
【スーツだと寒い】秋冬到来!暖かく着る方法を徹底解説
秋冬の朝、スーツ姿で駅まで歩いていると、冷たい風が首元や袖口から入り込んできます。通勤電車は暖かくても、オフィスに着いたらまた寒い。外回りでは一気に体温を奪われる。温度差に振り回される日々が続くでしょう。
スーツは見た目の美しさや礼儀正しさを保つ装いですが、防寒性能については心もとない面があります。しかし、ちょっとした工夫でスーツスタイルのまま暖かさを手に入れることは十分に可能です。
この記事では、インナー選びや小物使い、温度調整のテクニックを組み合わせて、秋冬の通勤を快適に乗り切るための防寒対策をご紹介します。
オーダースーツのKASHIYAMA |
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【KASHIYAMAのオーダースーツ】 ・オーダーメイドだから理想のシルエットが実現 |
インナーでしっかり防寒する方法

スーツの下に着るインナー選びは、寒さ対策の要です。見た目のシルエットを崩さずに保温性を高めるには、素材の特性を理解し、重ね着の順序を工夫することが欠かせません。ここでは、暖かさを左右する素材の選び方から、効率的な重ね着のコツまでご紹介します。
暖かいインナー素材の選び方
インナーの素材によって、体感温度は大きく変わります。メリノウール混紡のインナーは吸湿発熱性が高く蒸れにくいため、長時間着用しても快適さを保ちやすいのが魅力です。羊毛特有の柔らかな肌触りと保温力が、冷たい外気から体をしっかり守ってくれるでしょう。
ポリエステルフィルムを織り込んだ素材は汗を熱に変える効果があり、体を動かす場面でも温かさが持続します。通勤時の歩行や階段の上り下りで体が温まったとき、その熱を逃がさずキープできる点が魅力的です。
一方、綿100%は保温性が低いため、吸湿発熱素材を優先すると暖かさが持続しやすくなります。綿は肌に優しい素材ですが、秋冬の防寒を重視する場合には、機能性素材との組み合わせを検討するとバランスが取れるでしょう。
ヒートテックの特徴と上手な取り入れ方
薄手ながら発熱・保温効果を持つヒートテックは、シャツの下に着てもシルエットが崩れにくく、ビジネスシーンでも使いやすい素材です。生地が薄いため、ジャケットやシャツの下に重ねても窮屈さを感じません。
極暖タイプは外気温が低い環境でも体温を保持しやすく、早朝の通勤時や外回りが多い日に最適です。厚手の生地が空気の層を作り出し、冷気の侵入を効果的に防ぎます。
薄手タイプを重ねて着ると、見た目がすっきりしつつ保温力を高められます。薄手を2枚重ねる方法は、極暖タイプ1枚よりも調整の幅が広がり、暑さを感じたときにはサッと一枚脱ぐことも可能です。
重ね着で暖かさをキープするコツ
インナーはタイトサイズを選び、上に重ねるアイテムのシルエットを崩さないようにすることで、スマートな印象を保てます。体にぴったりとフィットするインナーは空気の層を効率的に作り、保温性を高めます。
レイヤー | アイテム | 効果 |
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1層目 | タイトサイズのインナー | 空気の層を作り保温性向上 |
2層目 | シャツ | ビジネススタイルの基本 |
3層目 | ニットベスト | 体幹を暖め、腕周りすっきり |
4層目 | ジャケット | 外の冷気を遮断 |
襟元や袖口からの冷気を防ぐには、ストールやリブ袖のインナーが効果的です。首元と手首は体温が逃げやすい箇所なので、ここをしっかりカバーすることで全身の暖かさが格段に向上します。
アウターと小物で防寒力をアップ
スーツの上に羽織るアウターや、首元・手元を守る小物類は、寒さ対策において見逃せない存在です。ここでは、スーツに合うアウターの選び方と、防寒小物の活用法をお伝えしていきます。
スーツに合うアウターの選び方
ピーコートは丈が短めでスーツのシルエットを崩しにくく、重ね着にも向くためビジネスシーンで活躍するアイテムです。ウールやポリエステル混紡の生地が風を通しにくく、ダブルブレストのデザインは胸元を二重に覆うため、冷気の侵入を抑えます。
チェスターコートはウール混紡で保温力が高く、フォーマルシーンでも上品に見えるため幅広い場面で使えます。膝上丈のシルエットがスーツの裾をきれいに隠し、襟を立てることで首元の防寒性をさらに高められるでしょう。
