
スーツ×ダウンジャケットの組み合わせのコツまとめ|選び方&考え方も解説します
冬のビジネスシーンにおいて、重要なのが防寒とスタイルの両立。 では、スーツとダウンジャケットの組み合わせはどうでしょう。 一見すると、フォーマルなスーツとカジュアルなダウンジャケットは相容れないように思えますが、実は一概には言えません。 選び方次第で、スーツにダウンジャケットは十分にマッチし、さらに防寒性もバッチリのアイテムとなります。 そこで今回は、スーツとダウンジャケットを上手にコーディネートするためのポイントを詳しく解説します。 適切な選び方からコーディネートの考え方、さらには保管方法まで、一緒に見ていきましょう。
INDEX
スーツにダウンジャケットの組み合わせはOK?
スーツスタイルにダウンジャケットを合わせるのはどうなのでしょうか? 答えは「アリ」ですが、その際に気をつけるべきポイントがいくつか存在します。 具体的には以下がポイントとなります。
色・素材 サイズ感 防寒性色・素材を考慮するとGood
まず、ダウンジャケットの色と素材について考える必要があります。 ビジネスシーンでの着用を考えると、派手な色や光沢のある素材は避けるべきです。落ち着いた色合いで、質感もスーツと相性の良いものを選びましょう。
サイズ感も重要
次に大切なのがサイズ感です。ダウンジャケットはスーツの上から着るものなので、スーツの裾が隠れるくらいの長さが適しています。 目安としては、正面を向いて直立したときにスーツの裾が見えてしまうダウンジャケットは避けたほうがよいでしょう。もう少し長めのものを選ぶようにします。 ただしベンチコートのように長すぎると全体のバランスを崩すため、適度な長さを心掛けましょう。
スーツ×ダウンジャケットの防寒性は◎
スーツにダウンジャケットを合わせるメリットとして外せないポイントに、やはり防寒性が挙げられます。 生地・素材にもよりますが、冬季(特に厳冬期)の気温に対応できるほどスーツの防寒性は高くないため、特に冬場の外回りを伴うビジネスシーンでは、ダウンジャケットが大いに役立ちます。 東北地方や北海道など寒冷な地域への出張がある、といったケースでは尚更用意しておきたいところです。
スーツに合うダウンジャケットの選び方は?
では、具体的にどのようなダウンジャケットを選べば良いのでしょうか? 具体的には以下の3点がキーポイントになります。
シルエット 高級感 防寒性ポイント1.シルエットやデザインがスーツに合うものを選ぶ
スーツとダウンジャケットを組み合わせる際には、全体のシルエットを崩さないデザインを選ぶことが重要です。 スーツとダウンジャケットの組み合わせを避ける人が多いのは「シルエットが崩れる」といった部分ではないかと考えられます。 素材やサイズ感にこだわると、ダウンジャケットでもスタイリッシュなビジネスファッションが可能となります。
ポイント2.素材&高級感も考慮する
スーツと合わせるダウンジャケットは、素材感や高級感も重視するべきです。ビジネスシーンでは品質の高いものを選びましょう。 具体的には、スーツの素材と同じ色合い・風合いのダウンジャケットを採用することが重要なポイントとなります。
ポイント3.もちろん防寒性(機能性)が重要!
シルエットやスタイルを気にするあまり、防寒性の低いダウンジャケットを採用してしまうのはやはり避けたいところ。 防寒性はダウンジャケットの最大のメリットです。見た目だけでなく、機能性も確認しましょう。
スーツとダウンジャケット|コーディネートの考え方は?
スーツとダウンジャケットを上手にコーディネートすることで、寒い季節でもスタイリッシュにビジネスシーンを乗り切ることができます。 では、具体的にどのようにコーディネートすれば良いのでしょうか。
カラーコーディネートの考え方は?
ダウンジャケットを選ぶ際には、色選びも重要なポイントです。 「スーツスタイルに合わせる」ことを念頭に置き、ネイビーやブラックなどの落ち着いた色を選びましょう。 派手な色はビジネスシーンでは適さない場合が多いため注意が必要です。 先述のとおり、スーツと同色のダウンジャケットを選ぶと全体の統一感が出ます。
コーディネートのコツは?
コーディネートのコツは「ダウンジャケットとスーツの生地感を合わせる」ことです。 例えば、ウールのスーツにはマットな質感のダウンジャケットが合います。生地感がバラバラだと、全体の印象もバラバラに見えてしまうため注意が必要です。
ダウンジャケット×スリーピーススーツはアリ?
ダウンジャケットとスリーピーススーツの組み合わせも、モダンな印象を与えることができます。 ただし、スリーピーススーツ自体が高級感のある仕上がりというケースが多いため、ダウンジャケットも同等の品質・風合いのものを選ぶようにするのがコツです。
ビジネスシーンでのダウンジャケットの着こなし術まとめ
ビジネスシーンでダウンジャケットを着こなすためのポイントをまとめてみましょう。 ここでは、「通勤&オフィス内勤メインの場合」「外回りが多い場合」の2パターンで見てみます。
シーン | スタイルのポイント |
---|---|
通勤&オフィス内勤メイン | シンプルなデザインのダウンジャケットを選ぶ。 防寒性よりもファッション性を重視しても良い。 |
外回りが多い場合 | 防寒性や機能性を重視したダウンジャケットを選ぶ。 見た目だけでなく、機能性も考慮することが重要。 |
通勤&オフィス内勤メイン時のスタイルは?
