
スーツにもカジュアルにも使えるおしゃれなトレンチコートの結び方を紹介
トレンチコートは春秋の定番アイテムですが、ベルトの結び方ひとつで印象が大きく変わります。正しい結び方を覚えることで、ビジネスシーンからカジュアルな場面まで幅広く活用できるでしょう。
結び方のバリエーションを身につけると、同じトレンチコートでも着こなしのマンネリ化を防げます。季節の変わり目に重宝するトレンチコートだからこそ、結び方の工夫で新鮮な印象を演出したいものです。
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トレンチコートのベルトの基本スタイル
トレンチコートを初めて着る方から上級者まで、まずは基本的な結び方をマスターしましょう。シンプルながら洗練された印象を与える基本スタイルを詳しく解説します。
カジュアルで王道な「ワンノット(ワンテール)」
バックルにベルトを通し、剣先を身頃とベルトの間に下から上へ通します。輪の部分に剣先を再び通して平たい結び目を作るとスマートな印象に。
ワンノット結びを成功させるポイントは、以下の通りです。
- 剣先の長さを適切に調整する
- 結び目を緩めに整えて自然な仕上がりにする
- ベルトの通し方を正確に行う
結び目は緩めに整え、長すぎない剣先を垂らしてクールに演出するのがポイントです。トレンチコートの王道スタイルとして多くの人に愛用されており、初心者でも失敗しにくい方法といえます。
ワンノット結びはトレンチコートの正統派スタイルとして、どんなシーンでも通用する万能な結び方です。剣先の長さを調整することで、フォーマルからカジュアルまで対応できるでしょう。
「シンプルノット」で上品な印象に
バックルを正面に設定してベルトを締め、剣先を15cmほど二つ折りにします。ベルトの輪に下から剣先を通し、上からもう一度通してきつめに結びます。
結び目をコンパクトにまとめることでトレンチコートのシルエットを崩さず着こなせるのが魅力です。上品で、ビジネスにも映えるでしょう。
特に細身のトレンチコートには相性抜群で、すっきりとした印象を与えられます。結び目が緩みにくいため、一日中着用していても安心な実用的な結び方といえるでしょう。
ダブルテールでほどけにくくラフな印象に
剣先を長めに残し、腰のベルトと交差させたあと2周させてから通します。二重に結ぶことで程よいラフさとほどけにくさを両立します。
背面で結べば後ろ姿も整い、トレンチ本来のシルエットを損なわない仕上がりに。ダブルテール結びは風が強い日でも結び目が緩みにくく、アクティブなシーンでも活躍します。
ダブルテール結びは機能性と見た目の美しさを兼ね備えた結び方として、幅広い年代の方に支持されています。結び目に適度なボリュームがあるため、ゆったりとしたトレンチコートとの相性が抜群です。
ビジネスシーンで活用できる結び方
オフィスワークや商談など、きちんと感が求められるビジネスシーンでは、清潔感と上品さを兼ね備えた結び方が重要です。プロフェッショナルな印象を与える結び方を紹介します。
バックフロント結びでコンパクトにまとめる
ベルトを裏返してベルトステイに通し、腰後ろでバックルを表向きにセットします。剣先をベルトステイから通し、再度反対側にも通して垂らさずすっきりまとめましょう。
動きやすく着脱しやすいので商談や就職活動にも最適な結び方です。バックフロント結びは前面に結び目が見えないため、ジャケットの上から着用しても邪魔になりません。
デスクワークが多い方にとって、座った際に結び目が当たらないのも大きなメリットです。バックフロント結びは機能性とビジネスマナーを両立した理想的な結び方として、ビジネスシーンや就職活動にも最適です。
片リボン結びでさりげなく女性らしさをプラス
体の正面から少しずらしてベルトを交差させ、ひと結びして輪を作ります。剣先側を二つ折りにした部分にバックル側を通してリボン状に仕上げます。
結び目の位置を右か左にずらすことでこなれ感と上品さを両立。片リボン結びは女性らしさを演出しながらも、やりすぎない絶妙なバランスが魅力的です。
スーツスタイルにも合わせやすく、重要な会議やプレゼンテーションでも好印象を与えられます。リボンの大きさを調整することで、シーンに合わせたアレンジも可能です。
