マスターしたいブルースーツの着こなし方。色柄ごとに変化する印象をチェック
ビジネススーツとしてグレーやブラックは利用しやすいですが、ブルー系もよく使われる色の一つです。着こなしによっては、落ち着いた印象や品格のある雰囲気を作れるでしょう。ブルー系スーツの着こなし方法を、シーンごとに紹介します。
ブルー系スーツの基本
クールなブルー系スーツですが、周囲にどのような印象を与え、どのようなシーンに着用すると良いのでしょうか。選定する際に参考となる情報や、基本的な知識を紹介します。
【オーダースーツを作りたいならKASHIYAMAがおすすめ!】
今すぐオーダースーツなどが欲しい方は、以下のリンクをクリックしてください。
知的な印象を与えられる色
スーツの中でもブルー系は、『知的』『信頼』『尊敬』『誠実』といった印象を与えられる色です。
そのためビジネスシーンにもよく利用され、中でも『ネイビー』はイギリス紳士の象徴ともいわれています。
ネイビーは、打ち合わせや商談などのプレゼン、スピーチで信頼性を高めたいときに着用すると良い色です。また、フレッシュさや誠実さを見せたい20〜30代のビジネスマンにもおすすめです。
ブルー系のスーツは、シャツやネクタイなどが合わせやすく、暖色系でも同系色でもマッチします。柄もストライプからドットまで幅広く楽しめ、季節に合わせてスタイルの幅を広げられる魅力があります。
選ぶときは生地をチェック
ブルー系スーツを選ぶ際は、生地にも注目しましょう。
イタリアブランドなどの高級な生地は、青の濃淡や色味をきれいに表現します。また、滑らかな肌触りと、美しい艶を出すことが特徴です。
安価な生地であれば、最初はきれいなブルー系スーツに見えても、着用するうちに質感が変わったり、色あせたりします。ライトブルーなどの明るい色であれば、より劣化が目立ってしまうでしょう。
季節に合わせた生地選びも重要です。ブルー系の中でもダークカラーは夏に敬遠されがちですが、太陽光を反射して涼しく着用できる特殊な生地もあります。
ブルー系スーツでおすすめの柄
ブルー系スーツに相性の良い、おすすめの柄を紹介します。かっこいいブルーをさらに引き立ててくれる柄は、TPOをわきまえた着こなしをするにあたり、重要な役割を担っています。
それぞれどのような特徴を持つのか見ていきましょう。
さりげなさが特徴『シャドーストライプ』
スーツの定番である『シャドーストライプ』は、薄い影のようなラインが入った、さりげないストライプです。光のあたり具合によって、柄の雰囲気が変わる魅力もあります。
ストライプの中でもあまり目立たない柄であるため、ビジネスシーンにも利用しやすいでしょう。無地の生地に比べ、さりげないおしゃれが楽しめます。
見ためは地味かもしれませんが、シャツやネクタイなどに明るい色を取り入れるなど、工夫のしやすい柄でもあります。
ブルー系スーツに取り入れれば、独自の艶感が加わり、品格のある落ち着いた雰囲気をまとえるでしょう。
柄物に抵抗感がある人は、まずは『シャドーストライプ』からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
華やかな『チョークストライプ』
ラインが太めの『チョークストライプ』は、ブルー系スーツの華やかなイメージをさらに引き立て、強い存在感を与えます。
パーティーや結婚式の二次会などにも似合い、品格がありながらエレガントに着こなせます。
明るめのブルーにも相性の良い柄です。さらに、ネクタイやポケットチーフで自由なファッションが楽しめます。普段使いのビジネススーツよりも、特別な日に活躍する1着になるでしょう。
落ち着いた印象の『ウィンドウペン』
チェック柄の中でもカジュアルな印象を与える定番の『ウィンドウペン』は、ブルー系スーツに合わせると落ち着いたクラシカルな雰囲気をまといます。
明るめのブルーも大人のスタイルに変え、あまり派手さを前面に出したくない人にもチャレンジしやすい柄です。深いネイビーにも似合い、より品格のある印象を与えられるでしょう。
厳格なビジネスシーンに着用すれば、マナーを押さえつつもおしゃれを楽しめる柄です。
