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【好印象】スーツに合ったネクタイの長さ&結び方のポイント
2023.11.09 THU

【好印象】スーツに合ったネクタイの長さ&結び方のポイント

ビジネスの場ではネクタイも重要な要素。適切な長さと結び方で、スーツ姿を一段と引き立ててみませんか? この記事では、スーツに合ったネクタイの長さと結び方のポイントを分かりやすく解説します。 どんなに素敵なスーツも、ネクタイの選び方次第で印象が大きく変わるものです。ネクタイ選びと結び方のコツを掴み、最高のビジネススタイルを目指しましょう。

スーツに合うネクタイの長さは?

スーツを着こなす際に、ネクタイの長さは非常に重要な要素となります。 しかし、具体的にどのくらいの長さが適切なのか、どのように長さを決定すべきなのかという点は一般的にはあまり知られていないかもしれません。 そこでこの章では、身長に合わせたネクタイの長さの選び方と、結んだ際の長さの目安について解説します。

ネクタイの長さは身長に合わせる

ネクタイの長さを選ぶ際の基本的な目安は、自身の身長に合わせることです。 例えば、日本人男性(18歳以上60歳未満)の平均身長は約170cm。この身長から見た場合、ネクタイの長さは145〜155cm程度が適切とお考えいただいて差し支えありません。 もう一例お出しすると、身長が165cmの場合は140〜145cm、175cmの場合は155〜165cmのネクタイが最もバランス良く見えるでしょう。

結んだ際はベルトのバックルを半分隠すくらい

ネクタイを結んだ後の長さも大切なポイントです。 理想的な長さは、ベルトのバックルを半分隠すくらいが最適とお考えください。 これは、バックルよりもベルトが長すぎるとだらしない印象になり、逆に短すぎると引き締まった印象が得づらいためです。ネクタイの長さが合わない場合には、結び方で調節してみるのが良いでしょう。 この目安をもとに、ネクタイを結ぶ際には長さにも気をつけてみてください。

ネクタイの主な部分の名称

ネクタイは、ビジネスやフォーマルな場で必要不可欠なアイテムですが、その各部分の名称について詳しく知っている人は少ないかもしれません。 そこで、この章ではネクタイの主な部分の名称とその特徴について詳しく説明します。

名称 特徴
ノット ・ネクタイを結ぶ際に作られる結び目
・結び方によって形状が変わり、全体の印象を左右する
大剣(ブレイド) ・ネクタイの太いほうの先端部分
・着用時にネクタイの前面に来る部分で、幅は7〜9cm程度
・デザインに大きく影響
小剣(スモールチップ ・ネクタイの細いほうの先端部分
・幅は4cm前後が標準的
・大剣と対比する形でネクタイのバランスを整える
ディンプル ・ノットの直下に作られるくぼみ
・Vゾーンを立体的に見せる役割を果たす
小剣通し(ループ) ・ネクタイを締めた時に小剣を通すための部位
・通常ネクタイの裏側にあり、ブランドタグの役割を兼ねることもある
・ここに小剣を通すとネクタイがずれにくくなる

ノット:結び目の部分

ノットとは、ネクタイを結ぶ際に作られる結び目の部分のことを指します。 ノットの形状は結び方によって変わり、プレーンノットなどと呼ばれる結び方が代表的です。 ノットの結び方によって、ネクタイの全体の印象も変わるため、シーンやスタイルに合わせた結び方を選ぶことが大切です。

大剣(ブレイド):ネクタイの太いほうの先端

大剣、またはブレイドとはネクタイの太いほうの先端部分のことを指し、一般的には着用時にネクタイの前面に来る部分とも言えます。 この部分は「エプロン」とも呼ばれ、一般的にその幅は7〜9cm程度となっています。 大剣の幅や形状は、ネクタイのデザインにも大きく影響します。その人らしいスタイルを表現する上でも重要な要素となるでしょう。

小剣(スモールチップ):ネクタイの細いほうの先端

一方、小剣、またはスモールチップとは、ネクタイの細いほうの先端部分のことを言います。 普段は小剣の後ろに隠れている箇所ですが、あえて小剣を左右にずらす着こなしも。 この部分の幅は4cm前後が標準的とされており、大剣と対比する形でネクタイのバランスを整える役割を果たしています。