通勤やオフィス内勤メインの場合、シンプルなデザインのダウンジャケットを選ぶことがおすすめです。 通勤やオフィス内勤メインであれば、多少防寒性よりもファッション性を重視しても良いでしょう。
外回りが多いときのスタイルは?
反対に外回り(営業・現場視察など)が多い場合や、地域・時期によって外気温が氷点下になるようなシーンでは、より防寒性や機能性を重視したダウンジャケットを選びましょう。 見た目だけでなく、機能性も考慮することが重要です。 ここまでにご紹介した要素を元に、ある程度スタイルにも気を配ってみるとワンランク上の仕上がりが目指せます。
よくある質問
さて、スーツとダウンジャケットの組み合わせについて、疑問を持つ方も多いかと思います。 ここでは、よく寄せられる質問について解説していきます。
スーツに合わないダウンジャケットの特徴は?
まず、「スーツに合わないダウンジャケットの特徴」についてですが、具体的には以下の3つが挙げられます。
カジュアルすぎるデザイン 派手すぎる色合い 光沢感のある素材カジュアルすぎるデザインについては、主にアウトドア用途に特化したものや、大きなロゴが入っているものなどが該当します。 スーツと合わせる場合、やはり違和感を与えてしまうこともあるでしょう。結果、ビジネスシーンでは避けた方が無難です。 色合いについてはビビッドな色彩であったり、カラフルかつ明るすぎる色が組み合わされたものは、スーツとのコントラストが合いづらく着こなしの難易度がかなり高くなると言わざるを得ません。 光沢感のあるものも避けておいた方が無難でしょう。 素材によって光沢感があるダウンジャケットも多く見られますが、スーツと合わせるとカジュアルさが強調され、スーツのフォーマルさとのバランスが崩れてしまいます。 上記のような特徴を持つダウンジャケットは、スーツに合わせるのは難しいでしょう。 高級感があり落ち着いたデザイン・色味で、かつスーツに合うものを選ぶことが大切です。
ダウンジャケットの保管方法は?
「ダウンジャケットの保管方法」についてですが、以下の2つのポイントを押さえておきましょう。
形を整えてから保管する 湿気を避けるダウンジャケットのみならずアウターは全般的に、ある程度形を整えてからハンガーに掛けておきましょう。 特に夏季の保管ですが、ダウンは湿気に弱いので湿度が高い場所や直射日光の当たる場所は避け、通気性の良い場所で保管すると良いでしょう。
ダウンジャケット以外のスーツに合うアウターは?
「ダウンジャケット以外のスーツに合うアウター」についてですが、以下の3つのアウターがおすすめです。
種類 | 特徴 |
---|---|
ステンカラーコート | 襟腰があり、スマートな印象に。 ビジネスシーンに適しています。 |
トレンチコート | 雨の日でも活躍。 カジュアルからフォーマルまで、幅広く対応できる定番アイテム。 |
チェスターコート | 長めの丈が上品さ・エレガントさを演出。 スーツとの相性が良い。 |
襟腰と呼ばれる部分を持つステンカラーコートはスマートな印象を与え、スーツと合わせるビジネスシーンにも適している選択肢の一つです。 また、定番といえば定番ですがトレンチコートも選択肢に入ってきます。特に雨の日でも活躍するアイテムで、カジュアルからフォーマルまで幅広く対応できるのが特徴です。一着持っておいて損はないでしょう。 上品さ・エレガントさを演出するならチェスターコートもおすすめです。長めの丈が特徴で、上品さを演出します。 これらのアウターもスーツとの相性が良く、ビジネスシーンでの利用に適しています。 ダウンジャケットと併せて、コーディネートの幅を広げてみてはいかがでしょうか。
まとめ
「シルエットが崩れそう…」と敬遠されがちな冬季におけるスーツとダウンジャケットの組み合わせ。 適切に選び、コーディネートすれば十分にビジネスシーンに対応可能なことが分かりました。 ダウンジャケット選びではシルエットやデザイン、素材感、そして防寒性を考慮することが重要です。 ファッションにもこだわりたいところですが、防寒性をおろそかにしてしまっては本末転倒。しっかりと暖かいダウンジャケットを選びたいところです。 色味はネイビーやブラックなど落ち着いた色を選ぶこと、ダウンジャケットとスーツの生地感を合わせることがコーディネートのカギとなります。 ダウンジャケット以外のスーツに合うアウターとしては、ステンカラーコートやトレンチコート、チェスターコートもおすすめです。 他のスーツスタイルについては、当サイトの他の記事もご覧いただけます。 スーツライフをより豊かにするための情報が満載ですので、ぜひチェックしてみてください。