シーンごとに適したブルーの色味
同じブルーといえども、色に濃淡を付けたり違う色を混ぜたりするなどして、さまざまな表現ができる色味です。
それぞれの色がどのようなシーンに合うのか、一つずつ見ていきましょう。
ビジネスシーンでは『くすんだブルー』
『くすんだブルー』は、品格のある落ち着いた印象を与えるため、厳格なビジネスシーンで活躍します。
グレーなどのダーク系が混ざると、華やかでありながら知的な要素もプラスできるでしょう。
派手な印象を与えたり、個性的で目立ったりする服装を避けたい人に、チャレンジをおすすめしたい色です。
パーティーでは『鮮やかなブルー』
着用しているだけで晴れやかなイメージを与える『鮮やかなブルー』は、シャツやネクタイにより個性的なファッションを楽しめる色味です。
結婚式の二次会や、特別なパーティーに向いています。光沢感のある目が覚めるような質感は、どこにいても注目の的になるでしょう。
ファッションリーダーに見られたい人や、トレンドのスタイルを追求したい場合にはおすすめです。
おしゃれにキメるなら『薄いブルー』
水色のような白っぽい『薄いブルー』は、顔映りをよくして爽やかな印象を与えます。
シャツやネクタイの組み合わせにより、カジュアルさを強調したり、シックで落ち着いた雰囲気にまとめたり、おしゃれの幅を広げてくれる特徴があります。
柔らかなブルーであるため優しい印象を備えつつ、アクセントを付けやすい色です。ビジネスシーンだけでなくパーティーにも活躍するでしょう。
自由におしゃれを楽しみたいのであれば、『薄いブルー』がおすすめです。
ブルー系スーツに合わせたいアイテム
シャツやネクタイなどのアイテムは、ブルー系スーツの魅力を引き出してくれます。それぞれのアイテムについて、おすすめのスタイルを紹介します。
シャツは『同系色』か『白色』を
ブルー系スーツに合わせたいシャツは『無地』の白か同系色です。どちらもスーツの色を引き立ててくれる、欠かせないアイテムになるでしょう。
太めのストライプやチェック柄を取り入れると、ごちゃごちゃした印象になってしまい、主役のブルーが台無しです。爽やかにスタイリッシュに決めたい色なので、シンプルなカラーでまとめましょう。
同じブルー系の色を選ぶ場合は、淡いものにすると派手な印象を抑えてくれます。もっと個性を出したい人は、ブラックの細いストライプや、格子の目立たないチェック柄がおすすめです。
ネクタイカラーは与える印象を意識
ネクタイは色によって与える印象が変わります。それぞれのシーンに合わせた選び方が重要です。
例えば、ネイビーの無地のネクタイは、顔まわりが引き締まったように見せる効果があります。
商談やプレゼンなどに着用すると、スタイリッシュで知的な印象を与えられるでしょう。ネイビースーツなどに相性の良いボルドーのネクタイは、クラシカルで落ち着いた雰囲気を演出します。
鮮やかなブルー系スーツには、少しくすんだ色がおすすめです。赤みを抑えたネクタイが、スーツの色を引き立ててくれるでしょう。
靴は『黒』か『ブラウン』
靴は基本的に落ち着いた色を選択することで、ビジネスシーンにもふさわしい着こなしになります。高級なブルー系スーツを着用する際は、オーソドックスな黒い靴にするとまとまります。
ブラウンのレースアップシューズも、ブルー系スーツとの相性は抜群です。代表的な革靴ですが、クラシカルで品格のある印象を与えられます。
ただし、キャメルのような明るい色はNGです。全体的にまとまりがなくなり、スーツの鮮やかなブルーを台無しにしてしまいます。
足元は深めのブラウンを選択し、落ち着いた雰囲気を作りましょう。
シーンに合わせてブルー系スーツを着こなそう
人気のブルー系スーツは、色の濃淡や柄で与える印象がガラリと変わります。ビジネスシーンやパーティーなど幅広く活躍するアイテムです。
シャツやネクタイを組み合わせやすく、華やかなイメージから落ち着いた雰囲気まで自在に作れます。靴は黒やブラウンなどのダーク系で全体のトーンを抑えると、スーツのブルーが引き立てられます。
それぞれのシーンに合った着こなしで、おしゃれを楽しみましょう。