ネクタイ結びでメンズライクに
バックルを片側にずらし、交差部分にベルトをタイのように巻きつけます。交差した輪の中に剣先を通し、しっかり固定される結び目を作りましょう。
ビジネススーツとの相性がよく、きちんと感と個性を同時に演出。ネクタイ結びはメンズライクな印象を与えるため、パンツスーツやジャケットスタイルにぴったりです。
ネクタイ結びは洗練された大人の女性を演出する結び方として、キャリアウーマンの間で人気が高まっています。結び目がコンパクトで型崩れしにくいのも特徴です。
カジュアルシーンで使えるアレンジ
休日のお出かけやリラックスした場面では、堅苦しくない自然な結び方が適しています。カジュアルな装いに合う、おしゃれで快適な結び方について解説します。
両サイド結びでリラックス感を演出
両サイド結びは、トレンチコートのベルトを使って抜け感とリラックス感をプラスできる人気のアレンジです。両サイドのベルトループにベルトを通し、後ろでひと結びずつ行います。ベルトをピンと張らず、ヒップに届くくらいにたるませて抜け感を演出します。
歩いてもずれにくいよう、ループ内で結び目を固定しておくのがコツです。両サイド結びはガウンのような羽織り方にも対応できるため、カジュアルなコーディネートの幅が広がります。
デニムスタイルやワンピースとの組み合わせることで、こなれ感や女性らしさをプラス。結び目の位置を調整することで、体型カバー効果も期待できます。
バックリボン結びで後ろ姿を華やかに
ベルトをベルトステイに通し、後ろで交差させてひと結びします。交差部分でリボン結びを作り、左右のループと剣先の長さを揃えて整えましょう。
可愛らしさを抑えつつ上品な印象をプラスし、休日コーデに最適な結び方です。バックリボン結びは後ろ姿が美しく見えるため、デートや女子会などの特別な日にもおすすめです。
リボンを小さめにすれば控えめで上品に、大きめにすれば華やかで遊び心のある印象に仕上がります。大人の女性らしさを演出しながらも、遊び心を忘れない絶妙なバランスが魅力です。
緩めの背面ベルトでエフォートレスに
両サイドのベルトループでベルトを軽くひと結びし、背面でゆるくたるませます。ベルトの落ちを防ぐためループ内で結び目を固定し、自然なドレープをキープします。
歩いてもベルトが落ちないように、ループの中で結び目を固定しましょう。ガウン風に羽織っても崩れないリラックス感あるコーデになります。
緩めの背面ベルトは肩の力を抜いた大人の余裕を演出する結び方として、リゾートスタイルやカフェタイムにぴったりです。動きやすさと見た目の美しさを両立できる点も魅力的です。
結び方 | 特徴 | 適用シーン | 難易度 |
---|---|---|---|
ワンノット | シャープで洗練された印象 | オールマイティ | 初級 |
シンプルノット | コンパクトで上品 | ビジネスフォーマル | 初級 |
ダブルテール | ほどけにくく機能的 | アクティブシーン | 中級 |
バックフロント結び | 前面すっきり | ビジネス・デスクワーク | 中級 |
片リボン結び | 女性らしく上品 | ビジネスカジュアル | 中級 |
ネクタイ結び | メンズライクで個性的 | パンツスーツスタイル | 上級 |
両サイド結び | リラックス感のある抜け感 | カジュアル・休日 | 初級 |
バックリボン結び | 後ろ姿が華やか | デート・女子会 | 中級 |
緩めの背面ベルト | エフォートレスな自然体 | リゾート・カフェタイム | 初級 |
まとめ
トレンチコートのベルトの結び方をマスターすることで、同じアイテムでも印象を大きく変えることができます。基本のワンノットからアレンジ性の高いリボン結びまで、シーンに応じて使い分けることが大切です。
ビジネスシーンではすっきりとした結び方を心がけ、カジュアルな場面では遊び心のある結び方を楽しみましょう。練習を重ねることで、自然と手が動くようになり、毎日のコーディネートがより楽しくなるはずです。
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