
夏のビジカジ着こなし術!暑さに負けない爽やかスタイル&NGマナーを解説します
暑い時期にピッタリのビジカジ(ビジネスカジュアル)スタイリングが気になりますよね。汗ばむ季節でも涼しげな印象を保ち、仕事でもプライベートでも好印象を与えるポイントを押さえましょう。
快適さと清潔感が両立した、暑さに負けない爽やかな夏のビジカジ着こなし術をご紹介します。
夏のビジカジ基本アイテム選び
快適な夏のビジカジスタイルを作るには、適切なアイテム選びから始めましょう。暑い季節でも涼しく過ごせる工夫が詰まったアイテムをご紹介します。
トップス選びのポイント
ボタンダウンシャツは襟先がボタンで固定されるため、ネクタイなしでも襟が崩れず清潔感が保たれます。
夏場は汗で襟が倒れがちですが、ボタンダウンならそうした心配がなく、一日中きちんとした印象を維持できるでしょう。
バンドカラーシャツならリネン素材を選ぶと通気性が向上し、汗によるベタつきを軽減できます。 首元にゆとりがあるため、熱がこもりにくく夏場のムレ対策に効果的と言えるでしょう。
ホリゾンタル(ワイド)カラーは襟の開きが広いため、ノーネクタイでも首元のVゾーンがすっきりとスタイリッシュに見えます。 夏らしい開放感のある印象を与えながらも、ビジネスシーンに相応しい品格を保てます。
ボトムス選びのコツ
シアサッカー生地のアンクルパンツは凹凸織りで肌との接触面積が少なく、汗をかいても快適です。夏のボトムス選びについて、以下のポイントがあります。
- 吸汗速乾機能が高い素材を選ぶ
- 適度なストレッチ性があるものを優先する
- 膝下から裾にかけて細くなるシルエットがスマートに見える
- 丈感は足首が少し見える長さが夏らしい
テーパードシルエットのチノパンツは裾幅が絞られているため、スマートな印象を与えられます。
高ストレッチ素材なら動きやすさも確保でき、長時間のデスクワークでも窮屈さを感じません。夏場は薄手の素材を選ぶと汗による不快感を軽減できるでしょう。
夏に映える小物の選び方
真夏のビジカジでは、清潔感・機能性・上品さを意識した小物選びがポイントです。
腕時計はシンプルで上品なデザインが好印象です。革ベルトやメタルバンドなど、ビジネスシーンに合う素材を選ぶと良いでしょう。大きすぎないサイズ感を意識し、コーディネートのアクセントにしましょう。
ベルトはメッシュやレザー素材を選ぶと、通気性と上品さを両立できます。ブラックやブラウンなどのベーシックカラーが無難です。
靴はローファーや外羽根の革靴が軽やかでビジカジに最適です。褪せ対策として、清潔感のある白や単色のハンカチやタオルも忘れずに持ち歩きましょう。
暑さに負けない爽やかスタイリング術
夏のビジカジでは涼しさと清潔感の両立が鍵となります。汗をかきやすい季節だからこそ、素材選びから着こなしまで工夫が必要です。
素材選びで涼しさをキープ
リネン混紡シャツは吸汗速乾性に優れ、湿度の高い環境でも肌触りがサラリと維持されます。100%リネンよりも混紡タイプは型崩れしにくく、アイロンがけも容易になるため日常使いに適しています。
クールマックス素材のパンツは汗を素早く逃がしやすく、サラリとした穿き心地が特徴です。通常の綿素材と比べて速乾性が高いため、汗をかいた後もべたつきにくく快適に過ごせます。夏のビジネスシーンでは特に重宝するでしょう。
ストレッチ性15%以上の素材を選ぶと、動作時の締め付け感が軽減され作業効率が向上します。夏は体温調節のため体が膨張しやすい傾向にあるため、若干余裕のあるサイズ感を選ぶのもおすすめです。快適さは仕事のパフォーマンスにも直結します。
色使いで爽やかさを演出
ネイビー×ライトグレーはコントラストが強過ぎず涼しげに見え、夏のビジカジにぴったりです。暗い色だけでなく明るい色を取り入れることで、視覚的な涼しさも演出できます。
