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成人式のスーツはおしゃれにキメよう。失敗しないスーツの選び方
2023.11.02 THU

成人式のスーツはおしゃれにキメよう。失敗しないスーツの選び方

成人式は、大人への一歩を踏み出すとても大切な催しです。久しぶりに顔を合わせる友人が多い場でもあるため、大人にふさわしい服装で臨みたいものです。おしゃれにキマる、失敗しないスーツ選びについて説明します。

成人式でスーツを着こなす基本ポイント

成人式に参列する男性のほとんどは、スーツを着用しています。とてもフレッシュで、爽やかないでたちです。

新成人を迎える段階で、既に社会で働いている人もいれば、学生生活を送っている人もいます。特に、学生にとっては、初めてスーツに袖を通すという人も多いものです。

着慣れない人の中には、スーツを着用する際に気を配るべきポイントが分からない人もいるでしょう。まずは、着こなしの基本的な注意点を見てみましょう。

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サイズ感やシルエットを大事にする

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スーツ姿を美しく見せるには、『サイズ感』や『シルエット』がとても大事です。この2点をしっかりと押さえてスーツ選びをすることが求められます。

たとえ、良い生地や柄を選んでも、サイズがフィットしていなければ不格好に見えてしまいます。

しっかりと肩幅を合わせ、胸元は拳一つ分の余裕があるものを着用しましょう。

また、袖はシャツの袖が1cm程度見える長さを、着丈はお尻のラインが隠れるくらいが最適です。パンツの丈は、裾が靴の甲に触れる長さで軽く折れるハーフクッションが好ましいです。

ほかにも、スーツも時代によって流行のスタイルがあります。近年では、少しゆとりを持ったリラックス感のあるスタイルが人気です。好みのシルエットを生むデザインを選びましょう。

ネクタイの長さとディンプル

ネクタイは、スーツルックにおいて不可欠かつ重要なアイテムです。柄や生地もさることながら、締めたときの長さとディンプルにしっかりと意識を向けることが大切です。

締めたときの長さについては、ネクタイの先がベルトの中央部あたりにあるのが一般的です。それより上過ぎても下過ぎても、バランスが崩れます。

あえて極端に短く締めるデザインのネクタイもありますが、スーツを着慣れていない人は、基本的な長さでネクタイを締めることをおすすめします。

また、ディンプルを作るのも忘れないようにしましょう。ディンプルとは、喉元の結び目にあるくぼみのことです。

ディンプルがあると、立体的なビジュアルになり、エレガントさが増します。お悔やみの場以外では、スマートな印象につながるため、ディンプルを作る締め方をすると良いでしょう。

靴とベルトは同色で合わせる

靴やベルトについて、決まった色はありません。スーツの生地の色や柄に合わせて適した色を選びますが、ブラックやブラウンが主流でしょう。

重要なのは、『靴とベルトは必ず同色にする』という点です。ブラックのベルトにはブラックの靴を、ブラウンのベルトならブラウンの靴をチョイスします。

これは、ファッションにおいて基本的なマナーでありルールとされていることです。成人を迎えるにあたって、ぜひ覚えておきましょう。

おしゃれの上級者になると、靴・ベルトに加え、鞄の色もそろえます。細部にこだわることで、コーディネートの質が向上するのです。

成人式におすすめの色・柄・デザイン

一口にスーツといっても、その種類は多様です。色や柄も多彩で、どれを選んだら良いか迷う人もいるでしょう。 ここからは、適切なスーツ選びの参考にしていただくために、色・柄・デザインに分けて、それぞれの特徴を見ていきます。

シンプルに着るなら ネイビー・グレー・ブラック

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『ネイビー』は、スーツにおいて最もポピュラーな色です。成人式にも適しており、着回しも利くためおすすめです。

