
【失敗しない】レディースコートの選び方は?体型・骨格タイプ別のおすすめを紹介
「似合うコートがわからない」「毎年同じようなコートばかり選んでしまう」と悩む女性は多いでしょう。コート選びで失敗する理由は、自分の体型や骨格に合わないデザインを選んでしまうことがほとんどです。
自分の体型と骨格タイプを理解して、素材やシルエットの特徴を知れば、誰でも似合うコートを見つけることができます。本記事では、体型や骨格診断に基づいた選び方まで、わかりやすく解説していきます。
レディースコート選びの基本ポイント
コート選びで失敗しないためには、まず基本となる素材・シルエット・カラーの3つのポイントを理解することが大切です。見た目の美しさだけでなく、機能性や着回しやすさも考慮することで、長く愛用できるコートが見つかります。
素材と機能面をチェック
防寒性と通気性を両立するウール混紡素材を選ぶと、真冬でもムレずに暖かく過ごせます。ウール100%は確かに暖かいのですが、動きにくかったり重かったりすることもあるため、カシミヤやアンゴラとの混紡素材がおすすめです。
裏地には風を通しにくくする効果があり、着心地を安定させてくれます。また、滑りが良くなるため着脱もスムーズです。重ね着でごわつく場合もあるので、厚手のニットを着る場合は、あらかじめサイズに余裕を持たせることが大切です。
撥水加工のある生地なら雨や雪にも強く、きれいなシルエットを長持ちさせられます。最近は見た目には普通のウール素材でも、表面に特殊な加工が施されているものが多く、急な雨でも安心です。
シルエットと長さのバランス
身長150〜160cmなら膝上から膝丈、160cm以上は膝下丈で脚長効果を狙うのが基本です。身長に対してコートの丈が長すぎると、足が短く見えてしまうので注意しましょう。試着の際は必ず全身鏡でバランスを確認しましょう。
Iラインシルエット(縦にまっすぐなライン)はすっきり見え、タイトスカートや細身パンツと相性抜群。体のラインを拾いすぎず、適度にゆとりがあるIラインコートは、多くの体型の方に似合いやすい万能デザインといえます。
ゆったりオーバーサイズは厚手ニットを中に着ても窮屈さを感じません。ただし、オーバーサイズを選ぶ際は、肩の位置や袖の長さが極端にならないよう、バランスを見ながら選ぶことが重要です。
カラーとコーディネートのコツ
ベーシックカラーは黒・キャメル・ネイビーの3色を押さえておきましょう。年齢やシーンを問わず使いやすい万能色です。
- 黒は引き締め効果があり、フォーマルにも対応
- キャメルは 肌なじみが良く、日本人に似合いやすい
- ネイビーは上品で知的な印象
地味になりがちなベーシックコートには、小物で変化をつけるのがおすすめです。ストールやバッグにボルドーやマスタードなどの差し色を加えると、コーディネート全体が華やかになります。
ワントーンコーデをする際は、素材感でメリハリをつけることが大切です。例えば同じベージュでも、コートはウール、インナーはカシミヤ、バッグはレザーというように異なる素材を組み合わせると、奥行きのあるスタイリングが完成します。
体型別おすすめレディースコート

自分の体型を理解してコートを選ぶことで、スタイルアップ効果が格段に高まります。りんご型、洋梨型、ストレート体型それぞれの特徴を活かし、気になる部分をカバーするデザインを選んでいきましょう。
りんご型体型
りんご型体型の方は、ウエスト位置が高めのベルト付きショート丈コートがおすすめです。上半身にボリュームがある体型なので、ウエストラインを高く設定することで脚長効果が期待できます。特にハイウエストベルトがついたデザインを選ぶとスタイルアップが図れます。
襟元が大きいデザインも効果的です。大きめのラペル(襟)やファー付きの襟元は、顔周りを華やかに演出しながら、気になるお腹周りから自然に視線をそらしてくれます。
コートのシルエットは、タイトなものだけでなくAラインもおすすめです。適度にフレアの入ったAラインコートなら、腰回りをふんわりカバーしながら、女性らしいシルエットを作ることができます。
洋梨型体型
ヒップラインを隠すややフレアなAラインシルエットで下半身をカバーしましょう。洋梨型の方は下半身にボリュームがあるため、腰から裾にかけて自然に広がるAラインコートがもっとも効果的です。きつすぎず、緩すぎない程よいフレアがポイントです。