アッシュカーキのパンツに白シャツを合わせると、爽やかさと落ち着きが両立します。夏らしい色合いの組み合わせには、以下のパターンを参考にしてください。
組み合わせ | 印象 |
---|---|
白×水色 | 清潔感があり爽やかな印象 |
ベージュ×サックスブルー | 優しい印象で好感度が高い |
ライトグレー×ピンク | 上品さと柔らかさを表現 |
ネイビー×白 | 定番だが季節を問わず使いやすい |
淡色シャツは直射日光を反射しやすいため、紫外線対策としても効果的です。暑い屋外での移動時も、濃色に比べて熱を吸収しにくく快適に過ごせます。見た目の印象だけでなく、実用性も兼ね備えた色選びが理想的でしょう。
レイヤリングテクニック
半袖シャンブレーシャツに軽めのカーディガンを重ねると、冷房の効いた室内でも涼しく快適に過ごせます。夏のオフィスは室内外の温度差が大きいため、脱ぎ着しやすい薄手のアウターを一枚持っておくと便利です。
ノーカラージャケットと同色スラックスのセットアップは、縦のラインが強調されスタイルよく見えます。一見するとスーツのようなきちんと感がありながらも、襟がないことでカジュアル感も演出できるバランスの良いスタイリングと言えるでしょう。
ビジカジのNGマナーと対策法
ビジカジといえど、ビジネスシーンであることを忘れてはいけません。快適さを追求するあまり、マナー違反にならないよう注意しましょう。
露出に関する注意点
ワイシャツの第1ボタンは外してもOKですが、襟の開きが広過ぎるとカジュアル感が強くなり過ぎるので注意が必要です。胸毛が見えるほど開けるのは避け、Vゾーンが清潔感を保てる範囲内に留めましょう。
アンクルパンツの適正丈はくるぶし骨中央から2cm上部までで、それ以上短いとビジネスシーンに不適格です。短すぎるパンツ丈はカジュアル過ぎる印象になり、ビジネスの場では不釣り合いになる可能性があります。
透け防止インナーは肌色に近いベージュ系を選ぶとシャツの下に目立ちにくくなります。夏の薄手のシャツは意外と透けやすいため、下着の色や柄が透けないよう配慮することが大切です。特に白シャツを着用する際は注意しましょう。
カジュアルすぎるアイテムの見極め方
Tシャツは袖丈が上腕の真ん中より長くなるとカジュアル感が強くなるので、ビジカジでは短めを選びましょう。デザインも無地か小さなワンポイントまでに留め、派手な柄やロゴは避けるべきです。
アロハシャツは観光業など特定の業界で許容されることが多く、オフィスや社交場では避けるのが無難です。
編みニットを着る際は肌が透けやすいものもあるので、インナーの色選びに注意します。黒や濃紺など暗めの色のニットならインナーも黒系を合わせると透けても目立ちにくくなります。肌着の襟元がニットから見えないよう注意しましょう。
急な来客への対応策
オフィスに一着ジャケットを常備しておくと、突然のミーティングやお客様訪問にも即座に対応できます。急なカジュアル要件には、襟付きポロシャツを選び、襟の立ちが良いものを選ぶときちんと感が出ます。胸ポケットがないタイプやボタンダウンタイプのポロシャツならより品のある印象に仕上がり、突然のミーティングにも対応可能です。
万が一ネクタイ着用が必要になったときは、事前に練習しておくと慌てずに済みます。ビジカジが基本でもネクタイを結ぶ場面は意外と多いため、最低限のネクタイの結び方はマスターしておくと安心です。緊急時にはクリップオンタイプも役立ちます。
まとめ
夏のビジカジは素材選びが重要です。リネン混紡シャツやクールマックス素材のパンツなど通気性に優れたアイテムを選び、ネイビー×ライトグレーなどの爽やかな色合わせを心がけましょう。
適切な丈感と露出度に注意し、ジャケットやポロシャツも状況に応じて活用することで、暑い季節でも清潔感とスマートさを両立した快適なスタイルが実現できます。涼しさと品格を兼ね備えた夏のビジカジで、仕事もプライベートも快適に乗り切りましょう。