『ダークネイビー』なら落ち着きを、『ライトネイビー』なら鮮やかさを演出できるので、好みのネイビーを選びましょう。

『グレー』も、スーツの定番色の一つです。知性を感じさせ、シャープな印象を与えられるでしょう。

『ブラック』も、多様なシーンに対応する、オールマイティーな色です。フォーマルな印象を備えており、シンプルかつスタイリッシュな雰囲気を醸し出します。

個性を出すなら ストライプやチェック

無難な無地も良いですが、個性を打ち出したいという人には、『ストライプ』や『チェック』という選択肢もあります。

ストライプにも、さまざまなタイプがあります。鉛筆でスッと引いたような『ペンシルストライプ』や、ぼやけた輪郭が独特の『チョークストライプ』、立体感のある『シャドーストライプ』などが人気です。

チェックも同様に多様です。窓枠を思わせる『ウィンドーペーンチェック』、千鳥格子を軸に数種のラインを組み合わせた『グレンチェック』などが代表的なものです。

ストライプ・チェック双方に共通するのは、柄が細く小さければシックで落ち着きがあり、大きくなるにつれてカジュアルさが増していくことです。そのような特徴を踏まえて柄選びをしましょう。

凛々しく見せる ダブルやスリーピース

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最も多く選ばれているタイプが、前ボタンが1列のジャケットにパンツを合わせる『シングル』です。そのほかにも、凛々しさを感じさせる『ダブル』や『スリーピース』といったスタイルもあります。

ダブルは、前ボタンが縦2列に配置されているタイプです。重厚感や威厳を感じさせ、大人っぽいイメージをまとえます。

スリーピースは『三つ揃え』とも呼ばれます。ジャケットとパンツに加え、ベストを着用します。ベストを内側に着るだけで、しなやかでエレガントな装いになるのです。

スーツやアイテムの選び方

スーツを買うときに留意すべきは、さまざまなシーンで活用できる、使い勝手の良いものを選ぶことです。

また、色・柄・デザインといった、スーツそのものの要素にだけ目を向けるのではなく、付随するアイテムにも意識を持ちたいものです。

成人式以外にも使えるスーツを選ぶ

成人式に着ていくスーツを選ぶ際には、つい成人式のことだけを考えてしまいます。久しぶりに会う友人もいるため、ここぞとばかりに派手なデザインを選びたくなるかもしれません。

しかし、買ったスーツを着る場面は、成人式だけではありません。就職活動や冠婚葬祭など、多様な機会で活用することになります。

さまざまなシーンに対応できる、着回しの良いタイプを選ぶことをおすすめします。

スーツに合ったネクタイを選ぶ

ネクタイはマストアイテムといえますが、ネクタイの色・柄・質感だけを見て選ぶべきではありません。奇抜なものよりも、スーツに合ったものをチョイスすることが大事です。

スーツとネクタイの色のバランスを考えることもポイントです。色を組み合わせるにあたり、相性を見る『色相環(しきそうかん)』があります。

大まかに、『同系色』『類似色』『対照色』に区分されていますが、同系色や類似色を選ぶことで、品良くスマートにまとまるでしょう。

以下の表は、色の組み合わせとその特徴を簡単にまとめたものです。参考にしてみてください。

色の組み合わせ 特徴
同系色 同じ色相の色で、明度や彩度を変更した色
例.赤/ビビッドトーンの赤/パステルトーンの赤
類似色 色相環で隣接する3つの色
例.赤紫/赤/赤橙
対照色 色相環の角度で120~150度の色相差がある色(向かい側とその両隣)
例.赤の対照色→黄緑/緑/青緑