ディンプル:ノットの下のくぼみ

ディンプルは、ノットの直下に作られるくぼみのことを指します。 これは、Vゾーンを立体的に見せる役割を果たしているといっても過言ではないでしょう。ディンブルはまた、ネクタイを結ぶ際の技術とセンスが問われる部分でもあります。

小剣通し(ループ):ネクタイを締めた時に小剣を通すための部位<

小剣通し、またはループとは、ネクタイを締めた時に小剣を通すための部位のことを指します。 この部分は通常ネクタイの裏側にあり、ブランドタグの役割を兼ねることもしばしば。つまりネクタイのブランドを確認するには、このループ部分を見ればOKなのです。 ここに小剣を通すことで、ネクタイがずれにくくなります。 もちろんネクタイピンと併用することも可能で、むしろ小剣通し+ネクタイピンのセットが一般的とも言えるでしょう。

【基本】ネクタイの結び方

スーツのスタイルを一層引き立てるネクタイの結び方として、プレーンノットやダブルノット、ウィンザーノット、セミウィンザーノットがあります。 ここでは、それぞれの結び方について詳しく見ていきましょう。 結び方一つで見た目が大きく左右されることは言うまでもありません。ネクタイの結び方をマスターして、さらに洗練されたスタイルを叶えましょう。

結び方 特徴
プレーンノット ・基本的で簡単な結び方
・学生や初めてネクタイをつける人におすすめ
ダブルノット ・比較的簡単な結び方で、初心者も手軽に試せる
・ノットのボリュームが大きいので、細身のネクタイによく合う
ウィンザーノット ・イギリス式のスタイルとして人気のある結び方
・大きなノットで、正三角形に近い形になる
セミウィンザーノット ・ウィンザーノットよりも控え目な、正三角形に近いノットが特徴的。

プレーンノット

まずは、ネクタイの結び方の基本であるプレーンノットについて解説します。 プレーンノットは、もっとも基本的で簡単な結び方で、学生の方や初めてネクタイをつける人におすすめです。 簡単にできますので、以下の手順をぜひ覚えておきましょう。

ネクタイを首にかけ、大剣を小剣の上に重ねる 大剣を小剣の裏側に回し、前に巻き付ける 大剣を内側に通し、作った輪の中に入れる 大剣を引き下げて結び目を整える 小剣を引き上げて結び目を締めたら、完成

プレーンノットはベーシック中のベーシックとも言うべき世界各国で使われている結び方ですから、覚えておけばあらゆるシーンで自信を持って使えるでしょう。

ダブルノット

ダブルノットは比較的簡単な結び方で、初心者にも手軽に試せます。 大剣を巻き付ける動作を2回行うため、ノットのボリュームが大きくなり、細身のネクタイによく合います。 では、ダブルノットの結び方を順を追って確認してみましょう。

ネクタイを首にかけ、大剣を小剣の上に重ねる 大剣を小剣の裏側に回し、2回巻き付ける 2回巻き付けた部分の輪に大剣を上から通す 大剣を引き下げて結び目を整える 小剣を引き上げて結び目を締めると、ダブルノットが完成

ダブルノットにするとネクタイの存在感が際立ち、威厳や華やかさが出てくるため、ちょっとしたパーティーやエネルギッシュな商談の場でのアピールにもおすすめです。

ウィンザーノット

ウィンザーノットはイギリス式のスタイルとして人気のある結び方です。その名はイギリスのウィンザー公(国王エドワード8世)が用いたことに由来するとの説もあります。 ウィンザーノットの結び方は以下の通りです。

小剣を短めに取り、大剣を小剣の上に重ねる 小剣を折り曲げて、後ろから前に回す 大剣を後ろから前に回し、反対側に通す 大剣を外側に回し、内側から外に通す 作った輪の上から大剣を通す 結び目を整え、小剣を引き上げるとウィンザーノットの完成