スカーフ・ストールで首元を暖かく
首元は体温が逃げやすい場所なので、スカーフやストールでしっかりカバーすることが大切です。
- 片側を長めに巻いて肩にかけると風の侵入を防げる
- ウールやカシミヤ素材は薄手でも保温性が高い
ウールやカシミヤ素材のストールは、薄手でありながら暖かく、首元にボリュームを持たせずにすっきりと着こなせます。カシミヤは特に軽量で肌触りも抜群です。黒やネイビー、グレーなどの落ち着いた色を選ぶと、ビジネススタイルにも馴染みやすいでしょう。
手袋や帽子で冷えをブロック
レザー手袋は風を通しにくく、ビジネススタイルにマッチするエレガントさを演出。革の表面が冷たい風を遮断し、内側の裏地が手を優しく包み込みます。黒やダークブラウンを選ぶと、スーツやコートとの相性も良好です。
ニットキャップは頭部の熱を逃がさず、オフタイムでも使えるカジュアル感が魅力です。頭から逃げる体温は全体の約30%と言われており、帽子をかぶるだけで体感温度が大きく変わります。通勤時にはシンプルなデザインのものを選びましょう。
スーツで快適に過ごす温度調整術
室内と屋外の温度差が激しい秋冬は、着脱しやすいアイテムや小物を活用することで、一日を通して快適に過ごせるようになります。ここでは、温度調整のポイントを順に見ていきましょう。
体温を逃がさない着こなしの工夫
ジャケットは上着のボタンを留めると胸元からの冷気をシャットアウトでき、保温効果が高まります。ボタンを開けたままだと、シャツとジャケットの間に隙間ができ、そこから冷たい空気が入り込みます。室内では開けて、屋外ではボタンを留めるといった使い分けをすると、柔軟な温度調整が可能です。
スーツの袖口からシャツが1cm程度出るのが理想のバランスですが、防寒目的ではあまり意味を持ちません。防寒を重視する場合は、リブ袖のインナーやアームウォーマーといった別のアイテムを活用しましょう。
屋内外の温度差に対応する工夫
薄手ウインドブレーカーをカバンに忍ばせておくと、急な寒さにも対応できます。コンパクトに折りたためるタイプなら持ち運びの負担も少ないでしょう。
オフィスでは膝掛けやUSB式足元ヒーターを活用してデスク回りを暖かくすることで、集中力を保ちやすくなります。足元が冷えると全身の体感温度も下がりやすいため、ピンポイントで温めることが効果的です。
温度調整機能付きスマートジャケットは、内蔵センサーで体感温度を自動調整してくれます。スマートフォンのアプリと連動して温度設定を変更できるタイプもあり、移動中や会議中でも快適さを保ちやすいでしょう。
動きやすさと暖かさを両立させるポイント
ストレッチウール素材のスーツは保温性と可動域を同時に確保でき、アクティブに動く場面でも窮屈さを感じにくくなります。ウールの暖かさはそのままに、伸縮性のある繊維を織り込むことで、腕を上げたりしゃがんだりする動作がスムーズです。
ライクラ混紡のインナーは汗冷えを防ぎつつ、デスクワークでも動きやすいため一日中快適に過ごせます。吸湿速乾性も高いため、通勤時に体が温まった後もべたつきにくく、サラッとした着心地が続くのが特徴です。
通気性と保温性を両立する3レイヤー構造のインナーやアウターを選ぶと、長時間の着用でもストレスを感じにくくなります。各層が役割を分担することで、暖かさを保ちながら余分な湿気を逃がし、蒸れを防いでくれるのです。
まとめ
秋冬の通勤をスーツ姿で快適に乗り切るには、インナー選びとアウター・小物の活用、そして温度調整術を組み合わせることが欠かせません。吸湿発熱素材のインナーや重ね着の工夫によって、見た目のシルエットを崩さずに暖かさを手に入れることができます。
ピーコートやチェスターコート、ストールや手袋といったアイテムを上手に取り入れれば、ビジネスシーンにふさわしい装いを保ちながら寒さ対策も万全です。室内外の温度差に対応するには、柔軟に調整できるアイテムを活用しましょう。
スーツスタイルで寒さにお悩みの方は、ぜひKASHIYAMAのオーダースーツをお試しください。体型にぴったり合ったスーツは着心地が良く、防寒対策との相性も抜群です。Instagramでも季節に応じたスーツの着こなしや、おすすめのインナー・小物情報をご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
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