロアなど、毛足が長い生地が主流になっています。
また、夏用にサマーウールとして使われる羊毛は、毛足の長さや質感を変えて冬用にも使われる、オールシーズンに対応した素材です。
夏でも上着は必要?
近年はクールビズの考え方が広く一般化しているため、夏に上着を着る人は減少傾向にあります。
ただし、社外では必要な場合があることや、ノージャケットでもマナーを守る必要があることは覚えておきましょう。
クールビズであれば必要ない
クールビズとは、「夏の間に軽装スタイルで仕事をしよう」という、環境省が中心となって実施するキャンペーンです。
2005年から始まり、現在は多くの企業で、クールビズに対する前向きな姿勢が浸透しています。
クールビズにおける服装の可否は、環境省が公表する資料により細かく設定されています。この資料によると、クールビズの期間中、上着を着用する必要はありません。
なお、クールビズの期間は、5月1日〜9月30日と示されています。6月1日〜9月30日はスーパークールビズ期間であり、ポロシャツやアロハシャツの着用も可とされています。
出典:環境省におけるクールビズの服装の可否社外では必要なことも
自社でクールビズに取り組んでいても、他の企業ではクールビズスタイルを許可していない場合があります。
前述のように、本来スーツの上着を脱いではいけません。取引先との商談や会議の際は、安易にクールビズスタイルで向かわないよう、注意する必要があります。
特に、初めて取引する相手や、営業で新規開拓する相手は、クールビズに関する情報がないため、スーツとネクタイを着用して接しなければならないでしょう。
ただし、クールビズに取り組んでいることが分かっている相手や「次からはクールビズでも結構です」と伝えられた相手には、クールビズスタイルで訪問しても大丈夫です。
クールビズのマナー
男性のクールビズスタイルは、ノーネクタイ・ノージャケットが基本です。
ノーネクタイは襟が崩れやすいため、シャツは襟がしっかりしているものを選びましょう。
シャツの色で清涼感を出すことも大切です。暑苦しい色は不快な印象を与えかねません。ライトブルーなど、涼しいイメージの色がおすすめです。
また、汗ジミにより見苦しくなるのを防ぐため、ワイシャツの下には必ずインナーを着るようにしましょう。
シャツの襟元からインナーが見えないよう、Vネックタイプのインナーを選ぶことも重要です。
コートを着るときのマナー
寒い時期には、スーツの上にコートを着て移動することも多いでしょう。
コートに関してもさまざまなビジネスマナーがあるため、相手に失礼な印象を与えないよう注意する必要があります。
建物に入る前にコートを脱ぐ
コートを着て取引先を訪れた場合、暖かい部屋に入るまでコートを着ていたいと思う人も多いでしょう。
しかし、コートは室内で着用するものではないため、コートを着た状態で室内に入るのはマナー違反です。
取引先の会社に着いたら、建物に入る前にコートを脱ぎましょう。取引先の会社が複合ビルに入っている場合は、エントランス内で脱いでも構いません。
雨や雪が降っているといった事情で、どうしても屋外では脱ぎにくい場合も、受付で人に会うまでには必ずコートを脱いでおく必要があります。
コートのたたみ方
コートは裏返してたたむのがマナーです。裏返すことで、コートの表地に付着した屋外のホコリや花粉などを、室内に持ち込まずに済みます。
また、商談中に飲み物をこぼしてしまったといった場合でも、裏返しておけば表地を汚しません。
コートをたたむ際は、最初にコートの内側から両肩に手を入れ、そのまま全体を裏返します。前身頃と後身頃がピッタリと合うように意識しましょう。その後、上下を半分に折れば完成です。
脱いだコートの持ち方や置き方
脱いだコートを持ち歩く場合は、前述したたたみ方で丁寧にたたんだ上で、片腕に掛けて移動しましょう。
脱いだ場所に空いたスペースがあっても、許可なく勝手に置いてはいけません。また、重いコートは持ち運びに苦労するため、できるだけ軽めのコートを選べればベターです。
商談時にコートを置いておく際は、自分のカバンの上に置きましょう。この場合は二つ折りでなく、できるだけコンパクトにすると置きやすくなります。
椅子の背もたれや机の空いたスペースにコートを置いてはいけません。相手の許可なしに椅子や机を使うと、失礼な印象を与えてしまいます。
マナーを守って快適に過ごすために上着の着用マナーと衣替えのポイントを押さえよう
適切な装いのためには、季節に合ったスーツの着用とマナーが欠かせません。品良く快適に着こなすために、今回紹介した内容を押さえておいて下さい。
スーツの上着には、ボタンの閉め方やフラップの出し入れなど、知っておきたいマナーがあります。
上着を着なくても良いクールビズの時期でも、相手によっては必要になる可能性があるため注意しましょう。
夏用と冬用の違いを知ることも大切です。スーツの上着は、裏地や素材の違いで、夏用か冬用かを判断できます。
スーツの上にコートを着る場合は、建物に入る前にコートを脱ぐことや、脱いだコートを勝手に椅子や机などに置かないことなど、マナーを守ることが重要です。