【スーツの肩幅】合っているか見極める測り方!サイズ選びで印象が変わる理由も解説
スーツを着ると、なぜか野暮ったく見える。原因を胴回りや着丈に探しても見当たらず、実は肩幅が合っていなかった、という話は珍しくありません。肩はジャケットの土台にあたる部分で、数センチずれるだけで全体の見え方が変わってきます。
本記事では、肩幅が合っていないときに出る症状、自分の肩幅の測り方、試着で合っているかを確かめる手順、お直しで直せる範囲までをまとめました。
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【KASHIYAMAのオーダースーツ】 ・オーダーメイドだから理想のシルエットが実現 |
肩幅が合っていないスーツに出る症状
サイズが合っていないジャケットは、肩まわりに分かりやすい形で症状が出ます。着ている本人よりも、正面や横から見た相手のほうが先に気づく部分です。
【シワ】袖山と襟元に出る崩れ
肩幅が余っているジャケットは、袖の付け根に横方向のたるみが出ます。肩先の縫い目が自分の肩よりも外へ落ちると、支える骨がないぶん生地が垂れ、袖山にシワの輪が残ります。
逆に肩幅が足りない場合は、肩先から袖にかけて斜めのシワが走り、襟が首から浮きやすくなることも。どちらも鏡の正面からだと見落としやすく、横向きや後ろ姿で確認すると分かります。
【動きにくさ】腕を上げたときの引きつり
着た瞬間は問題なく感じても、腕を前に出した途端に背中が突っ張るケースがあります。 肩幅の数値よりも、肩とアームホールのバランスが合っていないときに起きやすい現象です。
つり革を持つ、書類を受け取る、ハンドルを握る。日常の動作で確かめておけば、購入後の後悔は減るはずです。
【シルエット】上半身だけが目立つ
肩幅が1〜2cm違うだけで、上半身の印象は別物になります。肩が張ったジャケットは体格を大きく見せる一方、胴回りとの差が開きすぎると借り物のような見え方になってしまうことも。
肩が窮屈だと、胸元のボタンまわりに引っ張られたシワが出て、全体が小さく詰まった印象になってしまいます。
自分の肩幅を測る方法
肩幅は自分では見えにくい場所にあり、測り方しだいで数値が1cm以上ぶれてしまうことも多いもの。測る条件をそろえておけば、サイズ表と照らし合わせたときに迷わなくなります。
【メジャーの当て方】背中側の肩先から肩先まで
肩幅は、背中側を通して左右の肩先を直線で結んだ長さで測ります。肩先は、腕を下ろしたときに肩の外側で少し出っ張る骨の位置が目安です。シャツ1枚の状態で、背筋を伸ばし、力を抜いた姿勢が基準になります。
メジャーは水平に当て、体の丸みへ沿わせすぎないようにしましょう。
【1人で測るとき】無理な姿勢をとらない
背中側へメジャーを回す作業は1人だと難しく、腕をひねった姿勢のまま測ると肩がすぼまって短めの数値が出ます。
どなたかに頼めるなら、正面を向いた自然な姿勢のまま測ってもらうほうが確かでしょう。 1人で行う場合は、数値を読む前に肩の力が抜けているかを確かめましょう。
【手持ちの1着から測る】平置きで採寸する
体だけを測るより、着慣れた1着を測るほうが実感に近い基準が得られます。今持っているジャケットのうち、着心地の悪くない1着を平らな場所に置いてください。
背中を上にして、左右の肩の縫い目の頂点を直線で結んだ長さが、そのジャケットの肩幅表記に近い数値です。購入時のタグが残っていれば、実測値と見比べておくと精度が上がります。
| 測り方 | 分かること | 注意点 |
|---|---|---|
| 体を直接測る | 自分の体の寸法 | 1人では数値がぶれやすい |
| 手持ちの1着を平置き | 着慣れたサイズの実測 | 型により表記の基準が異なる |
| 店頭で採寸してもらう | 体型のクセを含めた目安 | 来店の時間が必要 |
