ワイシャツの選び方とおすすめコーデ。人気のワイシャツも紹介
スーツを着る場合でも、クールビズなどのノージャケットのときでも、ワイシャツの着こなしには気を配りたいものです。首回り・裄丈のサイズを重視し、襟型にもこだわることで、スマートなワイシャツ姿を演出しましょう。おすすめのワイシャツも紹介します。
ワイシャツを選ぶ基本のポイント
毎日のようにワイシャツに袖を通す人は多いことでしょう。スーツの着用がマストではない人にとっても、社会生活を送る上で、ワイシャツはマストアイテムといえます。
あまり意識することなく選び、着ている人も少なくないワイシャツですが、選び方によって、身に着けたときの印象は大きく異なります。
しかし、どのような視点で選んだら良いか分からないという声も聞きます。そこでまず、ワイシャツ選びにおける基本的なポイントをおさらいしておきましょう。
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『首回り』『裄丈』を合わせる
ワイシャツを着た際に、自分の体形にフィットしているかどうかは、非常に大切な要素です。
ワイシャツを購入するときにチェックするべきポイントを、『首回り』と『裄丈(ゆきたけ)』の二つに絞って解説します。
『首回り』のサイズを知るには、喉ぼとけあたりにメジャー(巻尺)をあて、首を一回りさせて測りましょう。その際、肌にぴったりとあてずに、指1本分程度のゆとりを持たせます。
そして、実寸より1〜2cm大きいサイズの首回りの商品を選びます。例えば、測定結果が38cmであれば、39〜40cmが適していると考えましょう。
『裄丈』とは、首の付け根を起点として、肩を通り、腕のくるぶしまでの長さのことです。購入時は、ここでも実寸より1〜2cm長いものを選ぶようにします。
クリーニングや洗濯で縮むのを想定してのことで、80cmの人であれば、裄丈83〜84cmのワイシャツが適切です。
TPOに合わせた『襟型』
ワイシャツには、多様な種類の襟型があります。それぞれに特徴があり、TPOに合わせたチョイスが求められます。
「レギュラーカラー」や「ワイドカラー」は、最もオーソドックスなスタイルです。レギュラーカラーは襟が75〜90度に開いており、ネクタイの結び目の収まりが良いです。堅実なイメージを与えるデザインで、ビジネスシーンであれば選んでおけば間違いない形です。
一方でワイドカラーはレギュラーカラーよりも襟の角度が広く、100〜140度ほどです。角度が大きいことから、ネクタイの結び目が目立つのがポイントです。ビジネスシーンだけではなく、フォーマルなシーンでも活躍してくれるデザインでしょう。
襟の角度がレギュラーカラーとワイドカラーの中間くらいの「セミワイド」は、100〜120度ほどの角度があります。レギュラーカラーと比べると、エレガントな印象の襟型です。オールマイティに使えるデザインといえるでしょう。
「ホリゾンタルカラー」は、180度近く開いた襟に特徴があります。スッキリとした襟元を演出し、おしゃれ感を高めたいときに適したタイプです。
「ボタンダウン」は、襟の先と身頃をボタンで留めるものです。襟先が固定されているため、常にスマートな襟元にしておくことができ、クールビズ用としても向いています。
おすすめのワイシャツ選び方
ワイシャツ選びの基本を解説してきましたが、よりスマートな着こなしにつながる選び方を掘り下げていきます。
ワンランク上のワイシャツ選びに役立てましょう。
芯地が柔らかい襟
ビジネス用に着ることの多いワイシャツの襟は、常にピンと立っている状態が理想です。くたびれた襟元では、だらしないイメージを抱かれてしまいます。
しかし、だからといってただ硬さのみによって型崩れを防いでいるタイプでは、良いワイシャツとはいえません。
ネクタイを結んだり第一ボタンを留めたりしたときに、首が窮屈に感じられ、時には痛みにつながることすらあるのです。
仕立ての良いワイシャツでは、襟羽根に柔らかみのある芯地を挟み込んでいます。
胸ポケットのない伝統的スタイル
ワイシャツには、『胸ポケットがあるタイプ』と『胸ポケットがないタイプ』があります。
胸ポケットがあると小物を入れられて便利ではありますが、伝統的なスタイルでは胸ポケットがありません。
現代のスーツスタイルの原型が出来上がったのは、約100年前のイギリスです。当時は、ワイシャツは下着としての役割を担っていました。
下着であるワイシャツが人の目に触れてしまうのはマナー違反とされ、ベストを着用することが求められたのです。それゆえ、スーツにおいてはスリーピースが正統な出で立ちといえます。
ワイシャツの胸ポケットから物を出し入れすると、どうしても身頃の生地を人目にさらすことになります。そのため、伝統的なスタイルのワイシャツには、胸ポケットは付いていません。