ポケットチーフなど小物で差をつけて

小物でさりげなくおしゃれを演出するのも有効です。ディテールへのこだわりは、コーディネートのランクアップにつながります。

胸ポケットにポケットチーフをあしらうことも効果的です。紳士的な雰囲気を醸し出すアイテムとして重宝するでしょう。

ポケットチーフの折り方も一つではありません。TVホールドやパフ・トライアングル・スリーピークスなど幾つもあるので、好みのタイプを見つけましょう。

ポケットチーフの代表的な折り方の名称とその特徴をまとめた表は以下の通りです。参考にしてみてください。

名称 特徴
TVホールド チーフを縦・横の順に折って正方形を作り、さらに三つ折りにしてポケットの大きさに合わせる折り方。 TVニュースキャスターが好んで用いたというところからついた名称。 ビジネスシーンからフォーマル、パーティなどの華やかな場など、オールマイティに使える。
トライアングル
(トライアングラー)
チーフを縦・横の順に折って正方形を作り、斜めにして両端を折って、三角形の部分だけをポケットから出すようにする折り方。
三角形の部分を左右対称にするところがポイント。
TVホールドと同様、ビジネスシーンからパーティまでオールマイティに使える。
スリーピークス チーフを三角に、頂点を少しずつずらしながら繰り返し折っている折り方。
三つの三角形の頂点がポケットから出るようにする。
フォーマル度の高い折り方で、礼服に用いることが多い。結婚式やパーティにおすすめ。
パフ チーフの中央がポケット上部に出るようにポケットに入れる折り方。
見た目がふんわりと自然になるようにする。
スリーピークスと比較すると少しカジュアル寄りなので、少し砕けた雰囲気の場所におすすめ。
クラッシュ パフを逆さまにしたもの。チーフの四隅がポケットから出て花びらのように見えるように演出する。
かなり遊び心を感じさせるスタイル。
カジュアル寄りの華やかさを演出したい場でおすすめ。

成人式のスーツコーディネート例

ここでは、精神式のスーツのコーディネート例をご紹介します。今回ご紹介するのは以下の2つです。

成人式の王道コーデ

清潔感溢れるネイビースーツ

順に見ていきましょう。

成人式の王道コーデ

ダークスーツに、白シャツ×モノトーンネクタイ×ポケットチーフの組み合わせは、成人式の王道コーデです。

もちろん成人式だけでなく卒業式などのような場でも使える組み合わせです。また、ダークスーツはそれと合わせるシャツやネクタイを変えれば、さまざまなシーンで使えます。

白シャツにモノトーンのネクタイは、落ち着きのある華やかさを演出し、みる人に大人の印象を与えます。

これと組み合わせるポケットチーフも白がおすすめです。

清潔感溢れるネイビースーツ

清潔感溢れるネイビースーツもまた、成人式にオススメのアイテムです。

ネイビーカラーのスーツはまさに定番。クラシックな印象を与えつつ自分らしさも演出できて、成人式に限らずあらゆるシーンで活躍してくれます。

そんなネイビースーツは、ネクタイやポケットチーフを組み合わせることで、成人式向けのコーディネートになります。

例えば、同系色であるネイビーのソリッドタイと、白いシャツに白のポケットチーフを合わせれば、シンプルかつ洗練された印象を与えることでしょう。

成人式でスーツを着る前に行いたい2つのこと

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スーツを身に着けるには、最低限のルールやマナーがあります。それを知らずにいると、思わぬところで恥ずかしい思いをしてしまうでしょう。

スーツルックに相応しいマナーを備えておくことが大切です。

【1】知っておきたいスーツのマナー

ジャケットやベストを着るときは、一番下のボタンは外しておきましょう。全部留めてしまうと、バランスが崩れ、シルエットが乱れてしまうからです。

立っているときは、だらしなく見えないようにジャケットのボタンを留めます。ただし、座っているときは、窮屈に見えないようにボタンを外すこともマナーです。

シルエットを乱さないために、ジャケットの腰の脇のポケットにはモノを入れないようにします。また、フラップと呼ばれるポケットのフタは、左右ともに出しておくかしまうか、きちんと揃えておきましょう。

【2】寒い1月に合わせてコートも用意

成人式は1月中旬に開催されることが多いため、コートの着用も想定しておきます。そして、スーツに見合ったコートを選びましょう。

代表的なデザインとしては、『トレンチコート』『チェスターコート』『ステンカラーコート』が挙げられます。

トレンチコート:第一次世界大戦時にイギリスの陸軍が塹壕(トレンチ)戦で着用していた防水型のコートが起源。優れた耐久性と防水性を持ち、戦闘服の機能性をベースにしたデザインが特徴。戦後は、戦闘服からオーセンティックなファッションアイテムとして普及。

チェスターコート:丈がやや長めの膝丈位で、上衿があり、見た目は背広に近くクラシカルな印象が特徴。

ステンカラーコート:立て襟がついたコート。ボタンをすべて閉めたとき、一番上のボタン以外が隠れるようなデザイン。トレンドに左右されにくく、シンプルなデザインが特徴。

また、スーツと合う色をチョイスすることも大切です。

成人式のスーツに関するよくある疑問・質問

最後に、成人式のスーツに関するよくある疑問・質問にお答えしていきます。 「成人式用のスーツはいつまでに用意したらいいのか?」「成人式以外にも着回しできるスーツは?」「成人式にはオーダースーツがいいのか?」といった質問への答えを、見ていきましょう。

成人式用のスーツはいつまでに用意したらいいですか?