肩幅の表記と、合っているかの見極め方
サイズ表に並ぶ肩幅の数字は、体の寸法とイコールではありません。何を指した数値なのかを知っておくと、試着の判断が早くなります。
【肩幅表記】サイズ表の数字が指すもの
ジャケットのサイズ表にある肩幅は、体の寸法ではなく仕上がり寸法です。背中側の肩先から肩先までを直線で測った値であり、生地の厚みや肩まわりのゆとりを見込むため、体の寸法よりいくらか大きく設定されています。どの程度の差を持たせるかはブランドや型によって異なります。
つまり「体の肩幅が44cmだから表記も44cm」とは限らないということです。同じ数値でも、パッドの厚みや芯地の仕様が違えば着たときの見え方は変わります。
【見極め方】肩先の位置と袖山を確かめる
試着で見るべき点は、肩先の縫い目が自分の肩先と重なっているかどうかです。縫い目が肩先より外へ出ていれば大きく、内側へ食い込んでいれば小さいと判断できます。
鏡の前では、次の順で確かめると見落としが減ります。
- 正面で肩先の縫い目の位置を見る
- 横を向いて袖山にたるみが出ていないか見る
- 両腕を前で組み、背中の突っ張りを確かめる
- 腕を肩の高さまで上げ、引きつりを見る
どれも数十秒で済む確認です。ぜひ試してみてください。
【肩の作り】パッドの有無で印象が変わる
肩パッドの入ったジャケットは肩のラインが真横に張り、上半身が四角く見えます。パッドを省いた仕立ては肩がストンと落ち、柔らかく軽い雰囲気に。
なで肩の方はパッドで肩線を支えたほうが安定し、いかり肩の方はパッドの薄いほうが自然に収まりやすいでしょう。体型と好みの兼ね合いもありますので、両方を羽織って見比べてみてください。
肩幅が合わないときは?
気に入った1着の肩幅が合わなかったとき、お直しで解決できる範囲は限られます。どこまで手を入れられるかを知っておきましょう。
【お直し】直せる範囲と手間のかかる範囲
肩幅の補正は、スーツのお直しのなかでも費用と日数がかかりやすい部類に入ります。袖を一度外して肩線から組み直す作業になるため、袖丈やウエストの調整とは手間が違うのです。
詰める方向はある程度まで対応できる一方、広げる方向は縫い代の余裕しだいで、受けられないことも。対応できる範囲は店舗や仕立てによって異なります。
- 【調整しやすい】袖丈、ウエスト、着丈
- 【手間がかかる】肩幅、身幅の大きな変更
料金や納期は店舗によって幅がありますので、購入前にお確かめください。
【選び直し】肩を基準にサイズを決める
迷ったときは、肩の合う1着を選び、他の部分をお直しで詰めるほうが確実です。袖丈やウエストは比較的短い日数で直せますから、肩を優先しても仕上がりに無理が出ません。
既製品では肩が合いにくいと感じる場合、体の寸法から仕立てる方法もあります。結局、羽織れば数十秒で分かる部分です。気になる1着は、着てから決めましょう。
まとめ
肩幅の合っていないスーツは、袖山のシワ、腕の動かしにくさ、上半身のシルエットの崩れとして表に出ます。測るときは、シャツ1枚の自然な姿勢で、背中側の肩先から肩先までを直線で。
サイズ表の肩幅は仕上がり寸法であり、体の寸法とは差が出る点を覚えておいてください。 試着では、肩先の縫い目の位置と袖山のたるみ、腕を上げたときの引きつりを見れば、おおよその判断がつきます。お直しで手を入れにくい部位だからこそ、肩を基準に選んでおくのが確実でしょう。
KASHIYAMAでは、体型に合わせた採寸と肩まわりの仕様のご相談を承っています。サイズ選びでお悩みがあれば、まずはお気軽にご相談ください。
肩線の収まり方は、言葉より写真のほうが伝わる部分です。公式Instagramで肩まわりがどう見えるのかお確かめください。
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