後付けの袖は動きやすい
ワイシャツの身頃の両脇に、縫い合わせたラインがあります。そして両腕にも、脇から手首に向けて、縫製後のラインが通っています。
このラインが、一直線に通っているものは上質なワイシャツとはいえません。大量生産用の効率的な作業として、脇と腕を一緒に縫い上げており、丁寧な仕立てではないのです。
良いワイシャツは、身頃を縫製してから袖を後付けするため、脇と腕のラインがずれています。
後付けすることによって、脇部分にゆとりを持たせて仕立てられるため、袖を通した人は動きやすく、スムーズな動作を実感できるでしょう。
ビジネスシーンでおすすめの色柄
生地の色や柄は、周囲からの印象を決定付ける重要なファクターです。選ぶものによっては、仕事上ふさわしくないと判断されてしまうことも考えられます。
そこで、ビジネスシーンにも適したおすすめの色柄について紹介します。
どこでも使える『ホワイト』
『ホワイト』のワイシャツは、あらゆる場面に対応する、オールマイティーなアイテムです。また、年齢や性別にもとらわれず、幅広い活用が可能です。
ホワイトには、潔白さや清純さというイメージがあり、20〜30代の若いビジネスパーソンが信頼を得るには打ってつけの色といえます。また、40代以降の、キャリアの豊富な管理職においても、ホワイトは便利に着用できます。
存在感のある人が真っ白のワイシャツをパリッと着こなすと、精悍な印象が高まるでしょう。
着ていくシーンも選びません。重要な会議や商談はもとより、冠婚葬祭などあらゆる機会に適しています。
1枚は持っておきたい『ブルー』
『ブルー』も、ビジネスシーンで多用される色です。空や海を思わせる爽やかさがあり、好感度の高い色といえるでしょう。
ブルー持ち前のクリーンなイメージは、若いビジネスパーソンにもぴったりです。上司や先輩・顧客など、敬意を持って対応すべき相手にも、前向きな印象を与える効果が期待できます。
多様な色のジャケットやベスト・スラックスとの相性が良い点も、ブルーのワイシャツの利点です。ネイビー・ブラック・グレーなど、ビジネスシーンで良く用いられる色のスーツにもすんなりとなじみます。
柄は『無地』や『ストライプ』
選ぶ柄によっても、着ている人の印象は大きく左右されます。好みが分かれず、誰の目にも違和感を与えない点では、『無地』や『ストライプ』がおすすめです。
『無地』には、ムダな飾り気がないため、堅実さや実直さなどのイメージが備わっています。清潔感や素直さなどを表現するには最適な柄です。
『ストライプ』も、ビジネスの場では人気のある柄です。シャープな雰囲気を生み、確実な仕事ぶりへの評価や、機敏な印象を高める効果も期待できます。
ジャケットと合わせるおすすめコーデ
ワイシャツには多種多様なタイプが存在しているだけに、選び始めると、ジャケットとの合わせ方が分からなくなるという声も耳にします。
そこで、スッキリとまとまるお役立ちコーディネートを紹介します。
ネイビースーツ×クレリックシャツ
「クレリックシャツ」とは、白い襟に、色柄ものの身頃を合わせたワイシャツです。色違いのコントラストが、おしゃれな雰囲気を醸し出します。
ビジネスでは定番のネイビースーツに、ブルー系やグレー系のクレリックシャツをセットアップしてみましょう。
着慣れたネイビースーツでも、一味違うスタイリッシュな空気が感じられるようになります。
靴・ベルト・鞄にブラウンを選べば、より華やかなビジュアルを楽しめるコーディネートです。
グレースーツ×白シャツ
ビジネススーツの基本の一つである『グレースーツ』に『白いワイシャツ』をチョイスして、オーソドックスながらも実直さや堅実さを存分にアピールしましょう。
靴とベルトには黒をチョイスし、全体を引き締めた印象へとまとめます。
ボーダーのニットタイを結べば、硬派な印象にカジュアルなアクセントを程良く加えることも可能です。
グレーチェックスーツ×ブルーシャツ
オーソドックスな『グレースーツ』ですが、チェック柄を選ぶことで、グッとおしゃれなテイストになります。定番のグレーにアクセントを加えたい人には打ってつけです。
ワイシャツやネクタイには、『サックスブルー』や『ネイビー』を合わせることで、爽やかさが向上します。
グレーとブルーは、洗練されたクールな印象につながる組み合わせで、若い人にも大人の世代にもおすすめのコーディネートです。
ワイシャツでワンランク上のコーデを
日常的に身に着けるものだけに、あまり意識せずワイシャツを選んでいるという人がいます。しかし、スマートな着こなしは、その人の印象を大きく向上させることにもつながります。
適切なワイシャツ選びは難しいものではなく、基本的なポイントを押さえるだけでOKです。自分に合ったワイシャツで、ワンランク上のコーディネートを実践してはいかがでしょうか。