男性の股下平均は何cm?スーツ選びに役立つサイズ感の目安
スーツをかっこよく着こなしたいなら、股下の長さが重要です。スタイリッシュに着こなすためには、適切な股下の長さでスーツ全体のバランスを整える必要があります。
この記事では、日本人男性の股下の長さや、スーツ選びに役立つサイズ感の目安を解説します。自分だけにぴったりのパーフェクトなスーツを手に入れるための参考にしてください。
日本人男性の平均股下長
日本人男性の股下の長さは、身長によって異なります。平均値を把握しておけば、自分に合ったサイズ感のパンツ選びに役立ちます。
まずは股下長の平均や個人差、計算方法について理解することから始めましょう。
身長別の平均股下長
日本人男性の平均股下長は以下の通りです。
身長 | 平均股下長 |
---|---|
160cm | 72cm |
165cm | 74cm |
170cm | 76.5cm |
175cm | 78.7cm |
180cm | 81cm |
身長が高くなるほど、股下の長さも長くなる傾向にあります。同じ身長の男性でも脚の長さには差があるため、平均値通りのサイズが必ずしも自分に合うとは限りません。自分の体型に合ったパンツを選ぶためには、実際に試着してみることも大切です。
股下長の個人差
同じ身長の男性でも、股下の長さには個人差があります。平均値はあくまでも目安であり、自分の体型に合ったサイズ選びが重要です。例えば、身長170cmの男性の平均股下長は76.5cmですが、実際には74cmから79cmくらいまでの幅があります。
脚の長さだけでなく、太さや筋肉量によっても変わることがあります。自分に合ったパンツを選ぶ際は、実際に着用してから判断するようにしましょう。
股下比率の計算方法
身長に対する股下長は、実際の長さよりも股下比率を考慮する必要があります。股下比率は身長に対する股下の長さの割合を指し、比率を計算することで自分の体型が平均値とどのぐらい差があるのか判断できるのです。
股下比率は、「股下の長さ÷身長×100」で算出します。身長にもよりますが、日本人男性の平均的な股下比率は約45%と言われています。
例えば、身長170cmの男性の場合、平均的な股下の長さは76.5cm(170cm×0.45)となります。自分の股下比率を計算して、体型に合ったパンツ選びに役立てましょう。
股下の正しい測り方
自分に合ったパンツを選ぶためには、正確な股下の長さを知ることが大切です。股下の測り方は主に3つあります。
- 経った状態で測る
- 座った状態で測る
- ぴったりのパンツを使って測る
測り方を参考にし、自分にぴったりの方法を見つけてみてください。
立った状態で測る方法
立った状態で股下を測る方法は、実際にパンツを履いた時の長さに近い数値が得られるため、最も一般的な方法です。測る時は、いつも履いている靴を履いた状態で背筋を伸ばして自然に立ちます。股の付け根から床までの長さを、メジャーで計測します。
1人で計測するときは、壁に背中をつけながら立ち、付箋などを目印にする方法がおすすめです。姿勢によって数値が変わるため、何度か測ってみて平均値を割り出すといいでしょう。
寝た状態で測る方法
寝た状態で股下を測る方法は1人でも簡単に計測できるため、自分の股下を知りたい時に便利です。壁に足の裏をつけて仰向けに寝て、脚を伸ばした状態にします。脚の付け根からかかとまでの長さをメジャーで計測しましょう。
寝た状態なので姿勢の影響を受けにくく、比較的安定した数値が得られます。実際にパンツを履いた時の長さとは若干異なる可能性があるので、あくまでも目安として参考にしてください。
ぴったりのパンツで測る方法
自分にぴったりのパンツを持っている場合、手持ちのパンツで股下を測るのもおすすめです。実際の着用感に基づいて計測するため、最も確実な方法です。
測る時はウエストと裾の長さが理想的なパンツを選びましょう。股の付け根から裾までの長さをメジャーで測ります。パンツのデザインによっても若干の誤差が生じることがあるので、複数のパンツで試してみるといいでしょう。
なお、スーツの長さを正確に測りたいときは、スーツ店へ来店し計測するのもおすすめです。KASHIYAMAでは各店舗にメジャーの目盛りをプリントしたメジャースーツをご用意しております。
スーツ選びに役立つ股下サイズの目安
