卒業式の母親(ママ)の服装?マナーやおすすめコーデ、選び方までご紹介
卒業式の母親(ママ)の服装?マナーやおすすめコーデ、選び方までご紹介
卒業式は、お子さまの晴れ舞台となるフォーマルな式典です。しかし、卒業式には何を着ていけばよいのか、最低限のマナーはあるのかとお悩みの方がいらっしゃるでしょう。ここでは卒業式に参列される母親(ママ)に向けたおすすめコーディネートやマナーをご紹介します
INDEX
卒業式の母親(ママ)コーデはセミフォーマルが基本
卒業式に出席する母親の服装は、セミフォーマルが基本です。 セミフォーマルは、フォーマル(礼服)に次ぐ格式であり、結婚式や披露宴、卒業式や卒園式で着用されるほか、パーティーや一部レストランでドレスコードに指定されている場合もあります。 以下の表は、フォーマル(礼服)とセミフォーマル(準礼服)の違いをまとめたものです。
フォーマル(礼服) | セミフォーマル(準礼服) | |
格式 | 最も高い | フォーマルに次いで高い |
基本カラー | 黒 濃紺 ダークカラー |
ダークカラー ※カジュアルシーンでは 明るい色も可能 |
着用シーン | 冠婚葬祭 | 結婚式・披露宴 卒業式・卒園式 パーティーや格式あるレス トランなど |
セミフォーマルとは
セミフォーマルは「準礼装」とも呼ばれ、フォーマルに次いで格式高い服装を指すものです。卒業式や卒園式などのフォーマルな場面で着るもので、卒業式はセミフォーマルでの出席が基本とされています。 スーツが基本ですが、女性の場合はスカートとジャケットの組み合わせもよく取り入れられており、明るめのカラーよりもダークカラーが好ましいとされています。 また、ブラックフォーマル(礼服)は卒業式でも着用できますが、喪服のイメージがつよいフォーマルは避けたほうが無難です。
フォーマルスーツとセミフォーマルの違い
フォーマルスーツは礼服や喪服など冠婚葬祭で着られる服装です。黒や濃紺、ダークカラーが基本で、最も格式が高いものとされています。 一方、セミフォーマル(準礼服)はフォーマルの次に格式高い服装です。こちらもダークカラーが基本となるものの、カジュアルな場面では明るい色を着用することもあります。
セレモニースーツとセミフォーマルの違い
セレモニースーツは、入学式や卒業式などのフォーマルな場で着用する服装です。一方、セミフォーマルは、正礼装とカジュアルの中間に位置するドレスコード全体を指します。 セレモニースーツは、セミフォーマルな服装のひとつです。「きちんと感」や「清楚さ」が重視される入園式や入学式では、セレモニースーツが適切な選択と言えるでしょう。 同じセミフォーマルでも、結婚式や披露宴などではより華やかなデザインが選ばれることが多くなっています。
卒業式でおすすめの母親(ママ)コーデの例
ここまで、おさえておきたい各用語の違いについてご紹介しました。 実際にどのような服装をすればよいのか迷う方も多いでしょう。続いては、卒業式でのおすすめコーディネートを4パターンに分けてご紹介します。
1.ジャケット×パンツ
もっとも一般的なのが、ジャケットとパンツの組み合わせです。このスタイルは、フォーマル感がありながらも、動きやすさを兼ね備えています。定番のネイビーやブラックは、入学式にも着回せるので便利ですよ。 また、ジャケットとパンツはセレモニー以外でも一着持っていると便利です。お手持ちのアイテムと組み合わせれば、着こなしのバリエーションもさらに増えます。
2.ジャケット×スカート
ジャケットとスカートの組み合わせもおすすめです。このとき、スカート丈はひざが隠れる程度、長くてもミモレ丈(ふくらはぎの中間)にしましょう。 ツイード生地のスカートを黒のジャケットやブラウスと合わせると、女性らしくやわらかな印象がプラスされます。また、パールのネックレスでより上品に見せるのも素敵です。
3.ジャケット×ワンピース
3つ目のおすすめコーデは、ジャケットとワンピースの組み合わせです。 基本的にはジャケットを重ねて着用し、ワンピースの色と合わせるか、ダークカラーのワンピースに明るめカラーのジャケットを選びましょう。上着を着用した時と脱いだ時で印象が変わるのもポイントです。 黒やネイビーのワンピースを選ぶ際は、喪服に見えないデザインを選びましょう。
4.セットアップ
セットアップは、普段のコーディネートにも取り入れやすいアイテムです。セットになっていてコーデの軸が決まりやすいのもポイントと言えます。 卒業式などセミフォーマルの装いには、ネイビーや黒などのダークカラーかつ上品なデザイン・素材のものを選びましょう。
母親(ママ)向けの卒業式服装マナー6選
卒業式の出席にあたって、おさえておくべき服装マナーがいくつか存在します。6つのマナーについて、改めて確認しておきましょう。
1.ストッキングは肌色がベター
黒のストッキングは、喪服を想像させてしまうためNGです。卒業式では肌色のストッキングを着用しましょう。 肌色のストッキングには足元をすっきりと見せてくれる効果があり、全体のコーディネートにも馴染みます。
2.高すぎないパンプスを選ぶ
パンプスのヒールの高さは、5cm程度が理想的です。 華美な装飾やラメ・スパンコールなどの装飾が付いたもの、派手なカラーは避けましょう。 ブラックやベージュなどのベーシックカラーで、ラウンドトゥやスクエアトゥなど、服装に合わせて統一感の出るものを選ぶのがおすすめです。 卒業式当日を快適に過ごすには、履き心地や歩きやすさも重要なポイントです。天候によっては雨や雪が降ることも考えられるため、撥水加工されていると安心ですね。