ウィンザーノットの特徴は大きなノットで、正三角形に近い形になります。ただし、幅が広すぎるネクタイではノットが大きくなりすぎてしまうので注意しましょう。

セミウィンザーノット

セミウィンザーノットは、ウィンザーノットと同様に正三角形に近い形が特徴的です。 では、セミウィンザーノットの結び方を見ていきましょう。

小剣を短めに取り、大剣を小剣の上に重ねて小剣の裏側に回す 大剣を首の上から通し、形を整える 大剣を前から回し、首の下から通す ループ状になった部分に大剣を上から通す 結び目を整え、小剣を引き上げるとセミウィンザーノットの完成

ノットの大きさはウィンザーノットよりも控え目になるため、ウィンザーノットではノットが大きいと感じる人にもおすすめの結び方と言えます。 結び方に迷った時や、さりげないおしゃれを楽しみたい時にも最適な結び方となるでしょう。

【印象を左右する】ネクタイ選びや結び方のポイント

ネクタイの選び方や結び方は、スーツ全体の印象を大きく左右します。 そうは言っても、どのようなポイントを押さえれば良いのか自信がないという方もいらっしゃるでしょう。 実際にはスーツとネクタイの幅のバランス、細身のネクタイと細身のラペルの合わせ方、ディンプルの深さ、タイバーを用いてVゾーンにアクセントを付けるなど、注意すべき要素が多くあります。また、適切なネクタイの長さに調整することも忘れてはいけません。 ここではそれぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1.スーツとネクタイの幅のバランスも大切

スーツのラペルとネクタイの幅が一致することで全体のバランスが整います。 レギュラー幅のネクタイは、ラペルと同じ幅にするのが理想的です。と言うのも、1:1の幅比率は安心感があり、見ている人にも好印象を与えてくれるからです。

2.細身のネクタイは細身のラペルに合わせる

細身のネクタイ、すなわち幅が狭いネクタイは、同じく細身のラペルと合わせるとスタイリッシュな印象を与えます。 一般的に、幅が4〜6センチのネクタイはナローネクタイ(ナロータイ)と呼ばれます。特にパーティーなどの華やかな場では、シャープな印象を与えるナローネクタイがおすすめです。

3.適度なディンプルで立体感を出す

適度なディンブルで、ネクタイのシルエットに立体感を出してみるのもおすすめです。 ディンプルとはネクタイを結んだ時にできるくぼみのことです。深すぎず浅すぎない適度なディンプルが良い印象を与えてくれます。 ネクタイの厚さによっては、ディンプルが不要な場合もあるので、ネクタイのデザインや素材によって判断するようにしましょう。

4.タイバーでVゾーンをアクセントをつける

タイバーはネクタイの真ん中部分に挟む小さなアクセサリーのこと。タイバーを装着するとネクタイが少し浮き上がり、立体感が出ます。 タイバーを使用すればVゾーンにアクセントをつけ、全体の印象を引き締められるでしょう。

5.適切な長さに調整しすっきりとした印象に

ネクタイの長さを適切に調整することで、全体の印象がすっきりとします。 結び目の高さを変えることで全体の長さを調整できますし、小剣を通すループの数を増やしたり減らしたりすることでも調整が可能です。 ループを1つ減らすと短くなり、逆に増やせば長くなります。

まとめ

今回の記事では、スーツに合うネクタイの長さと結び方について詳しく解説しました。 記事の要点をまとめて振り返ってみましょう。 ネクタイは身長に合わせた長さが適切です。ネクタイを結んだ際に、ベルトのバックルを半分隠すくらいが理想的と言えるでしょう。 また、ネクタイの部分の名称についても紹介しました。さらに、ネクタイの基本的な結び方としてプレーンノット、ダブルノット、ウィンザーノット、セミウィンザーノットなどを紹介しました。 これらの結び方はそれぞれ特徴があり、スーツやシーンに合わせて選ぶと良いでしょう。 最後に、ネクタイ選びや結び方のポイントで忘れてはいけないポイントがもう一つありました。スーツとネクタイの幅のバランスを取ること、ディンプルの深さなどを意識することで、よりスマートな印象となります。

KASHINAVI編集部
KASHINAVI編集部
オーダーメイドブランドのKASHIYAMAによる、知って得するスーツの常識をまとめたコンテンツ「KASHINAVI」を運営。 スーツに関するお悩みに対してナビゲートします。

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