男性のスーツ選びの際は、股下の長さを知ることでスタイリッシュでバランスの良い着こなしが実現できます。基本的に、股下の裾の長さは3種類あります。
ビジネスシーンでよく見られる股下サイズの目安について詳しく見ていきましょう。
ワンクッション
ワンクッションは、パンツの裾が靴の甲に1つ折り目ができる長さのことを指します。ビジネスシーンで最も一般的な股下の長さで、スーツとしての適度なフォーマル感を演出できます。
全体的にゆったりとしたシルエットで、歩いたり座ったりしても裾が靴から離れすぎずちょうどいい長さ感が魅力です。幅広い年代の男性に支持されており、ビジネスシーンでの定番の股下の長さと言えるでしょう。
ハーフクッション
ハーフクッションは、パンツの裾が靴の先端部分に軽く触れる程度でたわみが出ない長さを指します。ワンクッションよりもやや短めで、すっきりとしたシルエットを演出できます。
細身のスーツやタイトなフィッティングのパンツに合わせやすく、モダンでスタイリッシュな着こなしにぴったり。脚のラインがきれいに見え、スマートな印象を与えられるでしょう。
ノークッション
ノークッションは、パンツの裾が靴に触れない短めの長さで、カジュアルでラフな印象を与えます。ビジネスシーンではあまり見られない股下の長さで、フォーマルな場には不向きです。
ノークッションの長さは、足を揃えて立った状態で、パンツの裾が靴から1〜2cm程度離れるくらいを目安にすると、足首が見えてすっきりした印象になります。短くしすぎるとパンツが浮いて見えたり、バランスが悪くなったりするので注意が必要です。
裾上げ時の注意点
スーツのパンツを裾上げする際は、必ず靴を履いた状態で姿勢を正して計測することが大切です。素足やソックスでは、正確な股下の長さが測れません。ウエストの位置にも注意が必要で、男性は腰骨の位置に合わせるのが一般的です。ウエストが下がりすぎると股下が長くなってしまいます。
裾上げ幅は、1〜2cmずつ調整しながら、自分に合ったベストな長さを見つけていくことをおすすめします。スーツのスタイルや生地の特性によって裾上げ幅が変わることもあるので、店頭でプロのアドバイスを受けるのも良いでしょう。
男性の股下に関するよくある質問と回答
男性の股下に関して、よくある質問と回答をまとめました。股下の長さでスーツ選びを失敗したくない人は要チェックです。
自分に合ったスーツ選びに役立ててください。
Q.シングルとダブルの違いは?
A.シングルとダブルの主な違いは、パンツの裾の折り返しの有無です。シングルは折り返しのないタイプで、すっきりとしたシルエットが特徴です。一方、ダブルは裾に折り返しがあり、カジュアルな印象になります。
シングルはビジネスシーンにも最適で、細めのパンツとも相性抜群。ダブルは折り返し幅によっても印象が異なるので、ビジネスでは4cm程度にしておくのがおすすめです。シングルとダブル両方を試着して、自分に合ったスタイルを見つけてください。
Q.股下が平均より短いとき、スーツ選びのポイントは?
A.股下が平均より短い場合は裾上げをしっかりと行い、スーツの着丈とのバランスを取ることが大切です。股下が短いと、スーツ全体のバランスが崩れて、脚が短く見えてしまうことがあります。裾上げで股下の長さを調整し、ジャケットの着丈と合わせることで、全体的なバランスを整えましょう。
折り返し幅の広いダブルだと、股下が短めの方はバランスが取りにくいので、シングルを選ぶのがおすすめです。全体的にコンパクトなサイズ感のスーツを選ぶと、スタイルアップ効果が期待できます。
Q.股下が平均より長い場合は、スーツ選びのポイントは?
A.股下が平均より長い場合は、パンツ丈の長めのスーツを選ぶのがポイントです。股下が長いと、普通のスーツだとパンツ丈が短くなりがちです。もともとパンツ丈が長めのスーツを選べば、裾上げが最小限で済み、脚長効果を最大限に引き出せるでしょう。
よりスラっとした印象にしたいなら、シングルがおすすめです。太ももやヒップ周りにゆとりを持たせた方が、脚長効果がアップします。
まとめ
股下長は身長によって異なりますが、比率を計算して選べば自分にぴったりの長さが選べます。正しい姿勢で正確に計測し、自分にぴったりサイズのパンツを選びましょう。
自分に合ったサイズのスーツを選べば、脚長効果でスマートな印象になります。オーダースーツなら、股下の長さに合わせて最適なサイズに仕上げることができます。ぜひ、お気軽にご相談ください。