ショルダーにパッドや切り替えがあると上半身にボリュームを持たせられます。肩パッドが入ったデザインや、肩の部分に切り替えがあるコートは、上半身を華やかに見せ、全体のバランスを整えてくれます。
ウエスト切り替え入りでメリハリを演出し、くびれを強調することも大切です。ウエスト部分にベルトや切り替えがあるデザインを選ぶことで、メリハリのあるシルエットを作り、女性らしい体型を演出できます。
ストレート体型
ストレート体型の方には、肩から裾まで同じ幅のIラインコートが最適です。元々スッキリとした体型を活かし、縦長効果を強調できます。余計な装飾のないシンプルなデザインを選びましょう。
ただし、シンプルすぎると寂しい印象になることも。大きめのラペル(襟)やポケットで、程よい立体感とアクセントを加えるのがおすすめです。
ウエストベルト付きのデザインも効果的です。直線的になりがちなストレート体型に、ベルトでウエストを絞ることで女性らしい曲線美を演出できます。
体型 | おすすめデザイン | 避けたいデザイン |
---|---|---|
りんご型 | ハイウエストベルト、大きな襟 | ロング丈、ボックス型 |
洋梨型 | Aライン、肩パッド入り | タイト、ヒップライン強調 |
ストレート型 | Iライン、ウエストベルト | オーバーサイズ、フレア |
骨格タイプ別コートの選び方

骨格診断に基づいたコート選びは、より精密に自分に似合うデザインを見つけることができます。ストレート・ウェーブ・ナチュラルの3タイプそれぞれの骨格の特徴を理解して、魅力を最大限に引き出すコートを選んでいきましょう。
ストレートタイプ
シンプルなIラインシルエットで縦ラインを強調し、すっきり見せることが基本です。ストレートタイプの方は骨格がしっかりしているため、装飾の少ないミニマルなデザインが最も美しく見えます。余計な装飾は避けて、素材の質感で勝負しましょう。
襟や裾の切り替えが少ないミニマルデザインで体のラインを美しく映します。切り替えや装飾が多いと、せっかくの美しい体のラインが隠れてしまうため、できるだけシンプルなデザインを選ぶことが重要です。
厚すぎない生地感ならもたつかず本来の体型メリットを活かせます。ストレートタイプの方は厚手の生地を着ると着ぶくれしやすいため、薄手でも保温性の高い素材を選ぶことがポイントです。
ウェーブタイプ
柔らかくドレープ性のある素材で肩から腰にかけて自然な曲線を演出しましょう。ウェーブタイプの方は華奢で曲線的な骨格が特徴なので、硬い素材よりも柔らかく体に沿う素材の方が似合います。カシミヤやアンゴラ混の素材がおすすめです。
裾に向かって広がるフレアAラインで腰回りをふんわりカバーできます。ウェーブタイプの方は下半身が寂しくなりがちなので、裾にボリュームのあるAラインコートで華やかさをプラスしましょう。
ナチュラルタイプ
ナチュラルタイプの方は骨格がしっかりしていて立体的な体型なので、ゆったりとしたオーバーサイズのコートが最も似合います。タイトなデザインは避けて、余裕のあるサイズを選びましょう。
厚手のウールやツイード素材で素朴な質感を楽しむことができます。ナチュラルタイプの方は質感のある素材が得意なので、ツイードやヘリンボーンといった織り目のはっきりした素材を積極的に取り入れてみてください。
大きめのフードやラグラン袖で肩幅を強調し、骨格の個性を引き立てます。ナチュラルタイプの方は肩のラインが美しいため、フードやラグラン袖といったデザインで肩周りを強調することで、骨格の魅力を最大限に活かせます。
まとめ
コート選びで大切なのは、素材・シルエット・カラーの3つの基本要素です。防寒性と機能性を備えた素材を選び、自分の身長に合った丈感とシルエットを見つけることが、失敗しないコート選びの第一歩。
体型や骨格タイプに合わせた選び方も重要です。自分の体型と骨格を理解し、それぞれの特徴を活かすコートを選ぶことで、スタイルアップしながら長く愛用できる理想の一着と出会えるはずです。
正しい選び方をマスターすれば、スタイルアップしながら長く愛用できるお気に入りの一着が必ず見つかります。今年こそ理想のコートを手に入れて、冬のおしゃれを楽しみましょう。