3.派手なアクセサリーは避ける
式の主役は卒業生ですから、彼らを引き立てるためにも控えめな装いを心がけましょう。シンプルで上品なアクセサリーを選ぶと、フォーマルな場にふさわしい印象を与えることができます。 このとき、アクセサリーをダークカラーにすると重たい印象になってしまいます。コーデの全体的なバランスを見つつ、上品ながらもアクセントになる華やかなものを選びましょう。
4.天候に合わせたアウターを選ぶ
式典の時期や地域によっては、雪が降っていたり気温が低かったりと、アウターが必要になる場合もあります。 なお、卒業式はフォーマルな場ですから、原則として式典中はアウターを脱ぐのがマナーです。アウターと合わせて、カイロや保温性のあるインナーなどで防寒対策を行いましょう。 アウターは、ベーシックな黒・グレー・ベージュなどのカラーがおすすめです。カジュアルなダウンジャケットやカーディガンは避けましょう。たたんだときにシワになりにくい素材を選ぶなど、脱いだあとのことも考えて選ぶとよりスマートです。
5.小さめなバッグを選ぶ
バッグが大きいとカジュアルな印象を与えてしまうため、フォーマルの場では避けましょう。卒業式では小さめのバッグが適切です。 また、小さなバッグには全体のコーディネートがすっきりと見える効果もあります。
6.派手なメイクは避ける
卒業式では、派手なメイクは避けるべきです。 フォーマルな場であることを考慮して、ナチュラルで清潔感のあるなメイクがおすすめです。
【年代別】母親(ママ)向け卒業式の服装選びのポイント
ここからは、年代別で心がけたい服装選びのポイントについてお伝えします。 どの年代でも、卒業式というフォーマルな場にふさわしいものを選ぶことが大切です。また、天候や会場の状況に合わせてアウターや小物を用意しましょう。
20代の場合
20代には、若々しさを活かした華やかな服装がおすすめです。明るめの色合いのスーツや、フェミニンなデザインのワンピースにジャケットを合わせるなど、上品かつおしゃれな着こなしが似合います。 シンプルで上品なアクセサリーを選び、コーディネート全体のバランスを整えましょう。
30代の場合
30代には、落ち着いた色合いのスーツや、シンプルなデザインのワンピースにジャケットを合わせるなど、大人の上品さを演出する着こなしがおすすめです。 パールなどの上品なアクセサリーを合わせると、引き締まった印象になります。
40代の場合
40代には、上品さを意識した卒業式の服装がおすすめです。黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色のスーツを選び、シンプルなデザインのアクセサリーでバランスよい着こなしを意識しましょう。 スカートやワンピースを着用する場合は、膝が隠れる丈のものを選ぶことが望ましいです。
50代の場合
落ち着いた色合いのスーツや、シンプルで上品なデザインのワンピースにジャケットを合わせた上品なコーディネートが素敵です。また、和装を選ぶ場合は、はっきりした色の着物が引き立ちます。
卒業式母親(ママ)の服に関するよくある質問
卒業式への出席にあたって、疑問や不安を感じる方も多くいらっしゃいます。 持ち物や体型カバー、セミオーダーについてなど、よくある質問にお答えしていきます。
卒業式に持っていくべき持ち物はありますか?
寒い日は、カイロなどで寒さ対策を万全にしましょう。持ち物が増えた場合に備えて、コンパクトにたためるサブバックもあると安心です。 基本的には式の案内を参照して、不安なところがあればママ友や先輩ママに相談してもよいでしょう。
体型をカバーしてくれる服はありますか?
Aラインのスーツやワンピース、レイヤード風トップスがおすすめです。 カラーで悩んだら、全体的にスッキリ見せてくれるダークカラーを選びましょう。また、ネックレスやイヤリングなど、アクセサリーでも縦のシルエットを強調するのも方法のひとつです。
卒業式の服装におすすめのカラーはありますか?
卒業式で着用するセミフォーマルは、ダークカラーが基本です。 そのため、ブラック、ネイビー、グレーといったダークカラーを選ぶことがおすすめと言えます。
いつまでに服を用意すればよいですか?
3月の卒業式に合わせて、卒業式の1ヶ月前の2月には準備を始めておきましょう。2月頃には多くのお店やブランドでセレモニーアイテムが揃っています。秋口から年末など、少し早い時期のセールもねらい目です。 なお、自分好みのスーツをオーダーする場合は、リサーチも含めてより早めに準備しておくと安心です。卒業式の日にちに余裕を持って完成してほしい旨を伝えましょう。
セミフォーマルの相場はいくらですか?
セミフォーマル服装の相場は、一般的に1万円から3万円程度です。ただし、予算は個々の家庭や好みによって異なります。 早めにお店をチェックしておくと、直前になって焦ることもありません。
まとめ
卒業式の服装は、セミフォーマルが基本です。マナーを守りつつ、お気に入りのコーデでご家族にとって大切な一日を過ごしましょう。 卒業式のスーツ探しは、慌てずに余裕をもって用意することが重要です。