まず、成人式のスーツの用意は「購入」と「レンタル」の2パターンに分かれます。

そして、購入の場合はさらに「既製品」と「オーダースーツ」に分かれます。

既製品は、サイズさえ自分に合うものがあればすぐ用意できるメリットがあります。極端な話、成人式の前日に紳士服店に駆け込んでも間に合うかもしれません(自分に合ったサイズのものがなければいけませんが)。

しかし、より自分好み・自分のサイズに合ったスーツを用意したい場合は、既製品であっても余裕をもって用意をすることをおすすめします。

さらにオーダースーツならば、数ヶ月前から準備を進めましょう。なかには約1週間で納品されるような、短納期が可能なオーダースーツもありますが、余裕をもって用意しておくと安心です。

最後にレンタルの場合について。成人式は近隣の市町村で同じような時期・日時に開催されることも多いものです。

そのため、レンタルを希望する多くの人が、同じタイミングに集中しがちであり、ともすれば予約がいっぱいでレンタルできないことも十分に予想できます。

こちらも数ヶ月前からレンタルの予約をしておくことをおすすめします。

成人式以外にも着回しできるスーツのおすすめは?

上の成人式のスーツコーディネート例でもご紹介した、ダークスーツ、ネイビースーツが、成人式以外にも着回しできるスーツとしておすすめです。

特にダークスーツは、ビジネスシーンでも使えますし、略礼装としても使うことができます。

ダークスーツとは、濃紺や黒、チャコールグレーなどといった暗めのカラーで作られた無地のスーツです。ベーシックな色味でもあることから、シャツやネクタイの組み合わせを工夫することで、落ち着きも華やかさも演出することができます。

若い方も一着は持っていて損はないスーツと言えるでしょう。

成人式用はオーダースーツがおすすめですか?

成人式においては、成人式という場にふさわしいながらも、その時の自分やご家族の経済状況に無理のないものを着るのが一番であると筆者は考えています。

ですから、成人式のときに絶対に既製品より高めのオーダースーツを着なければいけない、ということはありません。

ただし、オーダースーツと一口にいっても、大きく分けて3種類あります。下に行くほど、自由度は高くなりますが、その分価格は高いものになります(納品にも時間がかかります)。

パターンオーダー:既成スーツに調節を加えるオーダー方法

イージオーダー:あらかじめ用意されている型のなかから自身の体型に合うものを選び、採寸結果と組み合わせて調節するオーダー方法

フルオーダー:自身の体型に合った型紙を一から作って仕立てるオーダー方法

逆にいえば、さほど高いお金を使わなくてもオーダースーツを手に入れることができる、というわけです。

成人式は一生に一度のイベント。「オーダースーツは高いから手が出ない」とは決めつけずに、一度検討してみてはいかがでしょうか。

一生に一度の成人式をおしゃれに

大人の世界への門出である成人式は、記念すべきイベントです。社会での責任も大きくなり、気の引き締まる日でもあります。

成人式に華を添えてくれる素敵なスーツルックで、一生に一度の成人式を思い出深いものにしましょう。

就活やインターン、新社会人でスーツをお探しの方は、KASHIYAMAの詳細ページもぜひご覧ください。

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【学割】就活リクルートスーツはオーダースーツのKASHIYAMA

KASHINAVI編集部
KASHINAVI編集部
オーダーメイドブランドのKASHIYAMAによる、知って得するスーツの常識をまとめたコンテンツ「KASHINAVI」を運営。 スーツに関するお悩みに対してナビゲートします。

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