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スーツのサイズ直しをするときのポイント。自分で直す方法も解説
2023.04.06 THU

スーツのサイズ直しをするときのポイント。自分で直す方法も解説

体形が変わってしまったからといって、すぐにスーツを捨ててしまうのはもったいないです。古いスーツであっても、今時のスタイルに直せる可能性があります。スーツ直しがどこまでできるのか、自分で補正する方法も含めて紹介します。

スーツのサイズ直しの基本

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「スーツを体形に合わせて直したい」と考えているのであれば、少し付加価値を付けた注文をしてみてはいかがでしょうか。サイズ直しの基本について説明します。

体形に合わせるだけじゃないサイズ直し

スーツのサイズ直しでは、体形の変化に合わせることはもちろん、流行に沿ったシルエットに変えることも可能です。

肩パッド入りのスーツをパッドなしのスーツにしたり、スラックスの股下を浅くして腰回りにフィットさせたりなど、手持ちのスーツをトレンドに合わせたシルエットへと変化させてみましょう。

また、シルエットを変えることは見せたい自分を演出することにもつながります。

スーツを直す際は、ある程度の細かいオーダーまで実現できる可能性があるので、お店に相談してみましょう。

直せるサイズの限界は部位によって異なる

一口にスーツ直しといっても、アイテムごとに直せる幅には差があります。

一方、体重の変化による影響が大きい部位といえば、スラックスのウエスト周りです。

一般的にスラックスは通常3cm前後の縫いしろが付いているので、約3cmほどのまウエストサイズの変化に対しては対応ができます。

オーダーメイドの場合にはもう少し縫いしろが多いため、

反対に、痩せた場合には、体重の減り具合によって補正する部位が異なります。

2kg減程度であればウエストだけの直しで済むことがほとんどですが、5kg減程度になると、ヒップ・もも周りにも手入れが必要になります。

5kg以上の減少となると、シルエットが崩れてしまうため、お直しはおすすめできません。

サイズ直しを依頼する際のポイント

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サイズを直す際は、部位によって補正できる長さが異なるため注意が必要です。サイズ直しにかかる料金の相場や、補正できる部位など、依頼するポイントを紹介します。

値段の相場は2000〜5000円程度

スーツ直しの内容によって金額は異なりますが、ほつれや簡易なウエスト直しであれば、おおよその相場は2000〜5000円です。

裾の長さの調整であれば、1000円程度で直してくれるお店もあるでしょう。

しかし、大きな補正が必要になる場合には仮縫いなども発生するため、1万円以上かかるケースがあります。依頼前に価格について相談しておくと安心です。

直せるのは主に8カ所

身幅は、胴周りをスリムにリサイズできますが、絞りすぎには気を付けましょう。

袖丈は袖の長さを変えるだけでなく、袖口の開き具合やボタンの位置などの調整をしてくれる店もあります。

裾丈は丈の長さを変えますが、裾をシングルまたはダブルにすることも可能です。裾幅は、調整が少ない場合は部分的に行いますが、ほとんどの場合は渡り幅も含めたももの辺りから調整します。

袖出しは1〜2センチ伸ばす

この場合、袖口だけでなく肩への補正も必要になるので、通常よりも料金は高くなります。

自分で裾上げをする方法

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スーツ直しの中で自分でも簡単にできることといえば『裾上げ』です。お店に預ける時間がなかったり、手間だと感じたりする人は、自分でやってみてはいかがでしょうか。

自宅で裾上げする方法を紹介します。

手縫いでのやり方

手縫いは、縫い方によってはミシンに劣らない強度で仕上げられます。表に糸をあまり見せたくない場合にも、手縫いで『まつり縫い』をするのが最適です。

最初に裾上げする長さを決め、チャコペンで印を付けながら生地を三つ折りにします。折り目にアイロンをかけると、よりキレイな仕上がりになるでしょう。

続いて、重ねた生地がずれないように仮縫いをしていきます。まち針で数カ所を刺して固定すると、仮縫いしやすくなります。

ここまでできたら、次は本縫いです。裏から表に針を通していきますが、できる限り表の糸が目立たないよう、布の織糸を2本ほどすくうようにして縫っていきます。

5mm間隔で縫うと強度が高くなり、仕上がりも美しく見えるでしょう。

カジュアルパンツの場合、手縫いよりもミシンを使った方がまっすぐ縫えてキレイな仕上がりが期待できます。縫い目が見えてOKな場合は、ミシンを使って縫うのも良いでしょう。

しかし、一般的なドレススラックスの場合は縫い目が目立つ可能性があるため、手縫いのまつり縫いで仕上げる方がベターでしょう。

裾上げテープを使う

外出先で裾が落ちてしまったり、裾上げする時間がなかったりする人は『裾上げテープ』というアイテムを使う方法を知っておくと便利です。

これは、テープを貼ってアイロンをかけるだけで、裾上げした生地をテープで固定できるものです。針や糸の必要がないため、手軽にできるでしょう。

ただし、耐久性が低いため、あくまでも応急処置として利用することをおすすめします。

自分に合ったサイズのスーツを着よう

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スーツ直しでできることは、体形に合わせたサイズ調整だけではありません。流行りのシルエットに合わせた仕立て直しをしてくれるお店もあります。

全体的にスリムにしたり、胸板を厚く見せたりしたい場合など、ある程度の要望はかなえられる可能性があるので、お店に問い合わせてみましょう。

ただし、補正の幅には限界があり、新しく購入した方が良い場合もあります。

時間がない人は、裾上げ程度の補正であれば自分でもできるため、自宅での補正も視野に入れてみてはいかがでしょうか。

KASHINAVI編集部
KASHINAVI編集部
オーダーメイドブランドのKASHIYAMAによる、知って得するスーツの常識をまとめたコンテンツ「KASHINAVI」を運営。 スーツに関するお悩みに対してナビゲートします。

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